先日通勤中に体調が悪くなりました。
『もうあかんしんどすぎる。家帰ったらまた子どもの世話やし仕事休んで保育園預けてるうちに横になるか…』という気持ちと『ここで有休使ってしまったら家族の体調不良の時使える有休が減ってしまう。耐えなければ…』という気持ちが行ったり来たり。
葛藤の結果、後者に軍配が上がり吐きながら仕事をするというカオスな状態でした。
※つわりではありません。
背水の陣、えりちゃんです。
先日べべポケットを試させていただくことになりましたの後半です。
前半はこちらから。
wheelchairfamily.hatenablog.com
お待たせいたしました。
ついに本番。
車椅子でべべポケットプラスを試してみました。
憧れのコレをするために。
(写真はべべポケットではありません。)
現在、残念ながら知ってる限りでは車椅子の基準に合ったベビー用品はありません。
今回のべべポケットも、車椅子の方用に作られてものではなくあくまで自己責任で試しているものなのでご理解ください。
ということで前提条件から。
【べべポケットプラス】
5wayの利用方法がある育児お助けアイテム
今回はおひざ抱っことチェアベルトの境い目として利用
外向き抱っことしては何度か利用済
車椅子仕様ではない一般的な子育て用品
ピープルさんのお品
【挑戦者】
頚椎損傷により四肢麻痺パパ
体幹なし
(よく言われる例えが常にバランスボールに乗ってる感じらしい)
胸から下の感覚なし
【抱っこ大好きマン】
1歳1ヶ月の男の子
身長約80センチ、体重約10キロ
三度の飯より抱っこが好き
パパとそっくりでママ要素ゼロ
(エコー写真で登場。)
【お助けマン】
挑戦者のお嫁さんでありベイビーのママ
その名はえりちゃん
最近読んだ本はワンピース最新刊
こんな顔ぶれでお届けします。
さっそくチャレンジ。
挑戦者の身体にべべポケットプラスを装着します。
抱っこ大好きマン抜きでとりあえずベルトを全部締めてイメトレをしてみようという試みです。
自分で装着することはできないので早くもお助けマンの登場。
ウエストベルトを身体に巻きつけ。
『あかんわもうすでに紐が多すぎてわからへん。自分につけるのとつけてあげるのじゃ全然ちゃう。』
すでに弱音を吐くお助けマン。
そこにすかさず挑戦者。
『茶色の紐は茶色同士でとめるんちゃう?』
そう。
なんとセーフティベルトだけ色が違うんです。
何回か使ってたのに全く気づかんかった。
スノーピークのアメニティドームみたいになってんねんな。
(例えがわかりにくすぎる。)
要は組み立て部品が色分けされてて、色と色を合わせていけばおのずとテントが設営できる優れもの。
テントをお探しの方はぜひ。イチオシです。

スノーピーク(snow peak) テント アメニティドームM 5人用 SDE-001RH
- 出版社/メーカー: スノーピーク(snow peak)
- 発売日: 2018/06/08
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そんな挑戦者のナイスプレーにより紐を見分けることに成功、装着完了。
こういう配慮って地味にすごく助かります。
(挑戦者の配慮ではなくピープルさんの配慮な。)
うん、悪くない。
お互いイメージはできました。
(写真はベルトを締める前で実際はもう少しきつく締めています。)
ということでついに抱っこ大好きマンをおひざ抱っこ本番です。
固定の方法としてはショルダーベルトは使用せずで、身体を椅子の背面にみたてて装着していきます。
ショルダーベルトをクビにしておひざ抱っこの形をとったほうが安定してるんやろうけどな。
ほら。首は急所やからな。
一回折ってるところに負担かけられへんし、首もっていかれるとバランスよりとりにくくなるという判断により割愛しました。
(何度も言いますが自己責任です。)
べべポケットに慣れていたからなのかただ単にそんな気分なだけなのか、特に抵抗もなくべべポケットにおさまっていく抱っこ大好きマン。
ほんまに特記することもなく、気づけばこの状態。
マジか。
おさまってるやん。
いやでもここからが大切。
今までも過去に数回、(ほんの数分やけど)ちゃんとおひざに座ってたことがあって。
でもその時って基本的にチェアベルトはなく挑戦者が手でベイビーの身体を支えてたから車椅子をこげず、私が車椅子をおさなあかんかってん。
違うねん。
望んでる着地点はそこではない。
べべポケットが子どもを固定してるから手がフリーになり自分で車椅子をこぐことができる。
なので手助けなしに2人で自由行動ができる。
そう、ここが理想であり着地点なんです。
ということでおそるおそる車椅子を漕ぎだす挑戦者。
2メートル…3メートル…すすんだーーー!!!!!
このさ、抱っこ大好きマンがちゃんとおすわりしながら挑戦者がタイヤに手をかけているのがさ、もうまさに求めていた状態。
実はこのチャレンジ、挑戦者の実家(家の中)で試していたのでそこまでこげる距離がなくてですね。
なんていうか、無理やと思ってたから。
(失礼。)
外で試してめっちゃ嫌がられて泣き叫ばれて虐待やと思われて通報されて抱っこ大好きマンが保護されて親子バラバラになったらいややん。
なので抱っこ大好きマンは華麗におさまっていてまだまだ移動できそうやったけど3メートルで終止符をうつという結末を迎えました。
いやでもいけるかもっていう希望がみえただけでかなりの前進。
挑戦者もよほど嬉しかったようで『外出するときは常にそれをつけてたらいいねんな!』とノリノリになっていました。
仮に今回一度きりの思わせぶりな成功やったとしても、この気持ちになってくれたことはものすごい進歩。
ピープルさんに感謝です。
(なんならミニオンも一緒に運べます。)
長くなったので、番外編として良かった点、惜しかった点を羅列していこうと思います。
ポカリよりアクエリ派、えりちゃんでした。