どうも、のりちゃんです。
あまりにも急激な気温の高低差に、体調を崩しがち。
そんな日はのんびりしてもいい!
自分にそう言い聞かせます。
焦る時ほど、休息が必要な時だったりしませんか?
みなさん、休めてますか?
本日はお題をいただきました。
「子育てで大変だったこと」
についてです。
あくまでも私個人のお話です。
車椅子パパ家庭の全てで起こる問題ではありませんが
色んな方からお話を聞いていると、
どうやらわが家だけでもないようです。
今日はそんなパートナー目線での育児で困ったお話。
私たちのように躓かないよう参考になさってみてください。
パートナーの話は必要ないわという方は、また来週お会いしましょう。
👋🏻
2人目育児中の今となっては
そんなことは大した問題ではないと思うことでも、
初めての育児は
分からないことだらけで驚きの連続でした。
長男誕生時、
既に結婚して8年も経過していたため、
できあがっていた生活を変える難しさもありました。
これは1人目育児に奮闘した約10年前の話です。
○夫婦は他人。言わなきゃ伝わらない!
この問題は永遠に解決しないのかもしれませんが、
どこまでをお互いが負うべきかの線引きは
どこのご家庭でも割と難しい問題のようです。
たとえば、わが家の夫は脊髄損傷です。
脊髄損傷者のほとんどの方は排泄障害があります。
一般的には脊髄損傷者の排便回数は週に1から数回のようですが
夫は排泄への不安が強く、
朝は起きるとトイレ、仕事から帰宅してもあとはずっとトイレにいるので、
育児は基本私のワンオペでした。
タイミングが合えば子どもをお風呂に入れてもらうこともありましたが
まず、子どもの側を合わせない限り
タイミングが合いませんでした。
私は連日不妊治療にも通っていました。
時間は無いし体はつらいし、不安もストレスも山のようでした。
長男は寝ない子で12時回っても寝ない日もあり、寝かしつけが大変。
完全に夫婦のコミュニケーション不足。
ですが夫の体のことなので
何が必要かを決めるのは私ではありません。
これ、かなり夫婦関係、
親子関係が拗れることに繋がりました。
夫側はどうだったのか分かりませんが
私は実際に離婚して生きていけるか調べていた時期もありました。
この関係の拗れは、
育児する上で私には本当に大変でした。
パートナーである私が相手の体に関わることに
口を出すことはできませんが、
どこまで許容するか、その間の育児をどうするかの話し合いは早めに必要でした。
お互いに
「言わなくても分かるでしょ?!仕方なく無い?」
ではダメだったなと、反省している点です。
○情報は夫婦でとる!育児しやすさは夫婦で考える
障害のある夫に育児参加してもらうために、
色んな方の育児情報調べ
「これは使えるんじゃない?」と薦めても
当の夫は「そんなのは使えない」と一刀両断。
ならば自分に合うやり方を見つけてきて欲しいのに
「そこまでしてやらなくてよくない?」
と言われ
やってくれる代わりがいるという前提なのが不思議でならない。
という話はわりとパートナーの間では
よく聞く話ですよね。
私自身もそういう経験は多々ありますし
これは障害の有無に関わらず、
どんな夫婦でもよく起こる問題なのでは無いでしょうか?
男性の親になる実感が
お腹の中から既に命を育てている女性との間で
タイムラグが生じやすいことに加え、
障害のある人は環境や道具に、できることを左右されやすいという問題が複雑に絡み合った結果なのかもしれません。
障害があることにより、問題はより増幅し鋭利になりやすいという側面は
頭に入れておいて損は無いでしょう。
より互いへの思いやりと
先進的な育児感覚があると良いのかもしれませんね。
○周りからのプレッシャーはチャンスに変えよう
「パパはできないだろうから、ママが来ますよね?」
「パパができないんだから、ママがその分がんばらないと!」
「もちろん○○くんちはママが出ますよね~」
私はよくこんなことを言われました。
ですがこれは。環境側を変えていくチャンスです。
「そうか、私が頑張らないと周りにご迷惑おかけするわけね。」
なんて私は呑むことが多かったのですが、
「パパはできないだろうから」は相手の想像の域を超えません。
相手に合わせて自分が無理に頑張っても、
何か起こった時の全責任が
決定も実行も1人で行った自分に全て掛かってきてしまい、結局は
「ママが決めたんでしょ?」
と言われることもありました。
合理的配慮が義務化される今、
「こうしてもらえればパパもできます」
「パパができるようにこういう風にするのは可能ですか?」
をどんどん提示し、周りの環境を変えていくチャンスです。
そう働きかけることで
色んな事情の方が生きやすい社会になるのだとしたら
それは私たちに隠された強みのひとつかもしれませんね。
◯育児を大変なものにしないために
育児は1人で負うのではなく、2人で!
いや、周りを巻き込みたくさんの人の目と手で!
育児を大変なものにしないために
✔︎︎︎︎思いやりとすり合わせをこまめに!
✔︎︎︎︎自分に必要な育児情報は自分でとる
✔︎︎︎︎気持ちの伴った感謝の言葉をかける
✔︎︎︎︎状況に合わせて可能な限り生活を変える
✔︎︎︎︎合理的配慮を求めて周りを変えていこう
夫が育児参加できるような形に
合理的配慮を求めるとよかったのですが
まだ当時はそこまで社会が成熟していなかったこともあります。
でも今は違います。
流されず、周りを巻き込んで変えていきましょう!
○まとめ
私の「子育てのここが大変!」は、
だいたい全て私がうまく線引きできずに
あらゆることを丸く収めようと
呑み込んできたことにより生まれた大変さだった気がします。
2歳の次男を育てる中で
今も変わらないことももちろんあります。
NOを提示することで変わったこと、
私の提案を呑んでもらえたこともたくさんあり、
9歳になった長男が手を貸してくれる時もあります。
現在2人目育児は、
時間に追われているし、体力がない割には
メンタルは穏やかです。
時代が変わり、随分と男性が育児参加できる雰囲気ができあがってきましたが
まだ育児についてはママが主体になることが多い世の中。
できることをできる人ができる形でやることが
もっと受け入れられる社会になると
いいですね。
皆さまの育児が、
10年後20年後に振り返った時、
キラキラと輝いた思い出になりますように。
良い週末を!