ウィルチェアファミリーチャンネル

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車椅子親がこどもと祭りに参加!準備から感じたあれこれ。

こんばんは、みっちゃんです。

もう夏ですね。
子どもは学校のプールの授業が始まり楽しそうですが、
大人は普段の仕事に加え、地域の夏祭りの準備に大忙し。
意外とたくさんあるんですよ、集会や決め事が。
(実働は夫で、私はそれにまつわる雑務)
 
ということで、
今回は地域のお祭りについて、
「観光」ではなく「参加」する側からの
様子を書いてみようと思いました。
私たちの住む街のまつりは関東屈指のまつりでして、
開催期間は夏の3日間、
山車や神輿が行き交い、
80万という人手で賑わうまつりです。
(お祭りの規模がエグい)
大通りには露天も多く出るし、
たくさんの町の山車が出ます。
 
コロナでしばらく開催されず
去年は開催されたものの
我が家だけはコロナまつりで自宅待機・・
 
今年は子ども三人を連れてまつりに参戦だー!
 

あわよくば準備段階で配慮に入れてもらえるのが理想

子どもがまつりに参加するのなら、親の付き添いは必須。
子ども神輿を担いだり、子どもが山車を曳いたりもします。
ということは、親もそれについて回るということ。
山車や神輿が行き交う人の多いところもあります。
車椅子だと、ずっとそばにいられるわけでもなかったりします。
離れて前にいたり、後ろにいたり。
 
となると、どうしても健常の夫頼みになったり、
他の保護者の方に一緒に見ていてもらったり
することが多くなるので、
あらかじめお願いはしておくのがベター
 
事情を知っているご近所さんのおかげで、
何とかなっている感じ。
 
今年は準備段階の集まりで、
「車椅子やベビーカーが同行するには
どこのポジションにいるのが安全か?」
が話し合われたようで、
結果、
「山車を曳く縄と縄のあいだ」
という結論になったそうです。
 
今回、申し出たわけではなかったけれど
車椅子やベビーカーを使っている保護者が
いることを知っていてくださって
こうやって考えていただけることが
ありがたいです。
 
 
大通りを山車や神輿が行き交うときには、
その周りにも歩道にも、
想像以上の人がごった返しているんです。
 
ある年は、
「車椅子は危ないから歩道に行って!」と
交通整理の人に言われたことがありましたが
山車に合わせて歩道を進行できるわけがない。
歩道は歩道で人がごった返しているから。
 
当日行けるかどうかわからないけれど
とりあえず行ってみるよりも、
状況を予想して準備しておく方が賢明です。
 

大人の介助者が付き添っていたほうがいい

さっき言った通り、
山車や神輿が通行する道は
車道も歩道もすんごい人が多い。
 
車椅子は歩く人の目線から見えないこともあるから
つまずかれてしまったりすることもある。
大人の介助者はいた方が安全だな、
と思う場面に度々出くわします。
子連れなら尚更、自分以外に健常の付き添いがいた方がいい。
 

こどもの唐突発言に準備しておく

ここで、『こどもの唐突発言3選』。
 
「喉がかわいた!」
「トイレ!おしっこ!」
「疲れた!もう歩けない」
 
あるあるですよね(笑)
こんなあるあるだけは、
まつりの最中でも通常運転です!
困らないように対策しておきましょう。
 
まつりの最中は、自販機やコンビニまでたどり着くのに
予想以上の困難を極めます・・
 
トイレも同じ。
こどものトイレはもちろんのこと、
車椅子親の使えるトイレというのも
知っておいたほうが良いでしょう。
意外と、「近所すぎて逆に知らない」なんてことも。
近所だから帰ればいい、ってこともありますが
そうできない場面も予想して
トイレの場所を再確認です。
 
あと幼児の場合は、
お出かけ最中にぐずった時に使えるグッズや
お腹が空いたときのためのおやつなども
あるとよいかもしれません。
 
子どもが疲れちゃった時は、
無理せず帰りましょう。
 
あと、飲み物や屋台で購入したあれこれで
思いのほか荷物が多くなることもあるので、
リュックやエコバッグやマルシェバッグを
持っていると良いです。

※マルシェバッグのかたちは
車椅子の持ち手にかけやすいという利点あり。
 
盗まれたことはないですが
車椅子の後ろにかけているということで
とくにおまつりのような不特定多数がいるところでは
防犯面には気をつけてくださいね。

地域のまつりは「参加」の意識で

私にできることは多くはないけれど
できることはやろうと思い、
子ども会の役員にもなっています。
何年か在籍していても分からないことも多いですが、
前任の方や一緒に役員をやっている方と
信頼関係ができるので、やって良かったと思います。
 
準備の段階でも、物品を買いに行くことは難しくても
会計や案内作成などの庶務周りはできます。
 
自分たちだけで無理はせず、
参加が難しい場面では子どもを
他の保護者にお願いするとか、
そういったことができる人間関係を構築しておくと
車椅子親をもつ子どもも
楽しめるまつりになるのではないでしょうか。
 

おわりに

いま地下足袋を新調するか否か迷ってます。
子どもたちの装いも、結構気合入るんですよね〜
私の地元のまつりもそこそこ盛大でしたが、
半纏(言い方も違って法被だったな)を羽織るだけだったので
子供の頃から一式きっちり揃えるとは思ってなかった・・
結構歩くから、スニーカーでもいいかぁ。
 
私目線からしか紹介できませんが、
私は外からやってきた人間で
夫はずっとこの地に住んでいて
すでにある夫と町内の方の信頼関係があってこそです。
こればかりはお金で買えるものではなく、
ただただ夫に感謝です。
 
人が集まって行事をするというのは
複数の意見をまとめたり統率したりと
大変な部分も多々あるようですが
これからも頑張ってもらいたいところ。