ウィルチェアファミリーチャンネル

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どうする?お風呂使えない問題!3 お風呂選びのススメ

 

こんにちは。

お陰様でなんとか自宅内でお風呂に入れるようになり

2ヶ月が経とうとしてます。のりちゃんです。

 

洗体台も納品され、ようやくお風呂問題もほぼ落ち着いてきました。

お騒がせしました。

 

 

結局、ユニットバスにリフォームするしか選択肢がなくなったのですが

お風呂選びの際に気になったことをお話していきたいと思います。

 

 

お風呂の入り方をどうする?

お風呂を新しくするとなると、どんな入り方を希望するかによって選ぶものが大きく変わりました。

 

シャワーチェア、バスチェア、洗体台、座れるベンチ付き、

湯船にはいる?入らない?など

どこまで本人が入浴を妥協するかで大きく形態が変わってくるなと感じました。

 

夫を浴室に合わせるか、

浴室などハードを夫のやり方に合わせるかです。

 

夫は洗体台を使ってこれまで通りの入浴方法で入ることを希望したので、

そのていで話を進めていきました。

 

 

お風呂を選ぶには?

建築業者さんから決めるやり方、メーカーさんに建築業者さんを紹介してもらうやり方があるようですが

わが家の場合は既に、水漏れ原因を探る工事がスタートしていたため

そのまま家を建てた際の建築業者さんにお願いしました。

 

まずは下調べでタカラ、TOTOLIXILパナソニックショールームへ見学に行きました。

現状を話しそれぞれのメーカーさんの特徴や売り、どんな商品があるかをザっと見て回りました。

 

建築業者さんによって選ぶメーカーごとに割引率が違うそうです。

 

最初の印象では、地震に強いというタカラがいいなと思ったのですが、

あまりバリアフリー度は高くないようでした。

 

担当さんより、バリアフリーに強い業者として紹介されたのはパナソニックTOTOでした。

どちらの業者さんにもお越しいただき、こちらのニーズをお伝えし

それが実現可能かを調べていただく作業からスタートしましたが

このすり合わせが大変でした。

 

すり合わせが難しい

というのも、こちらはあちらがどんな融通がきくのか、

どんなオプションがあるのかがわからない状態で話をしなければならないし、

 

あちらはこちらのできるできないがわからない状態です。

 

 

口頭説明では伝わりにくいことや、実際に使ってみなければ

こちらも判断できないことがたくさんありました。

 

なのでその場で決めずに、ショールームに足を運び

実際にショールームの浴室を使って、本人ができるところは本人が

難しいところは私が代わりに浴槽に入って、どうやって入浴動作をしているかを聞きながら

細かく再現してみて寸法などを測ることで、メーカーさんとのすり合わせがなんとか進みました。

 

実際にやってみると随分イメージとは違っていたため、

是非実際にやってみることをおススメします。

 

 

融通がきく?きかない?

ユニットバスは色々と制約があります。例えば浴槽は必ず窓側に来ること!

など固定されていますし、

これを選ぶとこれは選べなくなるなど、事細かな制約がメーカーによっても変わります。

ユニットバスはそもそも、こちらのニーズに対して融通が利きにくい商品です。

浴室解体中の様子



わが家はリフォームの為、既に浴室サイズが決まってしまっていました。

そのため選択できるものも限られてきたのですが、

水洗の高さや位置などの融通が利き、

よりわが家が希望する形を実現できるという点で、

パナソニックの浴室を選択することになりました。

 

 

 

驚愕!必要なものは全てオプション!

ありがたいことに、今はユニバーサルデザインのものが多く、

色々な選択がプランに組み込まれています。

…が、それがないとどうにもならないはずの、手すりも引き戸もオプション!

選ぶごとに価格が跳ね上がります。

 

この分の補助申請はできないようで、

手すりが1つ増えるごとに数万飛んで行くことに、驚きました。

 

イレギュラーを生きるって、お金も時間もかかることだなと改めて

天を仰いだのでした。

 

 

洗体台どうしよう?

最後まで悩んだのは洗体台でした。

浴室完成と同時にできあがらなくていいの?と思いましたが

夫はしばらくは仮風呂で使用していたトランクボックスでいいとのことで

そうすることにしました。

 

洗体台をどこに頼めばいいのかわからず、夫に様々な提案をしましたが微妙な顔。

 

イレクターで手作りするか、トランクボックスを新たに買って使う気だったようなのですが、

湿気がたまるし滑るし重いし危ない!

子どもがいないならいいけど、子どもがいて危険なものは使いたくないし

何より水はけが悪く掃除に困る!(私が)

 

ということで、いつもお世話になっている車椅子屋さんに相談し、

取り扱いがあるとのことで、洗体台をお願いしました。

 

洗体台に関しては見積もりは8万強、実費は約8000円、1カ月ほどで納品となりました。

 

納品されたオーダーメイドの洗体台

 

いざ浴室ができてみると、また改めて家族側と夫の要望を擦り合わせる必要があったため、

私たちの場合は洗体台は後から作っていただくで正解だったのかもしれません。

 

 

 

リフォームの流れ

商品の選択 ←車椅子ユーザーの場合はここに時間がかかると思います

浴室の解体

給排水工事

電気工事

壁の開口を広げる工事

ユニットバス搬入と組み立て

入り口周り工事

 

こんな感じです。

連日工事に立ち会うことが難しかったことや、

工事開始してから商品を選ぶ必要があったことなどもあり、

4か月ほどの期間がかかりましたが、通常は工事開始から1~2週間程度で完了するそうです。

 

リフォーム後の浴室

 

参考にしてみてください。