現在、我が家の主人は入所中。
コロナ前は月に1.2度のペースで地元に帰ってきていました。
片道2時間ほどかかるので、基本的に帰ってくる時はお泊まり。
今日は外泊についてのお話です。
行き帰りの交通手段
電車を乗り継いでくることもあれば、車でお迎えのときもあります。
手動装置の車はまだ持っていないので自ら運転して帰ってくることはまだありません。
最初は人の目が怖くて電車乗りたくない!といっていましたが、最近は子どもに会うため電車に揺られてやってきます。
ちょっときょどっている車椅子ユーザーが電車に乗っていたら、優しくしてあげてくださいね。
宿泊先の環境
泊まる場所は主人の実家です。
もちろんバリアアリー。
玄関は段差があり自力であがることはできません。
常に介助が必要です。
リビングにフラットでつながる部屋にベッドを置いて寝泊まりしています。
ちなみに、ベッドは3モーターの特殊寝台をレンタルしています。
自費レンタルですが月2500円でベッド、マットレス、柵の三点セット。
介護保険等使わずこのお値段!
本格的に家が決まってから身体に合ったベッドを買おうと思っているので現在はレンタルにしています。
マットレスを選ぶことはできないのでちょっとかためですが、クッションをはさんで体位変換をしながら褥瘡ができないようにしています。
ベッド⇄リビングは特に不自由なく行き来できますが、洗面台、トイレ、お風呂は車椅子では入れません。
顔や身体はタオルでふきふき。
歯磨きは水のはいったコップで口をゆすぎ、空のコップに出します。
髪の毛は…洗いません。(洗えません。)
ちなみに入浴介助のときはこうやってシャワーヘッドを持つらしいですよ。
入浴介助でシャワー🚿を持つ時には、このように持ちましょう‼️というのを教えて差し上げてください。 pic.twitter.com/zZEJiTUNMC
— あぶさん (@ogLRQvRZpdBeoVY) 2020年5月22日
トイレはペットボトルに導尿。
夜はナイトバルーン。
排便はしません。
なので、排便や洗髪のことを考えると2泊3日がギリギリギリギリです。
1日目の午前中(施設出発前)と、3日目の夕方(施設到着後)に洗髪や排便が理想の外泊形態です。
外泊することの意義
全然自立できない環境なのでめっちゃ不自由ですが、日帰りよりもゆっくりできるので地元に帰ってくる時は基本的にお泊まりです。
それに、病院まわりだけでなく実際生活するかもしれない場所を動き回ることでわかることもたくさんあります。
受傷者本人も周りの人も、課題が見えてきます。
イメトレにもなりますしね。
いきなり退所、ではお互いわからないことが多すぎるので、外泊をし、徐々に慣らしていくことが不安を拭う道となるかと思います。
歩き慣れた道でも車椅子で移動してたらこけたり、病院では余裕の移乗もベッドや環境がかわると落ちたり…
【ベッドと車椅子の高さ】
— ケアきょう介助 (@CareKyo_kaijo) 2020年5月24日
*トランスファーボードを使うとき
・ベッド→車椅子の移乗
ベッドのほうを高くする
・車椅子→ベッドの移乗
車椅子のほうを高くする
理由は、
滑り落ちる力を利用するためです!! pic.twitter.com/Q81tsPheCp
不自由な環境で、自分のしてほしい介助を的確に伝えるのもお勉強、その介助を聞き取り的確に実施するのもお勉強。
外泊のたびにお互いレベルアップしています。
完全なる帰宅はまだまだ先ですが、ひとつでもふたつでも、レベルを上げて備えたいです。