ある日突然、脊髄損傷となった大切な人を目の当たりにしたとき、あなたはどんな行動をとりますか?
大切な人のために、できるかかぎりのことをしたくなりますよね。
献身的に介助、したくなりますよね。
わたしはそうでした。
こんばんは、えりちゃんです。
ご飯食べたいん?食べさせたる。
マッサージしよか?足?指?両方したる。
頭痒い?洗ったる。
寝返りできへん?向き変えたる。
除圧グローブ使ったらわたしの負担も減るしな!
(このグローブ、初期の頃はよく使っていました。
除圧するにはなかなか有能です。)
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それはそれは手厚いフォローで、まるで赤子が生まれた時のようでした。
でも、今は思います。
飛ばしすぎんな自分!
道のりは長いぞ!
目の前のことに必死になってしまう、頭のことは介助でいっぱい。
その気持ち、よくわかります。
その気持ちを自分ひとりで抱え込まず、せめて、まわりを頼る、サービスを頼るなどして、分散してください。
50メートルはクラウチングスタートで全力疾走できても、42.195キロで同じ走りはできません。
(我が家の場合)介助する相手は働き盛りの成人男性で、平均寿命もまだまだありあまっています。
全身全霊を介助にかけてしまうと、きっとどこかで歯車が壊れてしまいます。
残念ながら今の医学で身体の状態を受傷前に戻すことは難しいです。
今後付き合っていくことになります。
なので、配偶者として、介助者としても、長い目での付き合いかたを考えていきましょう。