ウィルチェアファミリーチャンネル

当ブログにご訪問ありがとうございます! 【wheelchair family channel 】ウィルチェアファミリーチャンネルです。 車椅子ユーザーでも臆せずパパママになれる社会にむけての情報をメインに発信しております。当たり前ですが、車椅子ユーザーでも家庭を持って子育てができます。 少しの工夫をみんなで共有して大きな愛のある生活を手に入れませんか?

車椅子パパ家庭、10ヶ月ベビーと初めての旅

どうもお久しぶりののりちゃんです。

8歳と11ヶ月BOYSの2人育児もようやく慣れてきた?

いや、まだまだばったばたな毎日!

 

 

次男の10ヶ月の頃のブームはよじ登りでした。

自分の胸ほどもあるソファに登り、夫の車椅子を巧みに利用してベッドによじ登り、

ベビーウォーカーによじ登り、もう目が離せません。

 

そんな次男を連れて

先日家族で1泊2日、東京へ行ってきました。

2年ぶりの東京、

次男を連れては初めての東京、そしてお泊まりです。

 

目的は国際福祉機器展!

 

車に4人分の宿泊荷物、ベビーカーと車椅子を積み込み、

トランクははち切れそうです。

ベビーカーも車椅子もコンパクトなものを選べばよかったなと

こんな時に思います。

 

日中仕事に行っていた夫に先に助手席で休んでもらい、夜に新潟を出発。

朝方、運転交代です。

 

運転交代するにしても、1回1回車椅子を下ろして乗り移ってまた運転席に乗って

車椅子をトランクに積んで…と体力勝負(主に私の)

 

家族で出かける時は子どもたちを後部座席に2人並べて座らせるので

車椅子はトランクに入ることになります。

 

子どもを並べないにしても我が家の場合は

家族で乗ると、チャイルドシートが干渉してしまい、

夫が自力で車椅子を積むのはかなり難しくなります。

 

よってやはり、車椅子はトランクが懸命。

 

そうなると夫子の介助にまわる私は、バターになるんじゃない?

というくらい車の周りをぐるぐる回ることになり、

雨の日なんかは1人びしょ濡れとなるのでした。(この日は生憎の雨)

 

 

国際福祉機器展は

いつ来ても地下駐車場が神対応で驚きます。

 

①発券機の横に警備員が付いていて券をとってくれる

障害者手帳提示で駐車場無料券を発行してもらえる

③3台停めるスペースに2台ずつ停めるよう案内され、全区画が車椅子駐車場スペースとなる

④精算機横に警備員が付いていて、券やお金を入れてくれる(無料の場合は券のみ)

 

凄い!!

車椅子ドライバーの痒いところ全てに手が届く神対応だなと思います。

 

感心しながら歩いていたら

夫に「そこ溝あるから気をつけて」と言われた直後に溝に足を取られました。

平常運転です。

 

 

 

地下駐車場から展示場へのエレベーターは

車椅子、ベビーカー、私と長男がギリギリ乗れるサイズ。

 

今回は車椅子をメインで見ようと言っていたため、

喧嘩することなく無事に見ることが出来ました。

 

気になったのはこちら。

松永のアウトドア向けの車椅子!

まだ商品化はされてないようですが、子どもがいる身としては

車椅子で芝、砂利道、公園、砂浜、それから野山に行けるといいなと

思う場面が多いです。

 

ですが車椅子は靴のようには安くないから、

そのためだけの車椅子を買う…となると

金銭的にも保管場所的にもメンテナンス的にも

諦めざるを得ないのが現実なんだろうなと思いながら見ていました。

 

いやでもこれ、欲しいな。

 

車椅子や車椅子のアダプタ類もサブスクリプション化されないかな?

されるといいなぁ。

 

 

育児に使えそうなベルトはないかな?とみていたら

車椅子パパのポスターを発見。

お話伺うと、ポスターのパパは

車椅子にベルト(バスケ車の体の固定のようなもの)で体を固定してるというお話でした。

 

育児シーンでは時々、

車椅子から中身だけぶっ飛びますもんね。

 

抱っこ紐替わりになるベルトがないかと思いましたが

どうやらそういうようなものはないようでした。

(共に開発しませんか?涙)

 

 

次男はベビーカーと抱っこ紐で何とかいい子にしてくれましたが

長男が夫の膝で寝てしまい、

手持ちのベルトで固定したものの、

3歳の頃とは違い、8歳はもう夫の膝からはみ出さんばかり。

寝られてしまってはベルト固定しても、グラグラ揺れてしまってうまく自走できませんでした。

 

 

 

 

 

Twitterスペースチャレンジ!

 

こんにちは。

 

先日、初めてTwitterのスペースをやってみました!

のりちゃん&えりちゃんの5分間トーク

 



5分間って、とても短くてあっという間ですね。

今回は初めてのチャレンジということで告知なく行いました。

 

今後はゲリラスペースしかり、告知ありのスペースもやってみようと思います。

こんな話を聞いてみたい…!という方はコメント、DM、お待ちしておりますので是非お気軽にご連絡ください😊

 

 

また、今回はのりちゃんえりちゃんでしたが、スピーカーもウィルチェアメンバーで入れ替わります。

 

乞うご期待!

 

 

自立訓練施設入所に必要なもの

 

 

こんばんは、えりちゃんです。

 

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今日は施設入所に必要なものについてまとめます。

 

受傷をし、入院している間に主治医から自立訓練施設入所を勧められることが多いかと思います。

 

自立訓練とは、障害のある人が自立した日常生活又は社会生活ができるよう、身体機能や生活能力の向上のために必要な訓練を行います。

 

脊損で有名な訓練センターは国立障害者リハビリテーションセンターになるのでしょうか。

 

自立訓練(機能訓練/頸髄損傷等) | 国立障害者リハビリテーションセンター

 

入院と入所と、似ているようで非なるもの。

必要なものが大きく変わります。

 

受傷者本人が入院中に話が進んでいくため、入所に必要なものは家族が用意することが大半かと思います。

 

これから入所を検討されている方やその家族に届きますよう、数年前の話ではありますが思い出せる範囲で施設入所に必要だったものを書き記していきます。

※施設によって違うかと思うので参考程度にお読みください。

 

【(まさかの)大型家具】

・ベッド用テーブル

入院中は当たり前にあったあのベッド用のテーブルです。

我が家が利用した施設はテーブルがありませんでした。

退院するときは寄贈してきたので笑、運が良ければ前入所者のものが継承されるかもしれません。

ちなみに我が家が購入したテーブルは、テーブルにコンセントがついているものにしました。

 

・ハンガーラック

生活をしていく上で、自分で服を整理していく必要があります。多数の方がハンガーラックを常備して上着をかけていました。

ありがたいことに我が家は前入所者から承継しましたので購入に至りませんでしたが、重宝する一品です。

 

・カラーボックス

部屋に棚は設置されていますが、いかんせん生活をしていく空間なのでモノがおさまり切りません。

なので別途自前で棚を用意しました。

部屋は広々としているので棚を置いても十分車椅子が通れる幅も確保できます。

カラーボックスを組み立てるにはもちろん、家族の力が必要です。

 

 

・その他気になるもの

お部屋にテレビはありませんでしたので、人によっては買われているようです。

冷蔵庫は共有のものがありました。

 

【生活用品】

・洗濯セット

あくまで【自立】が目的なので入院中のように服を家族が持って帰って洗ったものを持ってきて、ということはしません。(人による?)

洗濯機や乾燥機、干す場所があるので、入所者自身で洗濯をします。

そのためハンガーや洗剤、洗濯物をいれるカゴ等一式が必要になります。

 

・お風呂セット

シャンプーリンスボディーソープ洗顔髭剃り等々、すべてひとつのカゴに入れてまとめていました。

バスタオルももちろん自前です。

お部屋には共有の洗面台があるのでそちらには歯ブラシセットを設置。

 

・服一式

入院中はパジャマだったとしてもここからは生活が始まります。

自立に向けてのカリキュラムもあります。

余裕も出てきて見出しなみも気になりだします。

 

・その他もろもろ

細々としたものですがティッシュ、ゴミ箱、ペン立て、S字フック、ファブリーズ、まくら、褥瘡予防クッションも用意しました。

 

 

どんどんとものが増えていき、加湿器やノートパソコンなども最終的に買いました。

入院、ではなくあくまで場所を提供してもらった生活をする拠点なので必要なものはどんどん増えていくようです。

 

施設で生活をしていくうちに、自身でできることは増えますし、周りの先輩入所者を真似ながら入所者自身で物を揃えるようになります。

近辺のドラッグストアに出向いたり、Amazon楽天を利用して施設に届くようお買い物をしていたり。

なので家族の手が必要なのはやはり入所が決まった時点が一番大きいのではないでしょうか。

 

 

こちらに記載したのはあくまで一例。

入所が決まる前に見学があるはずなので、そのときに施設や様子や必要なものをしっかりと確認してからご用意くださいね。

 

 

 

 

 

車椅子パパと1歳次男の過ごし方

 

 

えりちゃんにお題を出してもらいました。

のりちゃんです。

 

「半日くらいパパと子どもだけで過ごす方法は?」

 

ということで我が家の場合をご紹介します。

 

8歳長男と私の時間を意図的に作ったり、

長男の習い事や行事の送迎、私の通院のために

夫の休みの日に1歳の次男を夫に任せることがあります。

 

そんな時はソファやベッドで寝転んで高い高いをして遊んだり

リビングで積み木をしたり、YouTubeを見せて作業をしたり、

抱っこで寝かしつけたりして待っていてくれるようですが

時間のかかるトイレは、

次男に追われて苦労しているようです。

 

夫と次男の2人だけでの外出は、

自由に駆け出す次男を追えないため

まだまだ難しそうです。

 

大人しく夫の膝に座っていた長男とは違い、

次男は膝に乗るとすぐに降りて走り出すタイプです。

 

 

ただ夫が子どもを見れるからと言って

気軽に預けれるかと言うとそうでもなく

 

彼が日常的に

自分のケアで時間が取られていることを知っているから

自分時間も作ってあげたいし、

仕事で疲れてもいるだろうなと思うとつい

「連れてった方がいいよね」 

と聞いたり、

遠慮してしまいがち。

 

今も髪を切りたいと思いつつも、

かれこれ夏から美容室に行けてません。

 

自分を後回しにしがちな所を

私も何とかしなくちゃな…。

 

 

車椅子のパパがどのくらい子どもを見れるかは

日頃どのくらい主体的に子どもの面倒を見ているかに加え、

 

親側の因子、子ども側の因子、環境因子によって大きく左右されるのでは無いかなと思います。

 

親の因子としては、残存能力や体力、障害程度や部位などがありますし

子どもの因子としては性格や年齢などが挙げられます。

 

環境因子としては住宅環境や、子どものお世話グッズ、ものの位置などが家族主体になっているのか車椅子ユーザー本人主体になっているかなどです。

 

この3つの中で簡単に

変えることができるのは、環境では無いでしょうか?

 

障害のあるひとの“障害”は、

環境と本人の持つ能力との齟齬によって生まれます。

(たぶん)

 

環境により障害の程度が変わるということは

ほんの少しの環境調整で、

できることが拡がる可能性があるとも言えます。

 

ただ、父子双方の安全が第一ですので

決して無理をせず、スモールステップを重ねて

父子、両方の自信をつけていけると良いのかもしれませんね。

 

ちなみに8歳の長男と夫は、

私の出産により2人きり生活を経験済みです。

 

お互いの“できない”を補い合うことで、

もう2人きりで過ごせるようになりました。

その話はもうしましたっけ?

 

 

次男がそうなる日も、いつか来るかな?

四肢麻痺パパとカードゲームで遊ぼう!

 

お久しぶりです、えりちゃんです。

突然ですがボードゲームやカードゲームはお好きですか?

 

子どもと家でなにをしよう。というときに今の世の中はYouTubeNetflixなどテレビに頼りがちですが、たまにはカードゲームなんかもいかがでしょう。

 

4歳になった我が子は最近百人一首を使った坊主めくりにハマっています。
坊主がでるとあからさまにうなだれ、お姫様がでると踊り狂います。

 

そんなアナログなカードゲームを四肢麻痺パパとも楽しみたい!

 

四肢麻痺パパと4歳がカードゲームで遊ぶには

・4歳でも理解のできるわかりやすいルール

・つまむ、めくる行為は少なめ

この2つをクリアすることから始まります。

 

ということで今回はこちらをご紹介します。

 

 

ナンジャモンジャゲームです。

 

 

 

今はもう解散をしてしまいましたがメインハイがYouTubeにあげていたこともあり、ご存知な方も多いのではないでしょうか。

 

【大流行】ナンジャモンジャゲームで腹ちぎれるくらい笑ったWWW - YouTube

 

ヘンテコな絵のキャラクターにプレイヤーが自由に名前をつけてあげるゲームです。

次に同じキャラクターのカードがめくられたときには、最も早くその名前を思い出して呼んであげた人がカードを受け取り、得点となります。

 

ルール説明はもう終わり、とてもシンプルなので1度ゲームを始めてみると4歳児はすぐに理解をし、ハマりました。

うちの子天才かな。

 

四肢麻痺パパにとってはカードをめくるという動作が必要になるのでそこはかわりに4歳がめくっています。

こっそり自分が先に見たりというご愛嬌もありますが。

 

必要な介助はカードをめくるくらいなので、そこまで負担にもなってない…かと思います。

 

トランプのババ抜きだと何枚ものカードを手元で管理をする必要があります。

神経衰弱だと1タームごとに指定された2枚のカードをめくる介助が必要です。

すごろくだとサイコロを振る、コマを動かす動作が必要です。

 

ボードゲームはアナログな分、手を使うことが多いように感じます。

 

そんな中、ナンジャモンジャに必要な動作はつまれたカードを上から順にめくるだけ。

あとは記憶力勝負です。

 

キャラクターにおもしろい名前をつけると4歳も笑い転げて喜びますし、自然と覚える力も養われます。

 

シンプルなのに何度も何度も繰り返して遊べるナンジャモンジャ、興味のある方は是非手にとってみてください。

 

 

 

 

 

 

 

あやちゃんちの不妊治療~胚移植・妊娠・出産~

こんばんわ、あやちゃんです。

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連日不妊治療について書いていますが、いよいよ最終回!

胚移植から出産までまとめていきたいと思います。

 

胚移植

採卵後OHSSを発症したため、胚移植は2回生理が終わり3回目の生理が始まったら、胚移植の準備を進める事になりました。

 

融解胚移植の流れ

①生理が開始したら受診 

②生理4日目より女性ホルモン補充

③一週間後に受診して診察。子宮内膜の厚さを確認。女性ホルモン+黄体ホルモン補充開始(黄体ホルモン開始後、胚移植に向けて凍結胚が融解される)

④胚が発育していれば胚移植

という感じ。

 

自分の体を整えながら融解胚が発育するのを願うばかり。

移植日の朝一病院へ電話確認し、胚が無事育っていたら受診し移植の流れになるので、ここも仕事の調整が難しかったです。

 

私の場合、1回目は融解した胚の発育が止まってしまい、移植までたどり着けませんでした。

再度、生理開始後に同じ流れで自身の体を整え、融解胚の発育を待ちました。前回の事があったため、2回目は2個の凍結胚を融解する事に。

1つの胚は発育停止しましたが、もう1つの胚が発育してくれたため、移植へと進む事が出来ました。

いざ移植・・・。

内診台に上がりものの数分で胚移植は終了。

正直「え?もう終わったの?」と実感のないまま終わりました。

その日は安静に過ごし、あとは14日後の判定日を待つ、ひたすら待つ。

市販の妊娠検査薬を使ってフライングしたい気持ちを抑え、待つ。

 

妊娠判定

胚移植14日後に受診。

採血と尿検査を済ませて、結果を待ちます。

 

診察に呼ばれ、無事妊娠判定をいただいたのでした。

その後も医師から中止の指示が出るまでホルモン補充は継続。

 

 

妊娠報告後、わたしより先にたまごクラブを買っていた夫なのでした、かわいい所あるな。

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心拍確認できると、大学病院でのフォローは終了。

地元の総合病院へ紹介状を貰いました。

 

不妊治療は1つ1つをクリアしないと次の治療に進めず、期待や不安で落ち着かなかった気がします。仕事を調整してもらわなければいけない事が申し訳なくて、泣いたこともありました。それでも、快く勤務変更に応じてくれた職場の方々に感謝しています。

 

出産

私は上の子を、上位胎盤早期剥離で緊急帝王切開で出産しています。

そのため、今回の出産は予定帝王切開する事になりました。

自宅でセルフマタニティーフォト。映えない 笑

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ついでにロックポーズもキメてみる。

今思うと、ちゃんといい写真撮っとけばよかった…

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コロナ禍での出産だったため、夫は手術当日のみ病室で待機となりました。

点滴して、手術に出発するまでの時間がすごく長く感じました。

私が術後帰室する前に、助産師が撮ってくれた写真を見て泣いたらしい。

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帰室後の私は麻酔の影響で話す元気もなく、早々と夫に帰ってもらったのでした。

今思うと、ごめんよ夫 笑

 

夫が子どもを実際に抱っこできたのは退院日。

退院の手続きをしている間、抱っこしててとお願いしたら、ここでも泣いてたな。

 

 

 

不妊治療が保険適用となった今、金銭的な理由で子を諦める人が減ることを願います。

 

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夫よ、抱っこできてよかったね。

パパも娘を大切に育てていた時間があったこと、ちゃんと伝えていくからね。