ウィルチェアファミリーチャンネル

当ブログにご訪問ありがとうございます! 【wheelchair family channel 】ウィルチェアファミリーチャンネルです。 車椅子ユーザーでも臆せずパパママになれる社会にむけての情報をメインに発信しております。当たり前ですが、車椅子ユーザーでも家庭を持って子育てができます。 少しの工夫をみんなで共有して大きな愛のある生活を手に入れませんか?

車椅子パパ一家、ホテルに泊まる。

 

初めて10ヶ月ベビーを連れての1泊旅で東京に行った時のことです。

 

普段なら用が済めば東京からは日帰りするところですが

さすがに赤ちゃんがいてそれは、親も子もお互いキツいということで

宿泊しました。

 

荷物とベビーカー、車椅子が入った車の中

 

ホテルをとる時、私たちは空いていればバリアフリールーム。

なければ一般客室をとります。

 

介助次第で何とかなる場合も多いので、

バリアフリールームかどうかはそこまでこだわりません。

 

ですが今回は私が次男にかかりきりになるため、

夫が自力で動ける方が便利で、バリアフリールームを取りました。

 

ほっといてもトイレもお風呂も1人で入ってくれるって、

子どもだけに集中できて私も快適に過ごせます。

 

 

一般客室に泊まるときはどうしてる?

トイレはロビーなどにある多目的トイレを使用

室内のものを使用する時は、

車椅子から降りていざっていって便器に腕の力でよじ登る。

座ると排泄用具などの置き場がなかったり

手すりがないため、体がぐらつくので介助した方が吉。

 

シャワーは便座の下に座って浴びるか

可能なら大浴場に行くこともあります。

入浴用に約30cm四方に切ったバスマット2枚を持参しています。

 

洗面の際は、タオルを熱湯で絞って渡したり

折り畳みの洗面器を持参します。

多目的トイレがロビーにある時は、そちらに行くこともあります。

 

歯磨きは、コップを二つ用意し

ひとつに水、もう一つは空のまま渡しています。

うがいしたらそこに吐きだします。

 

室内が極端に狭い場合もありますが、

手前のベッドには車椅子を横づけできることが多いので

今のところ問題なく使えています。

 

あると便利なシリコンカップ

 

 

ベビー連れで一般客室に泊まると?

長男が赤ちゃんだった頃、とった部屋が一般客室のツインルームでした。

 

赤ちゃんは動き出してあちこちを触ろうと手を伸ばして危険だし、

赤ちゃんに手を取られてるのに

同時に夫も非バリアフリーのユニットバスに突入してくしで、

体は1つ、サポートが必要なひとは2人。

 

てんでバラバラに動き出すという状況に

私の頭から煙があがったことが幾度となくありました。

 

整えられる環境は整えて挑む方が無難です。

楽しい旅と、みんなの安全のために。

 

 

私たちは宿泊施設は“寝るだけの場所”という価値観なので

それほどホテルにこだわりがありません。

 

それより私が“システムがわかってる”ことのほうが安心できることもあって

宿泊は大抵、同じグループのビジネスホテルを利用しています。

 

バリアフリールームと赤ちゃん

今回のお部屋は、バリアフリールームでした。

バリアフリールームは喫煙室になることも多いので、

赤ちゃん連れで気にされる方は予めホテルに相談してみてください。

 

ベット横に隙間があいていたので

次男が落ちないように荷物を詰め込み、隙間を塞ぎました。

場合によっては車椅子を畳んでベット横にピッタリつけて、

柵替わりにすることもあります。

(※赤ちゃんが挟まることや落下することもありますから、気を付けて自己責任でお願いします。)

 

ベッド移動のリスエストができる時や、赤ちゃん連れというと

ベッドをくっつけておいて下さることもあります。

 

リモコンが気になる次男

 

バリアフリールームとあって、ユニットバスは引き戸です。

夫には便利!

ですがバリアフリーの難点は、赤ちゃんにもバリアフリーということ。

 

次男が何度も開け閉めして大変でした。

手の届く位置にある備品も全てクローゼットや、手の届かないところにしまい込みます。

 

バリアフリールームで夫が自由に動けたため、

長男を夫に任せ、私は次男の安全確保と備品を壊させないことに気を配れて良かったです。

 

バリアフリールームのユニットバス
タオルとシャワーヘッドを下ろしておいていただくことは
リクエストできそう。

 

赤ちゃんも車椅子もそうですが、

サポートを要する人というのは

環境次第で大変さ、困難さが大きく変わるなとつくづく思うのでした。 

 

当の次男は、いつもとは違う場所にワクワクしているようで

あちこち探索して楽しそうでした。

 

※次男はよく動くタイプの赤ちゃん。

    10ヶ月時点では既に歩き、高速ハイハイで移動。

 

まとめ

赤ちゃん連れでホテルをとる際は、

みんなが安全で快適に過ごせることに重きをおくと

サポートにまわる家族も、ストレスフリーに過ごせるのではないでしょうか?

 

そして、自分一人でがんばろうとせず、

リクエスト可能なことは、ホテル側にお願いしてみるのもいいかもしれません。

 

そして、赤ちゃん連れの車椅子ユーザーのバリアフリールーム利用の感想を

ホテル側にフィードバックしていきませんか?

ホテル側は私たち子連れ車椅子ユーザーが何に困り、どんなサービスを必要としているか、

何を使いやすいと感じているかを知る術がないのですから。

 

私たちの快適は、私たちで作っていけたらいいですね!