「子ども向けに車椅子ユーザーをテーマにした絵本を作りたいね。」
そんなのりちゃんの提案をノリノリで聞いていた私ことみっちゃんですが、絵本の出版の方法はぶっちゃけ何もわかりません。
(絵本も自費出版できるのかな、費用はどのくらいかかるかな。うーむ。ネットで調べてもあんまりイメージが湧かない。)
そこで思い出したのが、又野亜希子さんの絵本。
「ちいさなおばけちゃんとくるまいすのななちゃん」です。
お話しする中で、絵本を出版された経緯や、テレビで取材を受けていた頃のお話など、興味深いお話を聞くことができました。
驚いたことに、亜希子さんが育児中に使っていた手作りベビーベッドが、今でも他の車椅子ママさんに受け継がれて使われているとのこと!
亜希子さんのもとで役目を果たしたあとも、他の方へと受け継がれている手作りベビーベッドは、これから出産育児をされる車椅子家族にとって良いお手本になるのではないでしょうか。
また、車椅子家族におけるジェンダー問題など、深い話もしました。当事者意識について、家族全体の意識を変える必要性をのりちゃんが熱を込めて語ってくれました。
現在は、子育てサロンのアドバイザーも手掛けていらっしゃる亜希子さん。
車椅子であることに最初は皆さん戸惑うようですが、慣れると「絵本を読んで」「車椅子を貸して乗らせて」(貸せません。笑)など、子ども達に向き合っているそうです。
元々幼稚園や保育園の先生をしていた経験と、車椅子ママならではの持ち味を活かして活動されています。
車椅子である自身の「存在に意味がある」とおっしゃっていたのが印象的でした。
最近の家庭科の教科書には、実際に働いているプロの声が取り上げられていて、テレビやネットで目にしたことがある方も載っていたりします。
そんな家庭科の教科書に来年度、亜希子さんのコラムが掲載されるとのこと。娘の家庭科の教科書に載っているといいな〜!
又野亜希子さんの自伝はこちら
日本図書館協会選定図書にもなっています。すごい。