ウィルチェアファミリーチャンネル

当ブログにご訪問ありがとうございます! 【wheelchair family channel 】ウィルチェアファミリーチャンネルです。 車椅子ユーザーでも臆せずパパママになれる社会にむけての情報をメインに発信しております。当たり前ですが、車椅子ユーザーでも家庭を持って子育てができます。 少しの工夫をみんなで共有して大きな愛のある生活を手に入れませんか?

誰だって“できる”がいい

次男の離乳食がはじまり、バッタバタののりちゃんです。


7歳差育児の大変なとこは
小学生の習い事の送迎や学校行事に
赤ちゃんを合わせなきゃいけないこと。

おかげで次男は規則正しく、
7時には目が覚め、20時には眠くなるようですが
気持ちよく眠っていても、授乳の途中でも
送迎に駆り出されて
赤ちゃんも大変だろうなと思うのです。

寝返りや、ずり這い
ゴロゴロと移動するようになった次男。
もうベッドやソファに寝かせられなくなり
床生活に移行。

車椅子の夫との距離が少々遠くなりました。

お座りができるようになれば
外出時に夫に抱っこしてもらうこともできるようになるでしょうから
それまでは1日1だっこで父子のふれあいをしてもらえるよう
心掛けて行きたいと思います。




我が家の離乳食生活も3週間目を迎え、
タンパク質がはじまりました。


離乳食の椅子もなかなか汚れてきて
「どうやって洗うのよこれ…」とブツブツ言いながら
解体作業をしていた今朝。

固いボタンを外して、パイプのポッチを押しながら回して
力を入れてパイプから布を引き剥がして…

ふと思うのです。

これを上肢に困難さ、不器用さを抱える親はできるのかな?と。
発達障害で体の使い方が不器用な私にはなかなかストレスのかかる作業でした。

洗って乾いたらまたはめるのか…と思うとちょっと億劫です。
できれば夫にお願いしたいのがホンネ。

離乳食に納豆をはじめたら、
頻繁に洗いたいのだけれど
解体に慣れるまでは、洗える自信があまりありません。

手入れしやすい育児用品を選ぼう


ベビーチェアで離乳食を食べさせるためには
座らせるための一連の動作が付帯します。

赤ちゃんを抱き上げる→赤ちゃんを椅子に入れる→固定ベルトをしめる→エプロンをつける→離乳食を用意する→離乳食を食べさせる→エプロンを外す→汚れた手や口を拭く→床やテーブルを拭く→椅子を拭く→赤ちゃんのベルトをとる→赤ちゃんを椅子から抱き上げる→安全な場所に移動させる→念入りに顔や手を拭く→必要なら着替えさせる→テーブルや床を片付ける→椅子を拭き、必要なら解体して洗う


赤ちゃんに離乳食を食べさせるためには
養育者はこれだけのことをする必要があります。

つまり、食べさせるという行為だけでなく
そこには手入れや後片付けも必ず付帯するのです。
手入れも含めて、生活であり育児です。


ですから、育児用品を選ぶ際には
障害や困難がある場合は特に
手入れのしやすさは大切なのではないかなと感じます。

しかしながら、簡単に外れやすいものを選ぶと
赤ちゃんや子どもにも容易に外せてしまうことがあるため注意が必要です。

赤ちゃんも障害のある人も
困難さを抱えていて
動作に不便があるという視点で見れば似ています。

障害のある人に使いやすいものは
赤ちゃんにも突破しやすいかもしれません。


離乳食を食べさせるというと
離乳食を作って、口に運ぶことだけを想像しがちですが

赤ちゃんは
大人の予想を遥かに上回る散らかしっぷりを見せてくれます。
(個体差あり)


後片付けや手入れも含めて育児です。
見た目で選ぶと、買い直す必要性や後悔することもあるかもしれません。


尚、長男の時はイスタイプになってるものをお古でいただき使っていました。
汚れたら外で丸洗いしていましたが、
それはそれで手入れのしやすさと運ぶ労力とがあり
楽なような、大変なようなでした。


ビーフードを取り入れて時短

長男の時に比べ、
離乳食でベビーフードを使うことに対する社会の目が変わってきたと感じます。
「実は言い出しにくかったけど、お粥は全てベビーフード使ってます。」
という声も周りでちらほら聞くようになってきました。

離乳食作りは食べさせるの同様にとても手を取られます。
初めのうちは全てブレンダーやすり鉢ですり潰さなければならないし
上肢障害のある方は手作り離乳食にハードルを感じることも多いかもしれません。

障害があるととにかく日常の生活に時間をとられます。
障害があると時間が無い!ほんとに無い!
(これには障害の種別は問わないのでは無いでしょうか?)

長男の頃には手作りしない親はダメだよね?とまだ私自身がベビーフードに抵抗を感じてしまっていましたが
次男の育児には手作り+ベビーフードと組み合わせて
時短することに罪悪感を持つ必要性を感じなくなりました。

離乳食は水分が多く、この時期は腐敗しやすいも
ビーフードは子どもにとっても衛生的で月齢にあった味付けや形状のものを提供され、
良い面もあるなと最近は考えています。


離乳食フィーダー

最近は離乳食フィーダーというものがあり、
離乳食が散らかりにくいとのことなので
そういうものを利用するのも手です。

ただ、赤ちゃんによって合う合わないがあることと
離乳食をセットする際に指でツマミをパチッとしなければならないため
離乳食のセットは障害の程度によっては誰かに
お願いする必要があるかもしれません。


うちの子は振り回したり押し付けたりするため
かなり散らかります。
離乳食のセットも私にはなかなかイライラする作業です。
スプーンタイプもあるようなので、そういうものならまた違うかもしれませんね。


育児にもサポートを!


育児グッズのデザインも
誰もがより手入れしやすく、使いやすく
ユニバーサルデザインをどんどん取り入れていってほしいというのが私の願いです。

そしてユニバーサルデザインでは包括しきれない、専門的なものや専門的な動作獲得が必要な層には
理学療法士作業療法士さんのサポートが入る仕組みも
困難さを抱える人たちの育児支援として
存在して欲しいなと思うのです。



赤ちゃんの手の届かないところは
車椅子ユーザーの手も届かないところになってしまうし
赤ちゃんが行けないようにしようとすると
車椅子ユーザーの行動を阻むことにつながったりもしますから
赤ちゃんに突破できず、障害や困難のある人には使いやすいというのはなかなか難しいなとは思いますが。

全ての人に“育児できる”環境(道具も含め)であってほしいと思うのでした。



こうして書いてるうちにも
何度も次男が画面を弄り、下書き保存してないまま消えてしまったり
片腕の中で眠くなって大暴れで
何を書いているのかだんだんわからなくなってきました。
本日もバッタバタです(笑)
ではまた。