ウィルチェアファミリーチャンネル

当ブログにご訪問ありがとうございます! 【wheelchair family channel 】ウィルチェアファミリーチャンネルです。 車椅子ユーザーでも臆せずパパママになれる社会にむけての情報をメインに発信しております。当たり前ですが、車椅子ユーザーでも家庭を持って子育てができます。 少しの工夫をみんなで共有して大きな愛のある生活を手に入れませんか?

車椅子パパと子ども、初めての2人旅

リアルが割とバタバタしてます。どうものりちゃんです。

 

 

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ちょっと前の話です。

旦那から「休みの日にここに行きたい!」と提案がありましたが、

どうも気乗りしなかった私。

(理由はいろいろありましたが割愛します。)

 

「どうする?やめとく?嫌ならいいんだよ」と言いながらも

私が何度「ちょっと行きたくないかなぁ」と言っても、

「でさ、どうする?やめとく?嫌ならいいんだけどさ」

 

って旦那、私の話は端から聞いていません。

 

 

いつもなら折れるんですが、

最近は自分の人生の時間や自分の選択も大切にしようと思うようになった私。 

 

折れない旦那が息子に「ここ行きたい」と言っていたので

けしかけてみました。

 

たまには2人で出かけてみれば?2人でおでかけって、

 釣りかスーパーか水族館に1回行ったくらいでしょ?」

 

いつもなら不安がる息子がOKしたので

旦那は不安そうでしたが、腹を括り

車椅子と6歳の2人で出かけることになりました。

 

 

しかも車泊…。

しょっぱなからハードル上げていくスタイル!!?

 

 

そうと決まれば準備です。

準備は手伝いますが、旦那の荷物は自分で支度してもらいました。

 

車泊すると言っても、

車のシートをフルフラットにする作業は旦那にはできません。

 

息子と力を合わせればできないこともないけれど、

まだまだ非力な6歳を消耗させるわけにもいかず、行く前に寝床を作る作業は私がしました。

 

後部座席をフラットにしてエアマットを敷き、寝袋と毛布を放り込み、

荷物もすぐ使うものは上、予備はシートの下へと分けて入れ

ジュニアシートもハイバックのものだと、寝る際に車椅子が助手席に入らなくなるので

座シートのみのタイプと交換です。

 

 

そうやって夜出発でハラハラドキドキ2人旅を決行した2人ですが

残された私も気が気じゃありませんでした。

 

「よっしゃーー!!!初めての長期おひとり様時間!!!」

 

と思うと同時に、

何かあったら駆けつけなきゃいけないなという思いもあり

用意したビールが飲めないじゃありませんか。

 

どこに出かけようか!映画でもみようか!

と思っても、電話来ても取れないと困るしなと思うと

結局、子どもの服と旦那に頼まれたものを買いにGUにちょろっと行っただけで

どこにも行けませんw

 

 

「今から寝ます」とLINEが来た途端に勢いよくビールを開けたのは内緒。

 

 

翌晩、「あー楽しかったね」と無事帰宅した2人。

息子が後でこっそり教えてくれました。

 

「ママがいなくてちょっと不安だった。

 だってママがいないとどうにもならない状況だったんだ。

 何とかなったけど。パパ、ベッド(後部座席)に移れなかったんだよ。

 どうしようかと思った。」

 

息子は息子なりにどうしようと思ったり、自分が何とかしなきゃと考えたり、

わがまま言わないでいい子にしなきゃと、気を張っていたようです。

 

にしても、子どもにまでケアラー認定されている私…。

 

パパはケアされて当然の存在と思ってる息子…。

この彼の思い込みは、今後断ち切っていきたいところです。

  

 

なんとか無事に安全に、感染対策もしながら

短い2人旅を終えた車椅子パパと息子なのでした。

 

コロナ明けたら、もっと遠くまで羽ばたいておいでーっ 

 

この成功体験は2人の大きな自信になったのではないでしょうか?