梅雨…ですね。
え?7月?うそでしょ?
私まだ体感は4月くらいなんですが、もう7月?!
え???
先日、えりちゃんと話していて車椅子パパと子どものトイレ事情の話になりました。
以前にもお話しかもしれませんが、トイレと車椅子ユーザーは切っても切れない関係。
特に排泄障害のある脊髄損傷者にとってはトイレは生活の多くを占めています。
体に麻痺があると当然麻痺部位は働きが緩徐になります。
脊髄損傷の場合は歩けないだけじゃなく、排泄機能にも障害が出ることが多く、
みなさんトイレには苦労されます。
寧ろ、歩けないことより排泄障害が大変と仰る方もいるほどです。
特に大の方は大変で
人によりますが、毎日1時間程度ずつの人もいれば
週に1回決まった曜日に半日かけてトイレにこもるという方も多いのです。
うちの場合は毎日朝夕1時間ずつトイレにこもります。
尿意も便意もわからないというのは、なかなか大変なものなのです。
その間に家族がトイレに行きたくなってもそう簡単に替われません。
そんな理由で、わが家にはトイレが2つあります。
1つは車椅子使用で広さ3畳、
補高便座になっていて、手すりと背もたれがついたトイレです。
なんとテレビとエアコン完備の、まるで一部屋というようなトイレです。
長時間そこで過ごすので、そういう仕様にされてるという話はうち以外にもよく聞きます。
もう1つは1畳程度のごく普通のトイレ。
車椅子は入り口まではいけるけど、中に入るのは厳しい幅です。
普段私と息子は普通のトイレを使います。
今でこそ排泄が自立した息子ですが、トイレトレーニングの最中や介助が必要だった時期はなかなか大変でした。
息子のトイトレが始まったのは1歳頃のことでした。
私がいるときは私が対応すれば済んだのですが、問題はパパと2人きりの時でした。
子「ちっこー!行くのー!」
♿「オムツでしていいよ」
子「やだーっ」
うちの車椅子トイレは補高便座になっていて、普通のトイレより高さがあり
2歳3歳の息子が自力で座るのは難しかったのです。
それにまだお尻が小さくて、便座上で支えていないとお尻が落ちてしまいます。
抱きかかえれればなんのことないけど、
バランスボールの上に座っているような感覚で車椅子に座っている旦那にとって
車椅子から両手を離して子どもを抱き上げたり、子どもの体重を支えるというのは難しいことでしたし、
やわらか便座という便座を使用しているため、そこに子ども便座を乗せるのも難しかったのです。
何度か繰り返すうち、息子が自分で踏み台を持って来たり
パパの膝によじ登ってから便座に移ったりと試行錯誤を繰り返したり。
息子が1人で普通のトイレに行き、間に合わずにおもらしして
パパを呼んだもののパパもトイレに入れないから片付けられず、
汚れた息子のみお風呂に連れて行きシャワーさせて、トイレは大洪水のままという時も幾度なくありました。
それを運が悪ければ犬が荒らし…なんてこともありました。
1人でトイレに行けるようになっても5歳になるまでトイレ後に
「お尻拭いて♪」と走ってきた息子のお尻を
パパは車椅子トイレにペーパーを取りに行き、車椅子トイレで流すので
普通のトイレに息子のブツがそのまんまということも多々ありました。
車椅子パパと息子のトイレ事情は
外出時もなかなか大変だったのですが、その話はまた今度!
これからおうちを建てられる方は、
どのトイレも車椅子で入れる広さがとれると何かと便利ですよきっと。
(トイレにそんなに広さを取るのはもったいない気もするけれど)