ウィルチェアファミリーチャンネル

当ブログにご訪問ありがとうございます! 【wheelchair family channel 】ウィルチェアファミリーチャンネルです。 車椅子ユーザーでも臆せずパパママになれる社会にむけての情報をメインに発信しております。当たり前ですが、車椅子ユーザーでも家庭を持って子育てができます。 少しの工夫をみんなで共有して大きな愛のある生活を手に入れませんか?

車椅子家族だけで遊園地に行ったら、ちょっと切ない思いをした話

こんにちは、車椅子ママのみっちゃんです。

我が家に限らずかと思いますが、子どもは遊園地が好き。
車椅子親が一緒に楽しめるアトラクションは限られているものの、
やはり子どもたちが楽しんでいる姿をみられるのは嬉しいこと。
でもでも、
やっぱり私もいっしょに楽しみたいのが本音です。
 
他の車椅子家族たちが、遊園地には誰といくのか?
どんなアトラクションに乗るのか?
車椅子親はどうやって楽しんでいるのか?
などなど、気になっています。
 
子どもの同伴と、車椅子ユーザーの同伴・・
どちらかを優先すると、どちらかが置き去りになる。
そんな現状もあります。
これを「仕方ない」で済ますには、
インクルーシブな世の中とは言えないと思いませんか?
心のバリアフリーで解決するならぜひそうして欲しいところですが、
遊園地側にも規則やルールがあります。
一筋縄ではいかない問題です。
 
大型のテーマパークはとくに、
エンターテイメントの最先端を走っているのですから
どうにか方法を見出してほしいと思います。
 
私たち5人家族が、子どもの希望でとある遊園地へ行ったときのことでした。

子どもがまだ小学生二人と未就学児だった頃のことです。

 
その遊園地はアトラクションの数が充実していて
乗り物の他に体を使って遊ぶようなアスレチックも多くありました。
そのため、健常の夫がついていかないと行けません。
 
身障手帳を使って割引を受けられることもあり、
私もついて行ったのですが。
 
その遊園地、山の斜面にあって
私一人ではどうにも身動きがとれないのです・・・
 
でも、子ども3人を連れているし
子どもたちだけでアトラクションに行かせることは不可能。
 
園内のどこにいくにも、この場所では私は全介助が必要になってしまう。
そんな環境でした。
 
そこで、私は入場した時点で、園内にあるカフェに留まる
という決断をしたのです。
 
夫に介助をしてもらって園内をついてまわるよりも
子どもたちに夫がしっかりついていてもらえたほうが安心。
そう思いました。
 
ということで、みんなが遊んでいるあいだ、
私はカフェで待機。
 
カフェも充実していて、美味しそうな食事もあるので
それを楽しむことにしました。
当然それだけではヒマになるので、
パソコンや本を持ち込んで、居座る準備は万端。
 
そうして別れて過ごしていたのです。
 
別のかたちで、わたしも楽しい時間を過ごそう。
そうポジティブな気持ちでいましたが、
やっぱり他のみんなが楽しく遊んでいるところ
私はここにいざるを得ないんだ、と思ってしまうと
なんとも切ない気持ちになってしまったんですよね。
 
子どもたちの帰りを待ちながら、
ぼんやりと過ごしました。
 
心から楽しめたかといえば、正直寂しかったです。
なんでついてきてしまったのかな、と。
子どもたちが楽しめたら、私も楽しい♪
と、心から思えたらよかったです。
でも本当は、楽しそうにしているのを間近で見て
手をふったり、一緒に笑ったりしたかったです。
 
あのときのことを考えると、
もう遊園地は行きたくないな・・とすら。
 
排除されたとは思いたくありません。
実際、排除などされていないのです。
ただ、一緒に楽しむための最適な方法が見つからなかっただけ。
 
では、どうしたらあのときの私は一緒に楽しめたでしょうか。
 
いくつか、考えてみました。
 
  • 山の斜面をすいすい走れるようなモビリティのレンタルがあれば夫の介助なしに同行できたのでは?
  • ひとつでもいいから、私が乗れるアトラクションに乗りたいと家族にリクエストをしてもよかったかも

  • 家族以外の人に一緒に来てもらって、夫に私を介助してもらい、子どもたちのお世話をお願いする?
 
このようなアイデアが浮かびました。
 
もし他に思いついたことがあったら
コメントでぜひ教えてくださいね。
 
障害のある親も一緒に楽しめる
ユニバーサルデザインを取り入れた遊園地が
世の中の当たり前になることを願います。