骨折してないし病気でもないけど車椅子に乗る話
こんばんは、えりちゃんです。
空港って、独特な雰囲気があっていいですよね。
そんな空港での出来事を、忘れないようこちらに書き留めます。
日本ではない、とある国の空港での出来事です。
夜中に着陸する飛行機だったので飛行機の中では子どもはすっかりおやすみモード。
機内に持ち込んでいた重いリュックサックを背負い、全身脱力をした子どもを抱っこし、一歩一歩かみしめながら機内から降りました。
このままスーツケースを引き取る場所まで行くのか手がもげそうだぜ。と思っていたのですが。
機内からおりたところに車椅子を持った空港の制服を着た男性が。
機内に体調の悪い方がいたのかしらと横目で見ていたら
〝へーい、乗っていきなよ!〟
え、わたし?
子ども寝てるから?子どものために車椅子を借りれるの?ありがとう!!!
と寝ている子どもを車椅子に乗せようとしたら
〝子どもを抱っこしたまま、ママも乗るんだぜ!俺が押すぜ!問題ないぜ!〟
と男性が満面の笑みでわたしを誘導してくれました。
(英語だったので多少の意訳ありです。)
驚きながらも誘導されるがままに座るわたし。
車椅子を押す男性。
エレベーターを巧みに利用し、いくつもの通路を通りながらスーツケースを引き取る場所まで連れて行ってくれました。
もちろんこどもはすやすや気持ちよさそうに夢の中。
この安眠は車椅子プラス押してくれている彼ありきでなりたっている世界です。
車椅子は怪我や病人のために利用を限定する必要はない!と改めて感じた出来事でした。
訪れた国の空港で働く方々は低賃金で、こういったプラスアルファの労働をすることでチップをもらい生計をたてているというカラクリがあるのですが。
そんなカラクリがあるとはいえ、車椅子の可能性の幅を広げるのは素晴らしいと感じました。
これからも、いろんな人を車椅子に乗せてあげてほしいです。
次はおおめにチップを渡すよ。