ウィルチェアファミリーチャンネル

当ブログにご訪問ありがとうございます! 【wheelchair family channel 】ウィルチェアファミリーチャンネルです。 車椅子ユーザーでも臆せずパパママになれる社会にむけての情報をメインに発信しております。当たり前ですが、車椅子ユーザーでも家庭を持って子育てができます。 少しの工夫をみんなで共有して大きな愛のある生活を手に入れませんか?

新型コロナと車椅子親家庭

3月11日、新型コロナウイルスに対しWHOがパンデミックを宣言しました。

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全校休校要請から約2週間が経ち、
缶詰めになっている子ども達や親たちにもストレスが溜まっていることでしょう。
私の元にも都会に住む親戚たちからの悲鳴が聞こえはじめています。

幸いなことに私たちメンバーの生活はなんとか保たれていますが
窮地に立たされている方がおられるのは、想像に難くありません。


障害があるがゆえの問題


・ケア用品の欠如(消毒液の欠如や一部地域での紙おむつやパッドが手に入らなくなる)
・子どもを連れて車椅子でドラッグストアの列に並ぶことは困難
・車椅子だと量を運べないから爆買いはしようと思ってもできない



デマやそうでないものも含めた様々な理由で次々と店頭から物品が消える中で、
私が最も不安になったのはディスポ手袋の欠品や消毒液・大人用おむつの欠品でした。


Twitterを見ていると、滅菌ガーゼを日常的に使用する必要のある人が
滅菌ガーゼの欠品を嘆いておられるのを見かけました。


ないと困る程度ならまだ何とでもなりますが、
障害があると、その物品がないと死に直結するという状況も大いにあり得るということです。

先のわからない状況で衛生用品が目の前から消えていく状況は、
大げさではなく死へのカウントダウンでもあり恐怖でした。


たとえコロナで死ななくても、二次的に起こった物流の滞りや買い占め等により命を失う可能性があるのです。
そしてこれは今回のコロナに限らず、災害時にも言えることなのです。







障害のある親ゆえの問題

全校休校要請により24時間自宅に缶詰めで子どもたちを見なくてはいけない状況が
日本中のあちこちで突然、何の準備もないまま始まりました。
パワー有り余る子どもたちを生活リズムを崩さず、勉強もさせ、飽きさせず、外にも出さず、3食の食事も作り、
仕事をしている人は仕事と調整しながら、見なければなりません。

これ、障害のない親であってもかなりの負担です。


障害がある親の場合、特に子どもが小さければ小さいほど「いつもの場所に行ってくれない」という状況は
非常に困難な状況を生むことになります。

必要な体のケアに回す時間が取れず、体を休める時間も取れません。
障害状態によっては、誰かのサポートがなければ子どもの生活すら見ることが困難な場合もあるのです。


学童等もありますが、今回「就労」がキーワードになったように感じました。
それに、いくら自分が体調不良でも家で見れなくても
子どもを、コロナ騒動で異様な状況となっていると耳にする学童に送り出すことには
葛藤を覚える親がたくさんいるのではないかと思います。


就労以外は自粛と括られると、必要なのに利用できない・我慢してしまう状況の親が出てきてしまうのです。



今回のコロナ騒動では核家族で受け皿がない家庭がより窮地に立たされる状況を生んだのではと感じます。



保育園の新型コロナ対応は?

息子の通う保育園(私立な為独自)の対応は以下の通りでした。

①園への保護者・外部の人の立ち入り禁止
②園児・職員は毎朝検温
③保護者や外部の人が入る行事の全中止
④園内での習い事の3月中休止
⑤卒園式は規模縮小し時間差でクラスごとの開催

上記の発表があった後、
市の公立園の新型コロナ対策指針が出されたようで後日アプリで連絡が追加されました。

それによると、市の公立園は
育休中や自宅に保護者がいる場合(就労以外の場合)は登園自粛との発表
が出されたようです。

それに倣い息子の園が補足として発表したのが
「(公立園がそういう発表をしているので)
登園を自粛したい方は保育園に申し出てください」
でした。


これ、障害親にとっては神対応なんです。


何がありがたいかというと
公立園の発表では疾病障害の親は子どもを預けれません。

もし預けられたとしても申し訳ない気持ちに駆られ心苦しく、無理して自粛する方も多いでしょう。
ですが息子の園の発表の仕方だと自粛するかどうかを選択出来るのです。


家にいるから保育できるかというと、それは人それぞれ。
本当に個々の細かい家庭の事情によるのです。


世の中の状況は十分理解できます。
ですが、しわ寄せがいつも弱者であっていいのでしょうか?

【選択出来る】全ての園がそうであって欲しいし、
学童や保育園だけが受け皿であっていいのか?という疑問も少なからず湧くのでした。




これからは何が起こるかわからない時代!
障害があっても自分の身は自分で守るしかない。
個々人はそう。

けれど社会には、政治には、周りを見渡す心の広さも持ってほしい。
そう願わずにはいられないのでした。




障害を持つ親の皆さん、どうかどうか命を失うことのないよう
日頃からの備えを!!

そして、日頃から孤立することのないよう
いつでもサポートしてもらえる環境づくりを!





あとね、最後に
子ども見ながら仕事してるパパさんママさんも多くおられるようだけど、絶対無理よ?!
子どもがいたら、ブログさえ書けないんだから!!

もうね、PCなんて全く見てられませんっ。

「ママみて!ママ!ねぇママ!」
5分おきに言ってきますからね(真顔)


世の全てのお父さん、お母さん、本当にお疲れ様です。



早く日常が戻りますように。