ウィルチェアファミリーチャンネル

当ブログにご訪問ありがとうございます! 【wheelchair family channel 】ウィルチェアファミリーチャンネルです。 車椅子ユーザーでも臆せずパパママになれる社会にむけての情報をメインに発信しております。当たり前ですが、車椅子ユーザーでも家庭を持って子育てができます。 少しの工夫をみんなで共有して大きな愛のある生活を手に入れませんか?

難易度高め!車椅子親子、公園は大変

久しぶりにお天気のいい休日、
珍しく家族で公園へ行きました。



え?公園が珍しい?!
公園なんてタダだし一日遊べるし最高じゃん!

子どもと行かないの?
って思いません?

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はいどうものりちゃんです(またお前かw)



行きたいですよ。
子どもも公園大好きですから
連れていきたいんです。




が、車椅子ユーザー家庭にとって
家族だけで公園へ行くのは
ものすごくハードルが高い!!

公園って車椅子駐車場や車椅子トイレもあるんですが
子連れで行くにはまだまだバリアフルな場所なんです。

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そこで必然的に歩ける方の親と行くことになりがちですが
あまり2人でばかり出かけても
車椅子の方の親も、疎外感感じたり寂しさを感じたりするものです。




両親ともに車椅子だったら……?
そんな家庭の皆さんはどうしてはるんでしょうね?





久しぶりに休日に息子の好きな公園に家族で行ってきました。
白いふわふわドームのある公園です。

あれがどうにも楽しくて、
息子は1度行くと30分から1時間は戻ってきません。

満足したら勝手に戻ってくるので
私は基本待つスタイルです。


待つのが苦手な旦那はすでにこの辺からイライラし始めるんですが、
息子が次の遊具に移ったとて、
公園内は車椅子での走行は厳しいのです。

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①段差・砂・砂利・木の根っこ!公園内は介助がないと進めない場所が多い

②子どもは目に入ったものに最短距離で一目散!!車椅子はついていけない

③子どもと車椅子、どちらにも付添が必要になってしまうため、私1人だとどちらもを見れない

④子どもをトイレに連れていくにも舗装されたアプローチは遠回りな距離ばかり

⑤遊具の近くは安全対策で砂や砂利が敷いてあって遊具に近寄れない

結局、旦那は先に車に戻り
察した息子が慌てて遊ぶのをやめて走ってきます。

もっと遊びたかったろうに。

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もう少し車椅子で遊具までいけるアプローチが増えるといいな。




じゃ、そんな無茶して公園なんか行ってないで
車椅子でいけるところに行けばいいじゃないって?

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そうですね。
ですが車椅子ではない息子を、車椅子の生活にばかり合わさせていくのも
なんか違う
なって思うんです。

「パパが行けないから君は公園には行けません。」

そう言われたら、彼はパパが車椅子であることをどう思うでしょう?




親が車椅子だろうが色んな経験を子どもに与えたい
と思うのは贅沢なことなのでしょうか?



旦那の、「父親らしいことをしたい」気持ちも
「バリアを感じて切ない」気持ちもわかるんですが

私も黒子ではありません。
専属介助者でもありません。

できないこと・難しいことで当たられたり、イライラされると
素直に楽しめないし、子どもを急かしてしまったり
「パパ待ってるから終わろう」と言いがちになってしまいます。


息子には、「ああ楽しかった」を提供したいのに
とても残念な気持ちになるのです。



家庭は社会以上に多様性がせめぎ合う場所。
1番小さな、1番身近な共生社会。


本当に多様なものたちが共生していくって難しい!
その一番小さく一番密度の濃い単位が家族なのかな。
そんなことを思うのです。


インスタにこのことを投稿したら、
「旦那さんももう少し頑張りなさいよ」的なリプが来ました。

はて?旦那だけが変われば、旦那だけが我慢すればこの問題は解決するの?


車椅子親の親子が公園を楽しむためには
あなたは何が必要だと思いますか?


私は、こう思います。


ハードが変わること、
人の認識が変わること、
そして当事者の意識が変わることが必要
なんじゃないかなって。


私の感じたこの困難さ、コレ、社会問題です。
ってね。