外食しよう!
となったとき、なにを判断材料にお店を選びますか?
こんばんは、えりちゃんです。
あくまで今現在の我が家での場合ですが、外食をふるとき3つの思案するべきポイントがあります。
※今現在→c6の四肢麻痺車椅子ユーザーの旦那様、2歳の男児、鼻炎の私
子連れで入ることのできる飲食店か否か。
まずこの選択肢によって居酒屋などが却下される。
今はまだ串家物語も油とかハラハラさせる要因なので却下。
出来るだけ安心安全、多少子どもがガチャガチャしていても許される場所を望みます。
子ども用の椅子とか食器とか揃っていたらポイント高し。
ファミレス最強説。
まだハイハイやった時代はできれば座敷が望ましかったけど、次の項目によってその選択肢は消されていました。
(2歳になった今は座敷でなくても大丈夫。)
車椅子で入ることのできる飲食店か否か。
車椅子で座敷は入れないのでテーブルであることが必須。
テーブルの下に車椅子+足をいれないといけないので、椅子が固定されているタイプや低め高めのテーブル、脚が邪魔になるテーブルも除外される。
たまにあるねん、無事席につけたと思ったらテーブルの脚が異様な位置にあって車椅子を邪魔してくるやつ。
どうあがいても机の下に足を収めることができず、結局テーブルから遠い位置でご飯食べる…みたいなことが起きます。
このタイプのテーブルは
— こぶた𓃟 (@kobutakundayo6) 2020年11月27日
割と車椅子ユーザーの敵
テーブルに近づけないから
食べづらい pic.twitter.com/yIBXych0lR
もちろん、店の前に段差があったり通路が狭いお店は門前払い。
ある一定の規模の飲食店になるとバリアフリー法が適応されるけど、個人経営や小規模の店舗だとなかなか段差が多い、イメージ。
最後に、比較的介助が少なくて済む飲食店か否か。
たとえば、焼肉やしゃぶしゃぶ等の参加型。
焼いたりしゃぶしゃぶするのはわたししかいない。
たとえば、バイキングの自由型。
近くに店員さんがいれば旦那さんのお手伝いをしてくれることもあるけど、基本的にわたしが何往復する必要がある。
ひとつめは子どもさんのためね、なるほど。
ふたつめは車椅子ユーザーならではのハード面な要因ね、なるほど。
みっつめ、お前がダラけたいだけなんちゃうか。と思った人。
よく考えてほしい。
わたしだって人間だ。欲にまみれている。
出家をして欲を捨て、慈悲深く生きている。わけがない。
わたしが食べられなくても、みんなの笑顔がみれて、みんなのお腹がいっぱいになればわたしもしあわせ。なわけもない。
わたしだってお腹は空くし、三大欲求のひとつ、食欲が満たされないとイライラする。
ご飯を口にせず2人の介助に徹したとして、お腹いっぱいになったら子どもは動き出す。
その子どもを追いかけるのは、わたしだ。
やってられない、と愚痴のひとつやふたつ、旦那さんにぶつけたくもなる。
雰囲気が悪くなる。旦那さんも自己嫌悪に陥る可能性がある。それではいけない。
母親の心の余裕は家庭平和につながる。とかなんとか誰かが言っていたような。
なのでそういう、プラスアルファの動作が必要なところは、わたし以外にも動ける人がいてる時に行くことが世界を救う。
わざわざ3人で行くべきところではない。
あとはその時々の状況です。
主に車の乗り降り回数を減らすために家から距離の近い場所や、目的地周辺で探すことが多い。
我が家の車は移乗介助必須、旦那さんの手首への負担も大きいので頻度は少ない方がいいに決まってる。
そんないろんな難題をクリアしてくれる飲食店が、泣く子も黙る、かっぱ寿司。
・家から近い
・子どものお皿や椅子がある
・子どもが多少騒いでも気にならない程よいザワザワ感
・椅子の外れるテーブルがある
・椅子が外れないテーブル席でも、お誕生日席に座ることができる
(テーブルの下に足を収めることができる)
・各自注文可能
・レーンからとることや醤油をかけることはわたしが請け負うがそこまで負担にならない
・お魚っておいしい
・うどんや茶碗蒸し、たまごのお寿司など子どもも食べられる
・比較的子どもが自分で食べやすい
・(私たちがよく行くから?)店員さんが慣れている
かっぱ寿司さん、本当にいつもありがとうございます。
ホールの方はいつも優しく迎えてくれ、お見送りをしてくださいます。
これからも、よろしく見守りください。
よくお世話になるかっぱ寿司に焦点をあてたけど、大手のお寿司屋さん全般的に優秀な気がする。
最近は魚べいも好き。
そういえば、ふっとのりちゃんの記事を思い出した。
車椅子パパ家庭の外食どうしよう問題!のりちゃんち編 - ウィルチェアファミリーチャンネル
今再度読み直してみたら彼女もかっぱ寿司推しだった。
車椅子ユーザー2分の2がかっぱ寿司推しなら100分の100がかっぱ寿司推しじゃないだろうか(ちがう)。
ただ、好条件なあまり外食時はお寿司ばかり食べているので子どもがマグロというのはお寿司の形と思っているのが難点。
この前テレビで海を泳ぐマグロが映ったので、『あっ、まぐろだよ!』と子どもに伝えたところ、『ちがう、まぐろじゃない!』と全否定されました。
食育って難しい。
最近はテイクアウトも増えてきて、普段ハード面で行くことの出来なかった味をお家に持って帰ってこれるようになりました。
これはお店にはいることができなかった車椅子ユーザーにとって選択肢の増える革命的なことだと思っています。
行けるお店、ではなく、行きたいお店、にみんなが行けるような世界になりますように。