ウィルチェアファミリーチャンネル

当ブログにご訪問ありがとうございます! 【wheelchair family channel 】ウィルチェアファミリーチャンネルです。 車椅子ユーザーでも臆せずパパママになれる社会にむけての情報をメインに発信しております。当たり前ですが、車椅子ユーザーでも家庭を持って子育てができます。 少しの工夫をみんなで共有して大きな愛のある生活を手に入れませんか?

できていますか?災害の備え

www.nhk.or.jp

 

emergency.heralbony.jp

障害がある方のための防災マニュアルを策定しました|八王子市公式ホームページ

 

障害者が災害に遭ったら…(前編)車いす利用者に起きること|特集記事|くらし×防災メディア「防災ニッポン」読売新聞

 

www.risktaisaku.com

 

 

みなさんこんばんは。

能登の震災から2週間以上が経過しました。

被害に遭われました方々にはお見舞い申し上げます。

 

東日本大震災以降、障害者や高齢者などの災害弱者の防災がようやく語られはじめました。

上にいくつかの、障害と防災に関するURLをピックアップしてみましたので

是非お手隙の際に目を通して見てください。

 

いざと言う時、障害があり小さな子どもがいると、

避難所に行こうという選択は消えがちになるのではないかと思います。

排泄に障害があったり、固い場所で横になれないなど制約があると

避難所で暮らすよりも、雨風がしのげれば自宅に留まると言う選択をとる方は

多いのではないでしょうか?

 

また、走り回ったり騒ぎ出す、大声を出す、大声で泣く

そんな小さな子どもを連れて避難所で肩身の狭い思いをするなら

車で過ごすという方も多いことでしょう。

 

福祉サービスと繋がらず、自立生活をしている障害者は行政から把握されないことも

多いと耳にしました。

 

みなさんは防災の備えをされていますでしょうか?

防災リュックが必要なシュチュエーションとしては、

 

津波や火災など、すぐに飛び出さなければならない場合

・状況を見ながら避難が必要な場合

 

この2パターンにわかれるのではないかと思います。

これ以外には自宅に留まる場合の備えが必要になります。

 

障害があるとどうしてもあれもこれもと荷物が多くなりがちです。

 

 

それを踏まえ、防災の備えも選択できるといいかもしれません。

そして防災リュックは普段使うカバン、または泊まりや外出の際に使うカバンにしておけば

すぐに持ちだせ、特別に作る必要がなくなり、点検せずとも普段から循環させれるのでは無いでしょうか?

 

長期になることを考えれば、できるだけ多くのものを持ち出せるに越したことはありませんが

咄嗟に逃げる必要がある時は一群だけ持ち出せれば、命だけは守れます。

 

場合によっては、サッと荷物をトリアージし必要最小限を持ち出せるように

いくつかの小さなポーチやカバンなどに分散して避難導線上におくのも

よいかもしれません。

 

 

 

防災リュック

一群 : 生命維持に最低限必要なもの

薬  排泄グッズ 水 食料 呼吸や食事などに関するグッズ 充電器

ホイッスルや携帯トイレ アルミブランケットや簡易エアマット

清潔保持に関するものなど

 

二群 : 貴重品

通帳やキャッシュカード 母子手帳や保険証 マイナンバーカードなど

 

三群 : 通常の防災用品

防災ラジオ ライト ドライシャンプー ガムテープ 耳栓 軍手 ハサミやカッター 紙皿など

 

自宅に留まる場合

多めの食料(レトルトや保存食など)  簡易トイレ 暖を取れるもの 使い捨て手袋 サランラップ

ポータブル電源や発電機 ウォータータンクなど

可能であれば医薬品や生命維持に必要な物品を少し多めに用意

 

※1例ですので個人や家族に合わせたものを準備しましょう。

 

 

子どもがいる場合

月齢や年齢に合わせて

用意するものは異なりますが、防災用の長期保存可能なベビーせんべいや

ビスコ

長く気を引けるおもちゃや、安心できるぬいぐるみなどがあると

不安を和らげることができます。

 

小学生くらいのお子さんなら、興味のあるまだ読んだことのない本や漫画、

トランプやUNOや小さなオセロなどを防災グッズに1つ忍ばせておくと

避難所での退屈をしのげて時間を潰せます。

 

https://www.bousai.go.jp/kaigirep/kentokai/hinanzyokakuho/wg_situ/pdf/dai3kaisankou4.pdf

 

www.nhk.or.jp

 

障害のある方や高齢者の方も

「いざとなったら自分のことは置いて逃げてね」ではなく、

「自分でできる限り備え、最善を尽くし最後まで諦めない!」という意思が

ご自身とご家族の命をまもることに繋がります。

 

是非、被災経験のある障害のある方々が出される情報や

行政、団体等が出す情報に耳を傾け、

いざと言う時

「そういえばあそこのお宅、赤ちゃんがいて車椅子のお母さんがいたはず…大丈夫かな?逃げれたかな?」

と気にかけ、声掛けあえる人間関係を身近に構築し、

災害への備えを行ってください。

 

「自分は大丈夫。」

そんなことはありません。

「自分はもう諦めてるから…。」

あなたは諦めても、家族はあなたを諦めきれません。

 

備えましょう。そして生き抜きましょう。

自分のために、家族のために。

片手ではかせやすいベビーシューズ

 

次男のベビーシューズが小さくなってきたため

靴を買いに行っていました。

のりちゃんです。

 

 

見た目より、

足の形の合う合わないを第1に選んだ靴なんですが

片手で履かせやすいベビーシューズという名目で売られていたため

片手でやってみました。

 

 

 

動画は下からどうぞ↓

vt.tiktok.com

 

マジックテープなので、摩擦力はそこそこありますが

ガバッと開くので押さえておく必要がなく、

片手でもできました。

 

片腕が使えないパパやママ、おじいちゃんおばあちゃんには履かせやすいのではないでしょうか?

何より子ども自身が自分で履きやすいなと思います。

 

最近はユニバーサルなものも色々と出てきて

使いやすいものも増えてきましたね!

 

みなさんご存知の便利グッズも

ぜひご紹介下さい!

 

下記の公式LINEのトーク画面よりご投稿いただけます🫶

https://lin.ee/awGk5ai

新年のご挨拶

 

新年の挨拶 (画像作成 すー)

新春のお喜び申し上げます

 

みなさま楽しいお正月をお迎えでしょうか?

本年も私たちウィルチェアファミリーとの変わらぬお付き合いをよろしくお願いいたします

 

みなさまにとって、素敵な一年となりますように

お祈り申し上げます

 

また、先の地震で被災されましたみなさまには

心より、お見舞い申し上げます

 

 

 

ウィルチェアファミリー一同

年末のご挨拶



 

早いもので本年も残りわずかとなりました。

 

この一年も、たくさんの皆さまとつながりを持てたこと、感謝の気持ちでいっぱいです。


これからもみなさまの笑顔がひとつでも増えますよう、今後ともウィルチェアメンバー一同、より一層尽力してまいりますので、よろしくお願いいたします。

 

今年1年の活動はこちらです。

 

 

 

 

ウィルチェアファミリーメンバー一同

ついに?!ウィルチェアファミリーの理念決定

このたび、ついに私たちウィルチェアファミリーの理念が決定いたしましたので、

ご報告させていただきます。

 

 

 

ウィルチェアファミリー理念   (デザイン:すー)

ウィルチェアファミリーの実績

ウィルチェアファミリーにできること

ウィルチェアファミリーにできること



私たちは平成の終わりに発足し、これまで活動してきました。


当初、「車椅子ユーザーが臆せずパパやママになれる社会」

を掲げていましたが、

車椅子ユーザーの家庭内での課題は全て障害当事者だけにとどまらず、

家族にも派生することや、

家庭の主役は全ての家族構成員であること。


また、パートナーや子どもならではの思いや体験も

相互に複雑に絡み合い影響しあっていることから、

主語が“車椅子ユーザー”だけで良いのだろうか?

と感じるようになり、家族全体として考えていきたい

という思いが募りました。

 

また、車椅子ユーザーとその家族という

家族の内側に焦点を当てていましたが、

内側へのアプローチと同時に、

外の世界へのアプローチをし、社会にも私たちが生きやすい世界の提案をして行き

両側から掘り進めることでより問題解決に近づけるはずです。


車椅子ユーザーとその家族の抱える課題は

車椅子ユーザーとその家族の問題であると同時に、

全ての人に関わる社会課題でもあります。

 


社会と車椅子ユーザー家庭との間にあるバリアを

私たちが橋渡しすることによりなだらかにし、

共に歩める世界の実現に繋げていくことで

どんな環境に置かれても安心して生きていける社会を目指していきたいです。

 

 

これからも私たちウィルチェアファミリーを

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

話は変わりますが、

いよいよクリスマスということで

公式LINEの登録特典として、

車椅子ユーザーと子どものヒヤリハット・事故事例集を

お受け取りいただけます。

是非、公式LINEにご登録いただき、お受け取りください。

 

lin.ee

 

では皆さま、良いクリスマスをお過ごしください。

 

 

 

 

介助者ファースト?要介助者ファースト?

 

こんばんは、えりちゃんです。

f:id:WheelchairFamily:20231116185911j:image

 

介助をしていて感じる取り留めもないことを書き留めます。

あまり前向きな話ではないので、今気持ちが落ちている方や引きずられやすい方は回れ右。

心に渦巻く黒い影を文字で表現します。

 

ご家族に要介助者がいらっしゃる家庭の方は、介助を頼まれるとしっかりと向き合って介助をしますか?

 

多分ですが、一般的には介助を頼まれると自分が今やっていることを後にしてしまいがち。

お題で言う、介助者ファーストです。

 

平成29年の新語・流行語大賞トップテンに選ばれた「◯◯ファースト」は、「◯◯が一番」「◯◯を優先する」の意味で使われている。

引用:【浪速風】「◯◯ファースト」を間違えるな - 産経ニュース

 

介助を頼まれると今やっていること、自分なりに組み立てていた時間軸を中断して、優先的に介助に取り掛かることが多くないですか?

 

要介助者がやっている日常生活の中で介助が必要だから声をかけてくることもわかる。

誰かが悪いわけでもないのもわかる。

 

でもわたしにはそれが時々辛くも感じます。

 

こちらが手をとめざるを得ないことを理解した上で本当に介助が必要だから声をかけているのだろうという事実も理解しているつもりですが、だからこそ、何かを責めることをできない、自分で消化するしかない行き場のないモヤモヤがつもってしまいます。

断ると罪悪感。

断れない(自分の正義感の)圧力。

 

わたしが『今無理』というと、要介助者はやろうとしていることを諦めるか私ができるようになるまで待つかの選択。

介助者ファースト。

 

頼まれたことを断るのも、断られたあとの行動を補うことも、お互いいい気分ではいれません。

 

オトシドコロはいまも模索中ですが、お互い思いやりと妥協、心と時間余裕が必要なんだろうなと思っています。

ヘルパーとして仕事を請け負っているのならまた話は別ですが、〝自分自身の私生活〟である時間に介助を組み込むから〝自分の時間を削るモヤリ〟がでるのだろうな。

 

このことに限らず、誰も悪くないけどモヤッとすることって消化するのに時間がかかりますよね。

 

 

話はガラッと変わりますがウィルチェアファミリーではパートナー専用のオープンチャットをご用意しています。

きいてほしいあんなこと、相談したいこんなこと、匿名でいろんなお話ができます。

お気軽にご参加ください♪

 

オープンチャット「ウィルチェアパートナー座談室」

https://line.me/ti/g2/wZdF7W3iLXzn0Wvy30ra-RX27bLySng880oONg?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default

 

 

 

 

 

2歳になりました!車椅子ユーザーの妻が今更出産を振り返る

 

2023年ももうすぐ終わり。

わが家の暴れん坊次男もおかげさまで、無事2歳になりました。

 

どうも、車椅子ユーザーの妻、のりちゃんです。

 

 

コロナ禍不妊治療、コロナ禍出産だった次男の出産を

忘れないうちに、今更ながら振り返りたいと思います。

出産の話が苦手な方は、また来週お会いしましょう!

 

この記事が参考になるかもしれない人:

これから妊娠出産する車椅子ユーザーのパートナー

吸引分娩予定の人

コロナ禍出産を振り返りたい人

 

 

私はここで産みました

小さい足

 

夫が車椅子ユーザーで、夫以外に頼る人が近くにいないパートナーが出産する病院は

できればバリアフリーがいいですよね。

個人医院よりも総合病院や大学病院の方が対応してもらいやすいかも知れません。

ですが妊婦本人が車椅子ではないため、配慮のお願いも精神的ハードルが高いという人も…。

 

私の場合は疾患合併妊婦だったためその点は楽でした。

選択肢は総合病院か、大学病院。どちらもバリアフリーです。

長男の出産が総合病院、次男の場合が大学病院でした。

 

次男の出産は稀少病を合併していたため、総合病院では受け入れてもらえないかもしれないということで

主治医のいる大学病院での出産になりました。

 

選択肢がないというのは悩む必要がなく、私には楽でしたが

コロナ禍だった2021年、

立ち会いはおろか出産では妊婦以外は病院に立ち入れなかったため

バリアフリーじゃなくても全く問題ありませんでした。

 

これからという方は、

バリアフリーかどうか、車椅子で立ち会えるか、

出産は時間がかかることもあるので(長男の時は3日かかりました。)

車椅子の夫が立ち会い時に使える車椅子トイレやシャワーがあるかどうかなど

確認したりお願いしておくと良いかもしれませんね。

 

 

陣痛タクシーがない?!

 

次男の妊娠で初めて知ったこと。

それはこの地域をカバーしている陣痛タクシーが無いことでした。

(長男の時は誘発のため管理入院でした)

 

保健師さんに相談すると、

「普通のタクシーも出産ですっていうと断られますよ。

    で、どうするつもりです?決めておかないと。」

 

え?!

 

知り合いや親、親族がいるのが当たり前な、共助だよりの田舎では

公助が全く発展していないことを知りました。

つまり、ここでは親親戚を頼れないと子どもを産むのも困難…。

 

出産する病院からは

「この病院は経膣分娩の方は少ないんですけど、

    遠方の方は正産期になると病院近くのホテルにはいられる方もおられますよ!

    で、どうします?決めておいて、教えてください。」

 

1人目ならそれもあり。

でも、我が家にはあまり現実的ではないかな…。

 

どうします?と言われても、なるようにしかならない!

やれるようにやるしかない!

 

おっかなびっくりなだっこ

 

夫の上司の方が理解があり、

「陣痛じゃなくてもおかしいなと感じたらすぐ行ってあげればいいから」

と言って下さり、産気づいたら夫に電話をし夫が病院に運ぶということになりました。

 

(遠方から陣痛タクシーを呼ぶ方もおられるようですが、夫の会社の方が少し自宅に近かったためこうなりました。)

 

 

ですがそうなると、学校に行ってるかもしれない長男をどうしよう?

教育委員会に事情を説明し、学童保育と延長保育をお願いすることができました。

そしてその際は夫の親族に迎えとお泊まりをお願いすることにし

予め泊まり荷物も置かせてもらいました。

 

コロナ禍で夫の立ち会いができないとわかっていたため、

夜間などの長男の預け先を考えなくてよかったのは我が家にとってはよかったです。

 

ですが、できればみんなが一緒にいる時に

破水から来てくれ!と願わずには居られませんでした。

 

みなさんの地域は、陣痛タクシーはありますか?

出産時送迎予定の家族がもしダメだった場合の便り先は確保出来ていますか?

 

入院荷物どうしよう問題

 

コロナ禍の出産、病院によって対応はまちまちだったと思いますが

私の出産する大学病院は特に厳しく、

 

・出産時含め入院中の家族の院内への立ち入り禁止

・入院中の荷物の院外への持ち出しは可能、院外からの荷物の受け取りは禁止

 

コロナ禍で、病院主催の立ち会い講習や母親学級などを受ける手間は省けたのですが

退院までは家族にも会えないし、持っていった荷物が全て。

 

経膣分娩の入院期間は4日だったのですが

緊急帝王切開になることも考えて、1週間を回せる

だけど最小限の荷物を作る必要があり、これがなかなか大変でした。

私は機能ごとにカバンを分けました。

 

当時の日記

 

・分娩バッグ

・入院グッズ

・赤ちゃんグッズ

・新生児オムツ

 

入院中の分のドリンクは出産前に調達

 

赤ちゃんが産まれたら院内でもずっと目が離せなくなるため

人にお願いをする・預ける手続きをとるのが苦手な私は、

入院したら動けるうちに

4日分のドリンクを自動販売機で買いました。

 

これはコロナ禍ならではの問題かもしれませんね。

 

破水で役立つ車椅子

 

持病のため、ギリギリまで帝王切開か経膣分娩か

決まらなかった出産方法でしたが

経膣に決まりました。

 

さぁ陣痛から来たら夫を呼ぶしかないぞ!

会社から最低30分かかるんだぞ!というスリル。

 

予定日をすぎても気配なく、体もよりしんどさを増し

ヤレヤレとおもいはじめたある日、

長男が吐き気のため早退してきました。

 

なぜかその日、私のスマホではなくその日は夫の会社に連絡が入り、

突然帰宅した2人に驚いたのを覚えています。

みんなでゆっくり過ごし、その日の業も早めに終わりました。

 

幸い長男は何ともなく、メンタルだったかな?

と胸をなで下ろし眠りについた翌朝。

 

トイレに起きて、ベッドに戻った瞬間にバシャッと音がして破水しました。

夫が目を覚ましていたため、すぐに対応してくれましたが

私は全く動けませんでした。

 

病院に電話し、

長男を起こし、使い捨てベッドシーツを敷き、

もう捨てようと思っていた夫の入院用のオムツを引っ張り出してもらい履き、

それでも足りないくらい動くたびに水が流れるので、尿とりパットを当てました。

 

産褥パットなら全く足りなかったと思いますし、

病院で大量に産褥パットが必要になったため、

この時に使ってしまわなくてよかった!

 

夫のスベア車椅子に乗り支度をし、玄関に向かいました。

この時ほど、うちに車椅子があってよかった!オムツがあってよかったと思ったことはありません。

無かったらどうなってたの?

 

うちの男性陣

 

玄関で夫は長男に

「2人で戻ってくるといいけど、もう二度と会えなくなることもある。

 赤ちゃんを産むってそういうことなんだよ。だから一緒に写真を撮ってから行くよ。」

と言って、玄関で長男と私の写真を撮りました。

 

病院に向かう車内では陣痛は来ず、

朝日がキレイで、虹が空にかかっていました。

 

そして夫は焦っていたのか、降りる予定のバイパスをスルー。

「あれ?過ぎた…?」

「あ!!」

 

NA・N・DE・YA・NE・N!!

 

焦る時こそ、皆様運転気を付けて。

 

経産婦は早い?!まさかの出産劇

 

大量の荷物を持って夫たちと別れ、エレベーターに乗り産科へ。

診察していただき入院決定。PCRを受けました。

 

助産師さんから、

個室が空いてるからどう?個室の方がいいんじゃない?と聞かれ、

(私の障害特性が理由です。)

空いてるならとお願いしました。

 

産後、脳がかなり過敏になってしんどかったため、

ここで個室を勧めてもらえて良かったです。

 

助産師さんたちに

「夜には産まれてるわよ」

「2人目だから早いわよ」

「経産婦さんだから陣痛ついたら早いからね」

「経産婦さんは30分で産む人もいるから」

と言われるも、全く進みません。

 

2人目は早いは人による!!人によります!!

 

陣痛がつくように色々やりましたがなかなか来ず。

来てもなかなか強まらず、真夜中にようやく分娩室に呼ばれました。

ほんの数十メートルの合間にも陣痛が来て、蹲りながらの分娩室は遠かった。

 

夜のうちに産まれると、みなが思っていたのに

陣痛MAXのまま朝を迎えました。

 

長男の出産では「こんなに静かで冷静な出産見たことない!」と言われた私でしたが

マスクが張り付き息ができなくなり、パニック。

陣痛とは違うよく分からない激痛がはじまり、パニック。

メソメソ泣いてしまい、自分にびっくり。

 

マスク出産は本当にキツかった…。

 

入れ代わり立ち代わり出入りする助産師さんたちの会話も段々

「まだ微弱陣痛なの?」

「ここまできてこんなに長引く?」

「ドクターまだ来ないよね。促進剤入れてあげないと体力が…」

「ここが引っかかって出ないの。開いてるし降りてるのに」

 

不安も相俟って心が折れて、涙が止まらない。こわくてたまらない。

夜が明けても微弱陣痛は続きます。

朝になり様子を見に来た早番ドクターから促進剤の指示が出て

点滴開始となりましたが、微弱陣痛のまま。

 

赤ちゃんが苦しくなってきていると言われて、酸素マスクを装着。

「赤ちゃん苦しいなら切ってください」

と言うもここまで降りてきてるから下から産みます!と言われ

さらに不安に包まれます。

 

突然数人のドクターや助産師さんたちがバタバタと入ってきて、

5人人以上の医療者が分娩室にいたと思います。

 

摘便され導尿され

「押しながら吸引します。10分で産ませるから大丈夫!よっしゃ、いきます。」

 

1人のドクターが私の上に馬乗りになり、陣痛にあわせてお腹を押します。

時間の目処がついたことで、かなりホッとしました。

下からは吸引カップで吸引され、何度目かで次男は産まれました。

 

吸引分娩などは医療保険が降りる場合もあるようなので

ご加入の保険を出産前に確認しておくとスムーズです。

 

ほっとしたのも束の間、

後産が上手くいかず、胎盤を剥がすために苦労していました。

 

ホルモン補充周期で移植したベビーの出産では多いと言われましたが

産めば陣痛はピタリと止むし

赤ちゃんが元気に泣いていたので、不安はありませんでした。

 

手を入れて胎盤を引き剥がし、大量に出血したようでしたが

後産が終わると、助産師さんが手持ちのスマホで赤ちゃんの写真を撮ってくださり、

胸に赤ちゃんを抱かせてくださいました。

吸引でしたが頭は伸びませんでした。

 

30分で産めるかもね~!なんて話も虚しく、

2人目出産はまさかの15時間。

 

燃え尽きて気を失いそうでしたが、

助産師さんから「家族に報告した?」と聞かれ、

慌てて夫に報告のLINEしました。

 

命が生まれたのか消えたのかも分からず、

一晩自宅で待つしかない状況って、

どんな感じなんでしょうね?

 

夫が次男に初めて会ったのは4日後の退院日。

 

担当の助産師さんが

「お母さん!あなたはもっと人を頼って!あなたは静かにがんばるから誰も気づけないの!もっと頼って。」

と言いながら、私の荷物を抱えて一緒に車まで来てくれました。

 

 

次男育児で気づいたこと

長男の育児経験から育児の勝手を学んだ夫。

 

バリアフリーではない場所での長男の行事もたくさんあり、

必然的に次男を夫にまかせるシーンも多くなります。

 

私も体調不良や心が折れることも多くなり、

夫は次男育児では新生児期から

メキメキとあれもこれもできるようになりました。

 

「車椅子だからできないかもしれない」という不安は

「できないに違いない」になり、

「私がやるしかない」「ママがやった方が早いよね」

に、繋がってしまっていました。

 

それは夫の自信を奪い、私の負担になっていました。

それをトントンと均してくれた次男育児です。

 

子どもを望む望まない、

2人目を望む望まない、

諦める諦めない、

選択は夫婦それぞれでいいし

夫婦ごとに異なると思います。

 

帰宅後すぐベッド上で風呂上がりの次男の着替え

 

ただ、私たちには

長男と全くタイプの違う次男を

2人で育てる経験が必要だったように思います。

 

 

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参考までに

 

使えた育児用品

・夫手製のベビーベッド

 長男育児で作ったチェンジングテーブルにベビーサークルを載せたもの。

2歳の今もオムツ交換に利用しています。

 

・湯上りマット

   両側に取っ手がついており、お風呂上がりに夫の足の上にそれを敷き、くるむようにしてベッドまで連れていき、着替えさせました。

 

ファルシカのベビーチェア

下に足が入るため、離乳食をあげたり乗せ降ろしがしやすかったです。

 

・ベビーバス

足の間に置いて、前傾で夫が沐浴してくれました。

 

・バギー

先日ベビーカーが壊れ、

まだそこまで長くは歩けないしもう少し載せたいけど、

パパの膝にはあまり乗らないため、安価で片手でも押せそうな軽さのものを購入しました。

 

・インサートの要らない抱っこ紐

2ヶ月から長男の送迎や買い物をしていたため、

サッと着けれるタイプの抱っこ紐は重宝しました。

メルカ○で数千円のものを買いましたがしばらくしか使わなかったので

十分でした。

 

 

使わなかった育児用品

・ハイローチェア

長男のものが移動させにくいもので、次男用を新しいものを買おうと言っていましたが

使わなくてもなんとかなりました。

 

・ベビーサークル

置く場所がありませんでした。

 

・おしりふきウォーマー

そんな余裕がありませんでした。

 

・バンボ

逃げ出し出番無し

 

・チェアベル

コロナ禍で外食機会も少なく、

パパの膝にも乗らない赤ちゃんだったため不要でした。

 

・迷子リード 

なくても近所の散歩くらいなら大丈夫でした。