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車椅子親家庭の保育園選び

こんにちは。

コロナコロナで疲れてきた皆さん、大丈夫ですか?

 

えりちゃん・みっちゃんおの保育園選びの話、

個人的にとても興味深いお話でした ↓↓

 

wheelchairfamily.hatenablog.com

wheelchairfamily.hatenablog.com

 

 

うちの場合はどうだったかなーって考えたてたら、、、

あれ?これどこかに書いた気せん??

 

やっぱりね!!!

 

ワードで下書きしたまま忘れてました。

もう、そんなんばっかりよ。

 

どうも、のりちゃんです。

ではうちはこうだったよってことを書いてみますね。

 

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疾病理由で保育園!?保育園入園が決まったわけ

 

 

息子は私の障害疾病理由で保育園に入園しました。

 

 

家庭で保育できない理由は人それぞれ

仕事も疾病もその理由の1つに過ぎない

 

保育園という場所は、働くママが子どもを預ける場所である

という固定概念が蔓延っていますが、

実は保育園は一定の理由があり、

家庭での保育が難しい場合に子どもを預ける施設です。

 

働くママ以外が子どもを預けれることを知らない人もたくさんいます。

そのために肩身の狭い思いをすることもありますが、正当な入園理由です。

 

 

 

保育園入園の話は生まれた直後からありましたが

自分で育てたい気持ちが強かったため、まだ先でいいよと思っていました。

 

 

 

ですが完全ワンオペ、障害も疾患のある私によるダブルケア、

脊髄損傷の旦那は頼れない上、いつ突然寝込むかわかりません。

 

 

妊娠中から関わってもらっていた保健師さんから

 

「このまま頑張り続けてあなたが倒れたらどうなるの?

 ママが休む時間を持つことが息子くんのためになるよ」

 

そう言われたのは1歳になったばかりの頃でした。

 

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1歳を過ぎた息子はおとなしくてびっくりするほど聞き分けがいい反面、

こだわりも強く、何をするにも一筋縄ではいかない子でした。

 

1度興味を持つと、気が済むまで永遠に続ける。

何でも初めに違う選択肢があることを提示しておかないと、

必ず最初と同じ通りにしなければ気が済まなくなる。

 

そして寝ない。とにかく寝ない。ほんとに寝ない!

 

 

可愛くて可愛くて一緒に居ることが楽しい反面、

振り回され続けることに疲れてきていました。

 

私が疲れ始めていることを、保健師さんは見逃しませんでした。

 

 

でもまだ1歳…。おっぱい離れしたばかり。

自分が至らない母親だから、保育園に入らなければならないなんて…

そう思ってしまっていました。

 

 

保育園どうしよう??

 

保健師さんにそう言われ、私はしんどい気持ちと、

まだ一緒に居たい気持ちと保育園ってどんなところ?という未知なる不安でいっぱい。

 

旦那は当初入園には反対でした。

(3歳神話的なアレ)

 

悩むうちにも保育園の書類提出月になり、各保育園が見学会をはじめ、

私も判断つかぬまま各園の見学に足を運ぶことになりました。

 

 

 

できれば近さではなく、バリアフリー

息子のためにはできるだけ自由でのびのびできる園がいいと思っていました。

 

旦那はバリアフリーを求める必要はないと言いましたが

入園させるとなると、旦那が1人で子どもをお迎えに行けることは私の中では必須項目でした。

 

親は2人しかいない。

 

私だって倒れるかもしれない、死ぬかもしれない。

いつ旦那がお迎えに行かなければならない状況が生まれるかは

わからないのです。

 

この点を譲らなかったのは結果としてよかったです。

 

 

保育園選び

保育園未経験の私には保育園というものがよくわかりませんでしたが

見に行ってみるといろんな園がありました。

 

施設も新しくバリアフリーなのに、先生が自分の都合で子どもたちを叱り飛ばしているのを見てしまい、ここは無理だと思った園。

子どもも慣れていて私も凄く気に入っているけれど

自宅から遠く、冬を考えると諦めざるを得なかった園。

 

保育方針がとても素敵な良い園なのにフルバリアで、

ダメもとで旦那が車椅子であることを相談すると、

園長先生が得意げに 

「バリアは子どもの成長には必要です。

 ですから当園はわざとバリアを作りました。

 でもご安心ください、助け合いの心がありますからお手伝いできますよ。」

と言われた園もありました。

 

  

「すみません」「ありがとうございます」と頭を下げられる方は、

いいことしてあげた気になれて気分がいいかもしれませんが

こちらは幾度となくそれを繰り返すことにストレスを感じるのです。

毎日ではないにしても、毎度のこととなると…。

それを意図的に作ってると言われたのは驚きました。

 

私が欲しいのは助けてくれる手ではなく、

旦那が自分で子どもを迎えに行ける環境だったので 

一瞬いいなと思った気持ちはすぐに消えてなくなりました。

 

 

 

最後に今通っている園の説明会に参加しました。

ここは併設の支援センターにもよく通い、一時預かりも利用していました。

利用していていい園だと感じるし、色んなことに取り組まれている特色ある園。

 バリアフリー適合施設で車椅子駐車場完備、園舎は平屋で段差なし。

同じ学区の子も毎年何人かはいるとのことで理想的。

 

説明会後に園長先生に話しかけられ、我が家の事情を話すと、

「これまで大変でしたね。

 お父さんお母さんも子ども達もイキイキと生活できるように私たちがいるんです。

 そのための保育園です。お母さんのような方たちのために保育園はあるんです。

 困ったことがあったら何でも仰ってください。」

 

 

寄り添ってくださる園長先生の言葉が決定打だったのかもしれません。

 

この頃には、息子は私とくっついて狭い世界にいるよりも

早くからお友だちの中で社会性を育める環境の方がいい!

と考えるようになっており

息子を保育園にお願いすることに決めました。

 

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保健師さんが色々と動いてくださり、

私が市役所に直接相談に行くことのないまま

息子は第1希望の園に1歳8か月で入園が決まりました。

 

 

 

入園してみて

 

入園直後に私が発病し、検査や入院や手術などあったので、

あの時保育園に入れていなかったらどうなっていただろうと思います。

 

本当に保育園なくしては、我が家の育児は成り立たなかったかもしれません。

 

 

 

園からお願いされたのは1点

園内に入る際に車椅子のタイヤを拭くこと

 

 

園でぞうきんを用意すると言われましたが、

車椅子で入らせていただくのはこちらの事情なのでぞうきんは持参しています。

 

 

 

一番の懸念は旦那がチャイルドシートに息子を載せれるか?だったのですが

ジュニアシートに乗れる体重になったことで解決できました。

 

旦那の送り迎えの時は、助手席にジュニアシートを付ければ旦那でもシートベルトの装着が可能でした。

 

驚くのは、私と一緒だと毎日10分も20分もチャイルドシートに座らない息子が

旦那のお迎えの時は自分からちゃんとジュニアシートに座っていたそうです。

 

母敗北(ノД`)・゜・。

 

 

未満児クラス

未満児さんの頃はお部屋に親が入って用意するのですが柵があって入れないこともあり

旦那の送り迎えの時は先生が用意してくださいました。

 

旦那は柵の手前で息子の体温を測り、荷物と息子を先生に預けていたそうです。

お布団返しは先生が手すきの時はお願いせずともトランクまで運んでくださったり

そうでない時もお布団袋を膝に乗せ、落とさないよう袋の紐を口にくわえて自力でトランクに積んでいました。(何度か落としたこともあるようですが)

 

以上児クラス

以上児クラスになるとお仕度を自分でするので送りは玄関まで、

迎えに行くと自分でお仕度をして走ってくるので、

ほとんど先生方の手を借りることも困ることも無くなりました。

 

お布団返しはこれまでとおなじですが、搬入の際はお布団だけ土曜のうちに搬入してしまうこともあります。

 

 

 

親参加の行事での配慮は?

 

 

保育園には入園時に行事で旦那が来るとき配慮をお願いしたい旨告げました。

バリアフリー園を選んだので

駐車場を、遠くていいのでドアがフルで開けれる場所を確保してほしいということくらいですが。

 

 

親子遠足

バスに乗っていくので私が行っています。旦那が行くとなるとバスに乗れないので

現地で合流になるかな?

仕事の関係で現地合流される親御さんもおられますが、

ただ大きなバス、とても楽しみにしているんですよね。

 

発表会

うちの子の園では保護者はテラスから出入りする形になるので、

園側が提案してくださった配慮は

車椅子観覧スペースの確保と玄関から入りステージ脇からこっそり出入りすること

ただし、玄関から遊戯室に通じる通路が次の出し物の待機スペースになるので一度入ると終わるまでは出れないことは了解済み。

 

運動会

駐車場の配慮のみ。

今のところ旦那は出る気がないようで親子競技は私が出ていますが、旦那でも出れそうな競技も結構ありました。

 

 

遊び会

年に一度、学年の遊び会があります。

天気に応じて園庭かお遊戯室ですが、どちらでも問題なく参加できます。

子ども達は園庭に行く際、テラスから出入りしますが、車椅子は玄関からしか出入りできないので鍵を開けてもらいます。

 

保育参観

親子遊びや椅子取りゲーム等行われるので、物によっては車椅子だと難しそうです。

基本的に私が行くので配慮は得ませんが、旦那が行くと言えばおそらく先生方が内容や代わりに先生とするなど、一緒に考えてくださるのでは?と思っています。

 

個人面談

これも私が行きますが、旦那が行っても特になんの問題もありません。

 

保護者会

これも私が行きますが、旦那が行っても何の問題もありません。

 

各種説明会

旦那が行ったことがありますが、問題ありませんでした。

 

懇談会

これも私が行きますが、うちの園ではくじ引きで席を決めるので

奥の方の席になるとたどり着けない可能性がありますが、旦那が行くなら配慮をお願いします。

 

防災訓練

年に一度、災害時を想定してお迎え訓練が行われます。

親が先生に名前を言うと玄関まで子どもを連れてきてくださるんですが

車の駐車位置等が決まっているので旦那が行くとなるとどうかな?と思います。

災害時はいける方が行くはずなので考えておかねばですね。

 

夏祭り

園内は大混雑になりますが旦那も毎年来ます。

人が多すぎて車椅子ではほとんど身動き取れないのと、

ゲーム屋台などは段差のところに並ばなければならないことも多いので、私が役員をしていた年は義母を召喚しました。

ギリギリまで義母が来れるかわからなかったので

前もって手伝いが必要な際は声をかけるかもと園長先生にお願いしました。

 

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わが家の保育園事情はこんな感じです。

そんなこんなで入園した息子も春から年長さん。

そろそろ小学校はどうなのかってことや、子ども会・PTAなんかも気になるところ・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウィルチェアファミリーではマグネットステッカー等を販売しています。

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