こんばんは、えりちゃんです。
先日保育園へ子どものお迎えに行った時、お友達がわたしにこういいました。
『息子くんのおとうさんはくるまいすやなあ!』
急なコメントに『うん、せやで😊』と相槌しかうてませんでしたが、どんな返答がよかったのかいまだに悩んでいるのでここで頭を整理したいと思います。
そもそも子どもの発言の意図
- 『きょうは晴れてるね』レベルの他意はなくただ事実を述べただけ
- 『他のパパとはちがうけどどうして車椅子なの?』レベルの悪意のない疑問
- 『へんなの!』レベルの排他発言
正直、どんな意図が含まれていたのかは、わたしにはわかりません。
お友達の表情はにこやかだったので、事実の確認なのかなとは思っています。わたしの相槌のあと、なにか発言が続くことはなく、笑顔で去って行きました。
なので、相槌で終わらせても問題はなかったのかな?と思いつつ。
ただ、出くわす場面がないにこしたことはないですが、万に一つ〝パパが車椅子ユーザー〟であることを起因として今後悪意や排他発言を向けられた場合、どのような回答をすべきなのかある程度用意しておいたほうが自分のため、子どものため、お友達のため、なのかなとも感じました。
とっさに気の利いた言葉を発するほど頭の回転がよくないので念には念を。
なぜそう思うのか(車椅子や障害に悪意を向けるのか)を尋ねる
どこまで話ができるかはさておき、まずはなぜそのような気持ちを抱いたのかを話せたらいいなと思います。親が言っていたのか、他の人とは違うからなのか、目立っているからなのか、発言の原因を探っていかないと根本的な解決にはならないですもんね。話しても通じない可能性もありますが。
車椅子が大切な役割を担っていること、ポジティブな概念を伝える
よくある〝車椅子はメガネと同じ役割〟。子どもにはそんな感じで身の回りのものに例えて伝えてあげるといいのかもしれません。よく見えないという部分を補うメガネ。うまく歩けないという部分を補う車椅子。メガネは補助具でありながら、伊達メガネ、メガネ男子、と世の中に受け入れられポジティブに変化してきました。車椅子もメガネと同様、補助具なだけであって特別なものではありません。
穴を掘るためのスコップ、はやく移動するための自転車、〝自助具〟からは少し離れるかもしれませんがそんな例えもありなのか…な?
誰にでもなりうる現実を伝える
生まれながらに車椅子ユーザーの方もいれば、ある日病気や怪我で車椅子ユーザーになる方もいます。それはわたしも可能性があるし、読んでくださっている皆様にも可能性がありますし、誰にでもあります。その事実を気に留めていないだけ。あなたやその家族がもし車椅子ユーザーになったとき、今車椅子ユーザーに向けた言葉を同じように発することができますか?
急に悪意を向けられると対処できる自信はありません。でも前もってある程度言いたいことを言語化しておくと、頭が真っ白になった状態でも伝えられることが一部でもあるかな?と思い今回記すことにしました。もし、なにか対応できそうな言葉や伝え方があれば是非教えてください。
まだまだ車椅子ユーザーの配偶者としては初心者。これからもいろんな局面があるかと思いますが対応できる引き出しを増やしていきたいです。