お久しぶりです、あやちゃんです。
育休から仕事復帰し、時は流れ、現在コロナに罹患し自宅療養中です。
娘と共にコロナになりましたが、幸い娘は無症状。
私は発熱、咽頭痛、鼻詰まり、鼻詰まり、鼻詰まり、鼻水鼻水鼻水といった感じです。
雪国に生まれ、コロナでも待ったなしの雪の量。
設計ミスったバリアフリーハウスの雪かきにヒーヒー言ってます。
高齢者の雪かき支援はあっても、障害者やシングルマザーの雪かき支援はないんだなと絶望してます。
あってもイイヨネ。マジキツイもん。
雪国でバリアフリーハウスを建てる際は、雪かきを楽にする事をオススメします。
(なんも考えないで建てると、毎年冬泣く羽目になる)
さて今日は私たち夫婦の不妊治療について少し触れたいと思います。
不妊治療の決意
私たち夫婦は、プロポーズされOKしたその日に子ども欲しいね!
次の受診で主治医に相談しよう!という流れになりました。
当時、夫は地元の総合病院へ定期的に通っていました。
次の受診時に私も一緒に行き、結婚の報告と、不妊治療の相談に行くことにしました。
受診日、めちゃくちゃ緊張していた私たち夫婦。
呼ばれて、診察室に入り、超口下手夫が主治医に向かって…
夫:「あの、結婚しました、嫁です。子ども欲しいなと思って」
主治医:「おめでとうございます。不妊治療ですね。ここの病院だと出来ないから、大学に紹介状書きますね~」
私:(旦那の紹介雑だな、やっぱ大学病院か、一緒に受診する必要なかったような…)
というわけで、後日隣県の大学病院へ行くことになりました( ఠ‿ఠ )
大学病院へ
別日に大学病院の産婦人科へ紹介状を持って受診。
不妊治療担当医に言われたことは
「旦那さんは自然に射精できません。電気刺激による射精も望めません。SimpleTESEかmicroTESEになります。簡単に言うとSimpleTESEは目で見て精子を取ってくる場所を決めます。microTESEは顕微鏡で精子がいそうな所を選んで精子を採取します。こっちのほうが精子の回収率は上がりますが、何回もできるものではないし、費用は上がります。micro-TESEはここでできないので希望でしたら該当の病院を紹介します。不妊治療は全額自費になります(当時)。子どもはいなくても生命には関わらないので。お二人で話し合ってどちらで採精するか決めて、答えが出たらまた受診してください」でした。
子どもは居なくても生命には関わらない。なかなかグサリと刺さりましたね。
帰宅後、夫と話し合い
やっぱり子どもが欲しい、チャレンジしないで諦めたくない。
どうせ玉切るなら確率高いほうで切りたい・・・
という夫の希望もあり、micro-TESEの道を選びました。
後日、大学病院を受診し再度紹介状を依頼しました。
宮城県仙台市 かんとうクリニック
私たちが選択したのは宮城県仙台市にあるかんとうクリニックでした。
遠方である事を配慮し、術前・術当日・翌日・1か月後診察の4回の通院にしてくれました。
大学病院でも、実績のある病院だよと推してくれた病院。
先生は穏やかで優しく、担当してくれた看護師はキビキビハキハキした中にも優しさのある方でした。
術前受診の内容は採血、心電図、術前オリエンテーションといった感じ。
術当日は指定された時間に受診し、夫は点滴をし手術室の中へさようなら~。
(めちゃくちゃ緊張してたし怖がってたけど、当たり前だけど痛みは全く分からず、余裕だったそうな。術中は自分の好きな曲流してもらってた)
私は精子いるか、いないか心配でそわそわしながら待ってました。
先生より先に看護師が「いたよ!ちゃんと精子いたよ!!」って教えに来てくれた時は号泣。
もし精子がいなかったらなんて夫に声をかけたらいいんだろう。特別養子縁組も考えてるけど、夫は受け入れてくれるだろうか…と、手術まで毎日考えていたから。
手術室から出てきた夫の顔には笑顔があったと思う。
そのあと2人で顕微鏡下で動く精子を見せてもらった。
看護師が「これが将来の娘か息子になるんだよ。旦那さんにどっち欲しいか聞いたら、女の子だって」と横で話していた記憶があります。
夫は普段から尿漏れがあり、創部感染のリスクを考慮し、翌日まで膀胱留置カテーテルを挿入し、翌日の創部状態を見て抜くか決める事になりました。
無事、翌日の診察で抜け、1ヶ月後の診察でも感染等のトラブルなくかんとうクリニックは卒業となりました。
採精後の治療は大学病院で継続するため、郵送していただきました。
いつか妊娠・出産の報告をしたいなと思いながらできていない私なのでした。
東北で治療に悩んでいる方の一つの選択肢になればと思い、今回は病院名を出させていただきまた。気になった方は、病院のホームページを検索していただければと思います。
この場を借りて、かんとうクリニックの先生、スタッフの方々お世話になりました!!無事、娘が誕生しております。感謝申し上げます。
不妊治療の料金
私たちが不妊治療を始めたときは、まだ保険適応ではありませんでした。
助成金の申請をして1/3戻ってくるかな、というくらい。
この当時で、micro-TESEは43万くらいだった記憶があります。
(病院によってめちゃくちゃ差あり)
R4年4月から不妊治療が保険適応になりました。
43万だとすると12万の支払いということ。
それでも、不妊治療にかかる金額は大きいですが、保険適応になったことは大きな1歩だと思います。
不妊治療でも、障害でも、壁になっていることは何なのか。
声にする事って大事。
そして・・・
今回は採精について書きました。
精子は障害受傷後年数が経つほど質が低下し、回収が難しくなっていきます。
とうちの夫が申しております。
Wheelchairfamilyの我らがのりちゃんも繰り返し訴えております!!
では、また。
あやちゃんでした。