ウィルチェアファミリーチャンネル

当ブログにご訪問ありがとうございます! 【wheelchair family channel 】ウィルチェアファミリーチャンネルです。 車椅子ユーザーでも臆せずパパママになれる社会にむけての情報をメインに発信しております。当たり前ですが、車椅子ユーザーでも家庭を持って子育てができます。 少しの工夫をみんなで共有して大きな愛のある生活を手に入れませんか?

できていますか?災害の備え

www.nhk.or.jp

 

emergency.heralbony.jp

障害がある方のための防災マニュアルを策定しました|八王子市公式ホームページ

 

障害者が災害に遭ったら…(前編)車いす利用者に起きること|特集記事|くらし×防災メディア「防災ニッポン」読売新聞

 

www.risktaisaku.com

 

 

みなさんこんばんは。

能登の震災から2週間以上が経過しました。

被害に遭われました方々にはお見舞い申し上げます。

 

東日本大震災以降、障害者や高齢者などの災害弱者の防災がようやく語られはじめました。

上にいくつかの、障害と防災に関するURLをピックアップしてみましたので

是非お手隙の際に目を通して見てください。

 

いざと言う時、障害があり小さな子どもがいると、

避難所に行こうという選択は消えがちになるのではないかと思います。

排泄に障害があったり、固い場所で横になれないなど制約があると

避難所で暮らすよりも、雨風がしのげれば自宅に留まると言う選択をとる方は

多いのではないでしょうか?

 

また、走り回ったり騒ぎ出す、大声を出す、大声で泣く

そんな小さな子どもを連れて避難所で肩身の狭い思いをするなら

車で過ごすという方も多いことでしょう。

 

福祉サービスと繋がらず、自立生活をしている障害者は行政から把握されないことも

多いと耳にしました。

 

みなさんは防災の備えをされていますでしょうか?

防災リュックが必要なシュチュエーションとしては、

 

津波や火災など、すぐに飛び出さなければならない場合

・状況を見ながら避難が必要な場合

 

この2パターンにわかれるのではないかと思います。

これ以外には自宅に留まる場合の備えが必要になります。

 

障害があるとどうしてもあれもこれもと荷物が多くなりがちです。

 

 

それを踏まえ、防災の備えも選択できるといいかもしれません。

そして防災リュックは普段使うカバン、または泊まりや外出の際に使うカバンにしておけば

すぐに持ちだせ、特別に作る必要がなくなり、点検せずとも普段から循環させれるのでは無いでしょうか?

 

長期になることを考えれば、できるだけ多くのものを持ち出せるに越したことはありませんが

咄嗟に逃げる必要がある時は一群だけ持ち出せれば、命だけは守れます。

 

場合によっては、サッと荷物をトリアージし必要最小限を持ち出せるように

いくつかの小さなポーチやカバンなどに分散して避難導線上におくのも

よいかもしれません。

 

 

 

防災リュック

一群 : 生命維持に最低限必要なもの

薬  排泄グッズ 水 食料 呼吸や食事などに関するグッズ 充電器

ホイッスルや携帯トイレ アルミブランケットや簡易エアマット

清潔保持に関するものなど

 

二群 : 貴重品

通帳やキャッシュカード 母子手帳や保険証 マイナンバーカードなど

 

三群 : 通常の防災用品

防災ラジオ ライト ドライシャンプー ガムテープ 耳栓 軍手 ハサミやカッター 紙皿など

 

自宅に留まる場合

多めの食料(レトルトや保存食など)  簡易トイレ 暖を取れるもの 使い捨て手袋 サランラップ

ポータブル電源や発電機 ウォータータンクなど

可能であれば医薬品や生命維持に必要な物品を少し多めに用意

 

※1例ですので個人や家族に合わせたものを準備しましょう。

 

 

子どもがいる場合

月齢や年齢に合わせて

用意するものは異なりますが、防災用の長期保存可能なベビーせんべいや

ビスコ

長く気を引けるおもちゃや、安心できるぬいぐるみなどがあると

不安を和らげることができます。

 

小学生くらいのお子さんなら、興味のあるまだ読んだことのない本や漫画、

トランプやUNOや小さなオセロなどを防災グッズに1つ忍ばせておくと

避難所での退屈をしのげて時間を潰せます。

 

https://www.bousai.go.jp/kaigirep/kentokai/hinanzyokakuho/wg_situ/pdf/dai3kaisankou4.pdf

 

www.nhk.or.jp

 

障害のある方や高齢者の方も

「いざとなったら自分のことは置いて逃げてね」ではなく、

「自分でできる限り備え、最善を尽くし最後まで諦めない!」という意思が

ご自身とご家族の命をまもることに繋がります。

 

是非、被災経験のある障害のある方々が出される情報や

行政、団体等が出す情報に耳を傾け、

いざと言う時

「そういえばあそこのお宅、赤ちゃんがいて車椅子のお母さんがいたはず…大丈夫かな?逃げれたかな?」

と気にかけ、声掛けあえる人間関係を身近に構築し、

災害への備えを行ってください。

 

「自分は大丈夫。」

そんなことはありません。

「自分はもう諦めてるから…。」

あなたは諦めても、家族はあなたを諦めきれません。

 

備えましょう。そして生き抜きましょう。

自分のために、家族のために。