ウィルチェアファミリーチャンネル

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息子の卒園時に、保育園に入れた時の心境を振り返る。

椅子ママのみっちゃんです。
先日、息子が幼児園に入学しました。

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上の二人と違って、息子は小さい頃から
ベビーホーム(0〜3歳までの保育園)に通ってました。
 
それはなぜかというと、
私が大変だったからに他なりません。
 
 
その頃は仕事はしていませんでした。
それでも、
保育園に頼らざるを得ないくらい、
私は育児に疲弊していました。
 
あまり言ってこなかったですが、
3人育児の3人目が私にとってはいちばん大変と感じていました。
 
3人目にもなれば慣れて、平気の楽ちんになる?
 
いや、そんなことはありません。
子一人一人性格も違うしタイプも違うから、
それぞれに山あり谷ありです。
 
そんな中でも3回目の妊娠出産は自分の体調の変化が大きく、
妊娠中は手根管症候群に悩まされたり、
出産してからもすぐ腎盂腎炎に罹って入院する羽目になったり、
しばらくしてもずーっと腰が痛くて整形外科に通院したりと、
体のガタをひしひしと感じていました。
 
産後は免疫力が低下するし、
骨盤が歪んだから痛むのは仕方ないと言えばそれまでなのですが、
今までに経験したことのないくらい
自分の体が衰えたと身に染みて感じたんです。
 
それに加えて、なかなか寝ない我が子。
不眠の私。
家事育児に自分のお世話。
 
 
夫も義父も実家の母も、
子供たちもヘルパーさん達も手伝ってくれますが、
夜がどうしても辛かった!!
ろくに眠れない夜が数ヶ月続いた。
精神的に不安定になってしまい、これはいかんと保育園に入れました。
 
保育園は、
幸いにもスムーズに入ることができました。
 
でも、最初は子どもを入園させることに罪悪感がありました。
 
仕事もしてないのに、子どもを保育園に預けている。
もっと私が頑張れば家でお世話できるかもしれないのに。
私が保育園に入れた一枠のために、
仕事を諦めたり犠牲になった人がいるかもしれない。
夫も、子どもが可哀想だと言うこともあった。
 
やっぱり私が悪いのかもしれない。
 
こんなことをぐるぐると考えては、自己嫌悪していた時期がありました。
 
 
やがて体が回復して、幸いにも仕事にありつけて、
在宅勤務しながら保育園に子どもを預けるという
理想的な環境に身を置くことができ、
やっと以前の自己嫌悪から抜け出せました。
 
今考えると、私は頼るべきところにちゃんと頼った。
それだけだったのです。
 
私が死ぬ気で頑張って頑張って、
得られるものもあったかもしれませんが、
(無理ができるようになるとか、自信がつくとか。。)
同時に失う可能性もありました。
 
心のバランスを崩して、子どもに当たってたかもしれない。
体調を崩して、まともにご飯も作れずに育児できなかったかも・・
 
そんな状況を避けられたのだから、
私は私の選択を責めなくても良かった。
 
子供のお世話に手を焼いているママも、
これからママになりたい人も、
障害が理由で甘えているとか、
できないことを人に押し付けているとか、
あんまり考えすぎないでください。
自分が子どもに愛情をかけられる環境を整えるのは
ママ自身だけれど、
一人でどうにかしようなんてムリなんです。
 
3年間保育園に通ってくれた息子には感謝しています。
登園を嫌がることもあったけれど、
最後のほうはお友達とお手紙交換をしたりして楽しんでいたし、
女の子にもハグされるくらい打ち解けてた。笑。
先生にも大きな声であいさつをして、
自分から話しかけられるようになってた。
シャイボーイと言われてた子が。
 
 
なので、たくさんの人に愛情をかけてもらえて
のびのび育ってくれたから、保育園に通わせて良かったです。
色々な体験をさせてもらえて、家族以外の人たちとも心通わせることで、
息子はぐっと成長したと思います。

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新しい幼児園でも、新しい仲間と楽しく過ごして欲しいと思います。
今のところ、泣きながら登園していますが。
バス停からの引き渡しは、しばらくすったもんだになりそうです。