ウィルチェアファミリーチャンネル

当ブログにご訪問ありがとうございます! 【wheelchair family channel 】ウィルチェアファミリーチャンネルです。 車椅子ユーザーでも臆せずパパママになれる社会にむけての情報をメインに発信しております。当たり前ですが、車椅子ユーザーでも家庭を持って子育てができます。 少しの工夫をみんなで共有して大きな愛のある生活を手に入れませんか?

2人育児はこわくない!?大切なのは情熱より○○○○!?


すーちゃんからお題をいただいたので本日は、2人育児のお話です。

子ども1人でも大変だと聞くのに、2人だとどうなっちゃうの?と思われる方も多いかと思います。

 

子どもが2人になって早2年半ですが

リソース少ないなかで何とかこんな風にしてやっています

という話を書いていこうかと思います。

 

現在長男小4、次男2歳7か月の7歳差兄弟を、車椅子の夫と核家族

頼り先のほぼない中で育てています。

 

 

今住んでいる場所は夫の地元ですが、

高校3年で事故に遭った夫は友人との距離があるのか

気軽に助け合える友だちもほとんどいません。

 

関西から来た私は

言葉の壁!文化の壁!

そして性格もあって、この地にあまり頼れる人が作れないままです。

 

ママ友作りも試み、

子連れで遊んだりランチしたりも試みましたが、

子どもの性格や性質もあり、あまり共感しあえる話題が持てず、

深い付き合いにはなれなませんでした。

 

ザ・ボッチママis私

 

そんな環境での車椅子ユーザーと雪国で核家族をやっていますが

共助が基本で成り立つ地域性もあり、公的サービスはあまり発展していません。

福祉サービスの利用も今のところありません。(これはしてくれ)

 

 

現在は夏休み中なのですが、

平常時の我が家はこんな感じです。

 

朝それぞれをそれぞれの場所に見送り、

夕方長男が帰宅すると次男を園にお迎えに行きます。

長男を習い事に送り、迎えに行き、

私が夕飯を作り、みんなで夕飯。

夫が次男に食べさせ、夫がお皿を洗い、私は次男とお風呂。

 

長男の宿題や家庭学習は夫婦分担制でそれぞれのできる分野を教えます。

国語や英語の場合は私が宿題に付き合い、算数は夫に丸投げ。

 

私が無理そうなときは、夫に次男のお風呂をお任せしますが

夫が一緒に入るのではなく、足湯バケツで次男をお風呂に入れる感じです。

 

 

 

脊髄損傷者は排泄障害があるため、多くは数日に一度だったり、1週間に一度排便日を設けるそうなのですが、

毎日うんこデーな夫なので、夜は排便に取られる時間が長く、

その後に感染予防で入浴することが多いです。

そのため、子どもとお風呂に入れる時も一緒に入ることはほぼありません。

どちらがお風呂に入れるかなどは、長男次男のご機嫌ややる気によって変わるので

臨機応変にやってます。

 

子どもの歯磨きは夫が長男の仕上げやチェックをし、次男は私です。

寝かしつけは次男のこだわりにより、「ママじゃなきゃダメ」で、

居なければ夫と寝てくれるものの、居れば私以外を受け付けてくれず困っています。

 

子どもの連絡帳やお便りの把握、予定管理に準備などは私です。

 

子どもへの声掛けは夫もやるようになりました。

 

休日は子どもたちが私にまとわりついて動けないことも多く、

お昼は夫が作る率が高いです。

 

長男がひとりっ子時代には夫は、こんなに臨機応変に動いてくれないかったので

子どもが2人になった今の方が楽になった部分もありますが、

結局他のところで大変さが増したので、トントンかなと思います。

 

 

家事についてはこんな感じです。

 

洗濯物→私

 

夫が洗濯をすることはまずありませんが、私ができなくて山になっていて

自分の手が空いていれば、2人目が生まれてからは畳むようになりました。

 

お風呂掃除→私

 

ごみ捨て→冬以外は夫

 

町内会・子ども会関連→夫

 

子どもの参観・面談→私9割・夫1割

 

子どもの受診→私7割・夫3割

  

庭の手入れ→二人とも

 

 

私も割り切るところは割り切るようになりました。

各個人がやるべきところは請け負わずに各個人にお返しするようにもなりました。

 

夫に頼れない場合はもう、機器や外に頼るしかないので

先日一番安い、拭き掃除も可能なルンバを買いました。

これで普段の掃除は丸投げですし、2歳半の次男は

掃除機くんに食べられたくないからと、床に散らばったおもちゃを

掃除機をオンにする前にかたづけるようになりました。

 

長男が幼いころは完全ワンオペでしたが、妊娠期間を経て夫も変わりました。

2人目育児はすでに道ができている分、1人目より楽に感じます。

 

・次男の入浴のやり方を夫が独自に確立できてるからこそ分担ができる

・夫が初期から育児に関わり、次男との信頼関係ができているから任せられる。

・夫が調理できる環境だから食事作りを投げれる

 

 

そんな感じでなんとか回っていますが、どちらかが体調を崩したり

イレギュラーなことが起こると途端に回らなくなります。

今朝は子どもによる食紅ぶちまけ事件が発生し、私は両手が青いまま次男を園に送りました。

帰宅してこの記事を書く前に、大掃除です。

来月夫が入院するのですが、それも今から脳内で色々段取りしていかなければなりません。

 

 

 

家庭内のことはこれまで、自分が負担を多く被ることで解決してきました。

ですが、私の場合はそれが続くとフラストレーションがたまり爆発しやすいので

フォルダ分けして考えるようになりました。

 

・私にしかできないこと

・夫もできること

・子どもの努力や成長でできること

・時間や度合いを変えることでできること

・機械によって代替できるもの

・誰かの手を借りることで解消できるもの(信頼関係が必要)

・サービスや制度によって代替できるもの

 

投げれるものは投げるし、使えるものは使い

髪を振り乱しながらも、なんとか回ればいいかなと割り切るようになりました。

 

 

 

2人目育児には良い面がたくさんありました。

 

夫に関しては

・夫が育児のノウハウを身に着けたことで、任せれるシーンが1人目の時より多い

・夫が使える育児グッズも揃って環境も整っている

・夫のできるできないが明確にわかっている

・子どもの成長の先読みがだいたいできるので環境を整えやすい

・夫婦ともに度胸がついてる

・周り(園や学校その他)も対応に慣れたり、大まかに理解してくれていたりするので話が早い

 

子どもに関していえば、

・1人目と2人目が全く違う性格なので上の子の時に見れなかった世界が見れる

・上の子が格段に成長していく

・上の子の時とはまた違うママさんやおばあちゃんたちと会える/上の子の同級生のママさんでそれほど話さなかった人とでも、下の子も同級生になったことで会話するようになる

・公園等ハードルが高かった場所も2人で遊んでくれるため安心していける

・上の子の同級生にたくさん下の子がかわいがってもらえる

・上の子のお古があるので1人目ほどお金がかからない

・常に互いに遊び相手がいる

 

 

産む前は7歳差育児なら手も掛からず楽でしょ?と思っていましたが

その辺は子どもの性質や性格にもよるかもしれません。

 

障害の有無にかかわらず子育てをする上ではリソースの多さが

困難さを解消するんじゃないかなとこのところ、ひしひしと感じております。

 

障害のある人の生きる環境が整うと、家族の困難さは解消されて行きますが、

育児も見通しがつき環境が整い夫の「できる」が増えると

妻の困難さは、けた違いに解消されるようです。

 

大切なのはリソースです。

社会全体の社会包摂による環境整備や子育て支援の充実。

そして、寛容性。

 

 

2人目が生まれてからよく思うのは、「関西に帰りたい。」

 

ベビ連れで会っても嫌な顔一つせず手を貸してくれる友人、

すぐ懐いてくれる友人のお子さん、

公園で遊ばせても言葉が同じだと見知らぬママさんでもすぐ打ち解けて話せる。

知ってる場所が同じだと通じやすい会話。

買い物に行っても知り合いのおばちゃんに「お子さん?」と声を掛けられたり。

 

圧倒的に楽!!!!!!

 

私にとってリソースの多い場所で育児がしたい。

話せる相手も息抜きできる相手も、手伝ってと気軽に言い合える相手も

よく知った公園も遊び場も、考えずとも出てくる関西弁も

食べなれた食材も勝手知ったる文化もある場所で育児がしたい。

その方がわが家にとっては育児のみならず、生活する上でのリソースが多くコスパがよかったんじゃないかと思います。

 

でももう私の場合は遅いから、

これから結婚したり将来子どもを考えている方は、

できるだけリソースが多い場所で、育児されることをお勧めします。

 

私のように、そうできない方は、

自分の使えるリソースは何か、

何に・誰にどれだけ投げれるかを考えて、周りと協力していってください。

そしてないものは、行政に掛け合って開拓していくのも

ひとつかもしれませんね。

 

では素敵な週末を!