ウィルチェアファミリーチャンネル

当ブログにご訪問ありがとうございます! 【wheelchair family channel 】ウィルチェアファミリーチャンネルです。 車椅子ユーザーでも臆せずパパママになれる社会にむけての情報をメインに発信しております。当たり前ですが、車椅子ユーザーでも家庭を持って子育てができます。 少しの工夫をみんなで共有して大きな愛のある生活を手に入れませんか?

音生さんと岡亜さん

 

 

我が家は妊娠中から別居しています。

正確には旦那さんが脊髄損傷で入院&自立支援施設に入所し続けています。

 

 

こんばんは、えりちゃんです。

 

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えりちゃんちは子どもが生まれてから家族ひとつ屋根の下で暮らしたことがありません。

一泊二日のちょっといい旅、は2度行ったことがありますが川の字で寝たはその2回のみ。

 

コロナもあって、最近は会えるのは月1回。

少し前は3ヶ月間会えなかったり。

 

時々テレビ電話はするものの、やはり触れ合うことは訳が違う。

 

 

そんなパパと子どもの関係は、今はちょっと仲いいおっちゃんと親戚の子に近いと思う。

 

 

 

 

昔りぼんで流行った赤ずきんちゃちゃをご存知ですか?

 

一世を風靡下した、かの有名なマジカルプリンセスホーリーアップ。

 

赤ずきんちゃちゃの単行本のエピソードなんですけどね。

 

りーやのお父さんお母さんは早くに亡くなってて(実際は生きてた)、毎年お墓参り行ってるんやけど、りーやは『音生(おとう)さん』と『岡亜(おかあ)さん』ていう知らない人のお墓参りに行ってると思ってた。

っていう回があるんです。

 

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まさに今子どもはそんな感じなんじゃないかな、と思ってます。

 

波羽(パパ)ていう、知ってる人。

 

2歳児に確認したわけではないから、あくまで想像やけど。

パパにとってはなかなか厳しい現実で、子どもとの関係を深めるにはこれから長い時間が必要。

 

名前の知ってる人→なんか頼りになる人→あれ?身内?→(親愛なる)パパ!

 

子育てを語るわけではないけど、パパはあなたにとって味方で、困っていると助けてあげられる存在。であることを今から感じさせていかないといけないんではないかなと思ってます。

 

 

念のためにはっておきますが、コロナ前はそれなりに交流ありましたのでよろしく見守りください。

この辺の記事。

ベビーとパパの交流《生後0ヶ月から5ヶ月》 - ウィルチェアファミリーチャンネル

 

ベビーとパパの交流《生後6ヶ月から1歳2ヶ月》 - ウィルチェアファミリーチャンネル

 

ベビーとパパの交流《1歳3ヶ月から今後》 - ウィルチェアファミリーチャンネル

 

 

筋道って難しいけど、我が家は家族と離れて自立生活訓練施設にはいって生活自立度を上げる。という選択肢を選んだことになります。

 

仮に、パパが施設入所をせず子どもとの生活を選び、自立しきれていない状態で産前もしくは産後すぐに退院してきてたらどうなっていたやろう。

 

一緒に住むことによって、子どもとの距離はたしかに今よりもぐっと、近くなっていると思う。

親愛なるパパ、かはわからんけど、少なくとも波羽(パパ)ではないと思う。

 

でも、まだその当時のパパはトイレもお風呂も自立してなかったし、体調も不安定やった。

ヘルパーさんをお願いすれば、生活できる可能性はある。

 

けど、それは自立とは程遠い。

 

そして、0歳児がいてるなかヘルパーさんが出入りしたり、パパや0歳の体調不良が起きたり、2人分の排泄処理や介助を、わたしが産後の不安定な心身で行うとしたら。

 

わたし家出するかもせん。

 

もちろんうまくこなす方もいらっしゃるだろうけど、少なくともわたしにはそのキャパはない。

新生児1人の面倒でさえうまくみれず、泣きながら抱っこしていたくらいだ。

 

 

 

パパ子の関係はまだまだ新興国で成長過程だけど、自立支援施設で訓練を行うことによって、パパは自立動作をたくさん身につけた。

ありがたいことに、脊髄損傷に精通している病院に転院でき、リハビリを受けることができた。

理解しあえる仲間もでき、自分でできることが格段に増え、見違えた。

トイレもお風呂も、環境さえ整っていれば自分でできるし、なにより自信を持てるようにもなった。

 

将来的に自分のためには、大いになる。

 

 

くらべるものがタラレバの話なので、結果どの形が家族にとって最善なのかはわからないけど、少なくとも同じ状況の方は差し出される選択肢に毎回悩みながら選び抜いているはず。

 

周りを巻き込みながら、いろんな選択肢の中で道筋を立てていけるように、そんな世の中になればいい。