理科や化学の通知簿は、5段階評価の3でした。
可もなく不可もなく、どちらかといえば、あまり得意ではない。
なので、ロボットをつくったり、研究をするひとは尊敬します。
プラレールの電池を入れ替えるくらいしかしていないわたしには、3回生まれ変わっても何も発明できそうにない。
そんな偉い人たちが作ったものは、社会にとって重宝されているし、頸損の旦那様の生活を充実させてくれている。
どうも申し遅れました、えりちゃんです。
世の中には便利なものがたくさんあります。
電話もその中のひとつ。
わたしが子どものときはまだ固定電話が主流で、中学生のとき彼氏からかかってくる電話を親がとらないかドキドキしていた甘い記憶もある。
今はひとり一台携帯電話、固定電話を置かない家庭も少なくありません。
ポケベルからPHS、携帯電話、スマホとどんどん進化している、世の中に必要とされた通信機器だ。
写真はあえてのウィルコム。
皆さんにとってもそうなんでしょうが、ボタン操作を苦手とする頸損旦那にとって、スマホは画期的な逸品ということはおわかりいただけるでしょうか。
顔認証とか、スクロールとか。
指にちからがはいらない場合、ひとつボタンを押すだけでも時間がかかる。
そのボタンが、タッチパネルとなり、ふれるだけで操作することができるって負担軽減快適空間。
アップル社さん、本当にありがとうございます。
画期的な逸品と言えば、へいSiri!みたいなやつも。
声だけで電気つくってすごいよな。
機械音痴で設定してないけど。
いずれ導入したい。
そういう電子系統はもうすでにいろんなところから脚光をあびている名品やけど、数年前に発売されたアレ。
洗濯のジェルボール。
これがいかに素晴らしいかを力説させてください。
洗剤の基本は、(わたしの場合)粉だ。
その次が、液体。
粉は計量スプーンがついています。
粉を入れるには、スプーンを使う必要がある。
手に麻痺のある場合、スプーンをつかめない。
握力ゼロの旦那さんはスプーンを使うとき、グローブが必要になる。
仮にグローブをつかったとしても、付属の計量スプーンは小さくてすくいにくい。
他の入れ物に入れ替えたりスプーンを別途購入すると使えるかもしれないけど、できるものならノーマルパターンで使いたい。
液体洗剤は、キャップがあります。
洗剤を利用するには、
キャップをくるくるまわしてはずし、
キャップに向かって液体を注ぎ入れ、
液体の入ったキャップを持ち上げ洗濯機にいれる
という、極めて高度で繊細な手捌きが必要。
万が一液垂れやこぼしたら、掃除が大変。
掃除をするにも、床が届かない事件や雑巾絞れない事件等、いろんな局面に出会すので、できればリスクは抑えたい。
そんなところに流星のごとく登場した、ジェルボール。
値段は割高だが、ひとつずつに分かれているので、まず、計量する必要がない。
これだけで5馬身リード。
つまむだけで、洗濯ができる。
つまむって、手に麻痺あるんじゃね?握力ゼロなんじゃね?となったかもしれません。
ではここで体験してみましょう。
指の力を抜いてだらっとしてください。
だらっとした手を、手首だけの力でくっと上に持ち上げてみてください。
指が自然と近寄って、つまむ形になりませんか?
(個人差あり)
力は入っていないけど、この原理をつかって、かるーいものなら掴めたりもするんです。
ジェルボールは、まさにこの原理を使えばつかめるもの。
大きさも、重さも、さわったときの素材も(すべりすぎない)、最&高なんです。
設計者の家族に頸損の方がいてたんかな?と思うくらい使い勝手がいいです。
(個人差あり)
ちなみにジェルボールは海外が発祥なようですがP&Gが日本に持ち込んでくれたそうです。
時短家事が目的だったよう。
1億個売れた新型洗剤 「精神的な時短」がヒットの鍵|NIKKEI STYLE
ありがとうP&Gさん!頸損にも最高だよ!
ユニバーサルデザインに認定したい。
知らんけど多分これは、目が不自由な方にも、最高ではないのかな。
知らんけど。
介助用品はもちろんですが、普段の生活の中で、なんら変わらない商品も実は使い勝手がいい!なんてこともあります。
これからもどんどん、こんな利器が発明されるように祈りながら、待ち続けます。(あくまで消費者。)
ではまた。