ウィルチェアファミリーチャンネル

当ブログにご訪問ありがとうございます! 【wheelchair family channel 】ウィルチェアファミリーチャンネルです。 車椅子ユーザーでも臆せずパパママになれる社会にむけての情報をメインに発信しております。当たり前ですが、車椅子ユーザーでも家庭を持って子育てができます。 少しの工夫をみんなで共有して大きな愛のある生活を手に入れませんか?

不妊治療って何?不妊治療を受けれる3つの条件

どうも~脊損の嫁、のりちゃんです。

 

f:id:WheelchairFamily:20190612193954j:plain

 

無事に妊娠の陰性判定いただいてきました~。

 

毎度のこと過ぎて

一瞬で切り替えれる自分偉いわ!!


いつの頃からか結果聞いた瞬間、自動的に過去は忘れるようになってん。

うまいことできてるね。人間の頭って(違

 

その足で旦那の友達の出産祝い買いに行ったったわ♡

 

 

・・・とまぁ、オバハンの図太い話は置いといて


今回は不妊治療って希望すれば誰でも受けれるの?

いやそもそも不妊治療ってなに?の話をしたいと思います。

ここ見てる多くの人には必要ない情報かも知らんけど。


 

 ※ここに書いてあるのはあくまでも素人の見解です



 

 

不妊治療って? 

多くの場合、脊髄損傷男性には不妊治療が必要になると前回述べましたが

では不妊治療とはなんでしょう?

 


不妊治療とは自然に子どもを授かれないカップルに施される、

生殖補助医療のことです。

 

 

 

避妊していないにも関わらず1年以上たっても妊娠しない場合、不妊とされます。(WHO)

 

 

不妊治療がいったいどんなものなのかご存じない方は意外に多く、

まだまだ誤解や偏見が多いのではないでしょうか。

 

 

TESE(睾丸を切開して精子を取り出す方法)に踏み切ろうとしている方でさえ

人工授精と体外受精の違いを

ご存じない方がおられます。

 

 

不妊治療さえすれば、苦労はしても必ず赤ちゃんを授かれる』

という思い込みをされている方も非常に多いのが現状です。

 

 

 

不妊治療という言葉をよく耳にするようになった現在でさえ、

不妊治療を誤解している人は多いのです。

 

 

不妊治療は専門的かつ複雑。

実際に踏み出してみないとその実態が掴みづらいものなのではないかと思います。

 

 

不妊治療は生殖補助医療です。

あくまでも医療は補助。

 

つまり、授かれるかどうかを決めるのは医療ではなく

それはもう神さまが決める領域!

 

 

不妊治療をすれば必ず授かれるという保証はどこにもありません。

 

 

 

一体なにするの? 

赤ちゃんが欲しいと病院を訪れると、

最初にするのは女性側の検査です。

 

不妊治療は男性に原因があっても、

必ず女性の体を主体に治療が進められます。 

 

 

 

「脊髄損傷による男性不妊です」と言えば

それに応じた方法が特別に用意されている訳ではありません。

 

 

 

ちゃんと赤ちゃんを授かれる体かどうかを調べ、

問題がなければ治療ステップに進みます。

 

その方法としては

一般不妊治療

①タイミング法

②人工授精(AIH)

 

高度生殖補助医療

体外受精IVF

④顕微授精(ICSI)

 

この4つになります。

 

 

 

脊髄損傷のように男性因子が明らかで精液採取が自力で不可能な場合は

早期に精液検査をすることになります。

 

精液が自力採取不可能な場合、

TESE・MESA・PETAなど

睾丸から直接精子を採取する方法を用いて精液検査をします。

 

 


不妊治療を受けれる条件

 

①妊娠できる体がある

②正常な排卵と卵巣機能・子宮がある

③受精可能な精子がある

 

この3つが揃ってはじめて私たちは不妊治療を受けることができるのです。

 

 

もしもどれかが欠ければ、

まずはその治療からスタートすることになります。

 

場合によっては、不妊治療に挑むチャンスすら与えられずに

夫婦の想いは打ち砕かれることになるのです。

 

例えば、夫の精子が見つからなかった場合などがそれにあたります。



脊髄損傷男性の場合、これが大きなハードルとなります。

 

 

 

不妊治療を受けるには、

この3つの条件が揃わなければならないことは

案外、知られていません。

 

 

加齢と妊娠 

 

卵子精子も加齢により質が低下することは

最近では一般にも知られるようになってきました。

 

女性は30歳から緩やかに降下し始め、

35歳を過ぎると急激に妊娠率が低下し、流産率は増加します。

 

男性も加齢により造精能力が低下し、遺伝子異常や質の良くないものが増加、

35歳を過ぎると妊娠率が低下するとされ、男性側の加齢が原因で流産が起こる例も報告されています。


(35を過ぎなければ大丈夫とは一概には言えず、個人差があります)

 

 

早期受診を!!

f:id:WheelchairFamily:20190926143518p:plain

 


このブログではすでに何度かお話したかと思いますが

脊髄損傷男性の精子を造る機能は

時間の経過とともに、非常に速い速度で劣化していきます。

 

 

「脊損の状態の悪さは閉塞性無精子症の比ではない」

というDr.もいます。

 



3つの条件の1つである、

受精可能な精子が採れなければ

スタートラインに立つことはできないのです。

脊髄損傷は、その3つの条件のうちの1つを脅かすものであると言えます。

 

 

 

 

 

ですから、将来子どもが欲しいと思うなら

早めに精子凍結を!

また既婚の方の場合には早めに夫婦で受診されることをおススメします。

 

 

 

 

 

私は23歳で結婚し、不妊治療を始めたのは

私29歳・旦那35歳の時でした。

 

当時は年齢と妊娠の話はまだポピュラーではなく、

30からでも遅くはないと思っていたのですが、

もっと早くに動き出すべきだったのかもしれません。

 

 

 

 

まだ相手がおらず先が見えないという方は、

逆算していつまでにどうするべきか、

ライフプランを練ってみられるのもひとつかもしれませんね。

 

 

 

不妊治療の詳しい話は

またの機会にお話したいと思います。