ウィルチェアファミリーチャンネル

当ブログにご訪問ありがとうございます! 【wheelchair family channel 】ウィルチェアファミリーチャンネルです。 車椅子ユーザーでも臆せずパパママになれる社会にむけての情報をメインに発信しております。当たり前ですが、車椅子ユーザーでも家庭を持って子育てができます。 少しの工夫をみんなで共有して大きな愛のある生活を手に入れませんか?

日常のひと場面から社会を考える

 

 

こんばんは、えりちゃんです。

 

先日のお話をしましょう。

駅の改札での出来事です。

 

ホームから改札を出ようとしていた車椅子ユーザーの方とその介助者がいらっしゃいました。

ただ、選んだ改札口が車椅子では通り抜けられない幅になっていたために改札口の前で立ち止まらざるを得ない状態でした。

車椅子で通れる幅のある改札口は、ホームに行こうとする方が次々に通るため、すぐに通れそうもなく行き戸惑っていらっしゃいました。

わたしはホームに入る川の側の人間だったのではやくホーム側へ行き車椅子の方を誘導しなければ!と向かおうとしました。

 

と思ったら、車椅子の方は立ち上がり、改札を通り、介助者の方は車椅子をたたみ、改札を通られました。

私のでる幕無し。

なにはともあれ無事に通ることができてよかったです。

 

とはいえ本当に良かったの?

とそのあと悶々としました。

 

悶々ポイント①

手伝ってほしい、手伝ってほしくない、は別として、車椅子ユーザーと介助者の奮闘は空気と化していたこと。

良くも悪くも?無関心。

近くには駅員さんが数人いましたが特にお手伝いに出ることもなく、(気付いているかも不明ですが)改札を行き来する人々も気に留めることもなく。

通勤時間帯ということもあったかもしれません。

 

悶々ポイント②

今回の車椅子ユーザーは短距離(改札を抜けるまで)を歩くという選択肢がありました。

とはいえ、環境が車椅子ユーザーに合しているわけではなく、車椅子ユーザーが〝頑張ればできなくはない〟というマンパワーを発揮した上で環境に合しているということに違和感を感じました。

 

悶々ポイントはあくまで個人的な想いだし、わたしが見えていない部分も多々あるかとおもいます。

かといって、無関心を貫くのもマンパワーに頼った世界も気持ちのいいものではないと思いませんか。

お金も権力もない非力ないち平民ではありますが、少しでも生きやすい世界になることを祈らんばかり、そんな気持ちになった日常のひと場面でした。

 

 

 

 

 

 

車椅子ママ、一人で飛行機に乗って一人旅。

大変お久しぶりです。車椅子ママのみっちゃんです。

フルタイムワーママに転身したところ想像以上に忙しくしておりますが、おかげさまで何とか楽しく生きています。

 

そんな私の今年の抱負「やったことないことをやる」

ということで、10何年振りに飛行機に乗りました。

子どもたちを夫と義父に預け、今回は一人旅です。

 

そんなことできっこないと思っていたので、私にとっては大冒険でした。

 

なぜ飛行機で一人旅・・?

実は祖母が入院しておりまして、お見舞いに行きたかったのです。

でも、平日しか見舞いができない病院ということで、どうしようかと会社の社長にも相談したところ決意が固まりました。

行って帰ってくることも可能ではあったのですが(家から実家往復9時間以上!(白目))、思い切って実家に一泊することにしました。

 

 

まずはJALのチケットをオンライン予約。

慣れていないため知らないことが多く、チケットを取るのにもググったり問い合せたりXで尋ねてみたりと、色々と勉強になりました。

障害者割引があります。

往復セイバーとは、往復券でいちばん格安のチケットなんだとか。

ただし、往復片方だけの変更ができないなどの条件あり。
ふむふむ。

 

チケットが予約できたら、次は電話で車椅子利用の旨を伝える。
これがなかなか繋がらないので、余裕を持って電話することをおすすめします。

 

車椅子ユーザーが国内線に乗る際に伝えること

  • 車椅子の種類、大きさ(縦横幅)
    大体でいいと言われますが、その大体もパッと出てくるものではないので事前に測定しておく。
  • バッテリーの種類
    持ち込むものによっては載せられないバッテリーもあるらしく。
    スマートドライブは手荷物として持ち込みました。
    スマートドライブは「リチウムバッテリー」、機内に持ち込める300wh以内の条件を満たしています。
  • どこで車椅子を乗り換えるか?
    機内はかなり通路が狭いため、通常の車椅子で座席の近くまで行くことは不可能。
    そのため、機内専用の木の車椅子に乗って移動します。
    自走はできないため、私は航空機の直前まで自分の車椅子を使い、入り口付近で乗り換えることにしました。

 

 

当日の流れ

まず1時間前には到着している必要があります。

事前確認や手荷物チェック、空港内の移動など、他の公共交通機関と違って結構時間がかかります。

 

アシスタンスサービスに立ち寄る

  • 電話で確認事項を再度口頭で確認する
  • スマートドライブを取り外して撮影する(whをチェックしていたと思う)
  • 機内に持ち込むためのタグをつける
  • 搭乗券を受け取る

※入り口を聞いておくこと。たくさんあって何処なのかわからなくて焦った。チケットの番号とゲートは違う!!

 

手荷物検査について

車椅子のネジが緩むことがあるため、私のようにポケットに小さい工具を入れている人もいると思う。工具を持ち込むとなるとサイズを測ったりする手間が生じるので、できれば荷物の中に入れてしまったほうがいい。

靴を脱いで手荷物チェックに回された。脱ぎ履きしやすいものをお勧めする。また、ハイヒールなどの靴は、避難時に脱出シュートを傷つける可能性があるため不可なんだとか。

 

いざ搭乗!

手荷物検査を過ぎてからは、床が絨毯!!!漕ぎにくいことこの上ない。スマートドライブを直前までつけていられたからよかったものの、自走だったらかなり疲れたと思われる。

 

WILLが走っていた。レンタルできるそう。目的地を入力したらそこまで連れて行ってくれるそうだ。便利。もともと車椅子乗ってるから関係ないけど。

航空機手前で車椅子を乗り換える。

車椅子もスマートドライブもここで預ける。

スマートドライブは行きは車椅子と一緒に預けられたが、移動中に外れてしまったそうで帰りは機内に持ち込むことになった。

 

機内と座席

機内ではトイレに近い位置の席にしてもらったけれど、想像以上に機内のトイレは狭い。ドア幅がめちゃ狭い。移乗するのは至難の業だろうと思ったので、行きも帰りもトイレは利用しなかった。手すりはあったように思う(うろ覚え)

 

荷物は上の棚に入れなくても、隣の席が空いていれば置いてもOK。

座席が固かったのでロホクッションは念のため持ち込んだほうがいい!(膨らんじゃうかも知れないけど。)

ちょっとお尻が痛かった・・

 

空港を利用した感想

機内に入るまで2、3人のCAさんやスタッフの方が手厚くサポート、説明してくれるので、行き帰りとも何も心配なく空港を利用することができた。最後の最後まで見送ってくださったスタッフさんありがとう。おかげで迷子にならずに済みました。(その後ひとりでターミナルを移動してショッピングに向かったら、案の定ばっちり迷子になりましたー!)

 

祖母のお見舞い(本来の目的はここ)

無事、平日の午後に祖母のお見舞いに行けました。

飛行機で来たことを伝えるとか細い声で、すごいねえ、と言ってくれました。

祖母は私が歩けるようになることを心から願ってくれていますし、きっと今もそうだと思います。その期待に応えたいと思っていたこともありますが、私にとってそれは最優先ではないことははっきりしています。

おばあちゃん、私車椅子でも大丈夫だよ。

 

実家に泊まらせてもらい、父母とゆったりした時間を過ごせました。

岡山の空港にはスタバがなかったことがかなり残念ではあったけれど。(どうでもいい)

 

終わりに

飛行機に全く慣れていない私の一人旅の(雑な)レポートでした。

家族で行ったり他の航空会社を利用すればまた違うでしょう。

今回のJALの旅は快適でした。

帰りには羽田エアポートガーデンに(迷子になりながら)立ち寄りましたが、急いでいたため食事だけして帰りました。

今度は誰かとゆっくり遊びに行きたいな。

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車椅子ファミリー以外との旅行

こんばんは、えりちゃんです。

 

先日、旅行に行きました。

やはり非日常は新鮮で、旅とは良きものです。

 

今回は3家族での旅行で、車椅子ファミリーは我が家だけでした。

老若男女の合わさった旅であり、車椅子ユーザーにだけ配慮を気にしていればいいという旅でもありませんでしたが、ひとまず車椅子ファミリー目線でお話をしましょう。

 

誰に合わす?

『あそこにいきたい!』と誰かしらから発案があっても、車椅子ユーザーが行くことができる場所かどうかまでは考えていないことが大半。

せっかく出た案に対して〝車椅子では無理〟〝車椅子でも可能〟か確認をして伝える必要があります。

大半が行きたくて盛り上がっていても〝車椅子では無理〟が水を差すことも。

過半数にあわすのか、こどもの希望にあわすのか、車椅子ユーザーにあわすのか、毎度のすり合わせが必要です。

 

車椅子で必要なケアはどう伝える?

メンバーに車椅子の人がいてるという認識があるイコール車椅子ユーザーにとって必要なケアを全員しっているわけではありません。

〝身障用駐車場〟〝バリアフリールーム〟以外にも気をつけないといけない点はたくさんあって、パートナーのわたしでも言われないと気付かないこともたくさん。普段はできることでも、旅先では環境が整っておらず介助が必要となることもたくさんあります。その場合は、本人発信でなければ必要なケアも気付きにくいです。

 

経験を踏んで理解をしていく

車椅子ユーザーとの旅行に限らず、基本的に旅行は自分軸でしてきています。自分軸以外の旅行は経験を積むことでアップデートされます。

子連れで旅行に行った経験がないと、「授乳室やおむつを変えるシートがある場所がいい」だとか「ウェルカム子連れのホテルというものがある」だとか、「子どもの年次に合わせた遊び場」だとか、子ども軸での旅行を計画するのは簡単ではありません。必要な施設だったり子連れに優しい場所を探すには、ある程度の慣れ、経験値が必要です。

同じように、車椅子ユーザー軸での旅行、高齢者軸での旅行、いろいろな軸があり経験を積むことにより必要なケアや考え方をアップデートしていくのだと思います。

 

もちろん楽しむべき旅なので難しく考えず、行き当たりばったりや試行錯誤するのも旅の醍醐味ですけどね。

せっかくの非日常、全員が楽しめるようにいろんな知識を持っていたいなと思う今日この頃でした。

 

あったら便利?!車椅子パパの3種の神器!


育児をする上で、
育児グッズのユニバーサルデザイン化も大事だけど
車椅子のアダプターも育児の幅を拡げてくれます。


そんな中でも私たちは日々
育児や家庭の運営に追われているわけなので
育児する上で妻の目線からあって良かった車椅子のアダプターはこちらの3つです。


使ってよかった車椅子のアダプター三選

〇スマートドライブ


permobilkk.jp


子どもの遊び場や動物園・遊園地などは
高低差の多い場所も多いですよね。

夫婦2人なら押しましょうか?と思いますが、

ちょろちょろと走り回る子どもを見ることで精一杯!

抱っこ紐で抱っこしたまま介助も難しい!

そんな時に役に立つのがスマートドライブ。
電動で車椅子を動かしてくれるから、
スマートドライブにパパをおまかせ。



自走式の車椅子では子どもと手を繋ぐのが難しいですが
スマートドライブなら車椅子から手を離していても動くから
子どもと手を繋ぐことも可能です。
(小さいお子さんは注意が必要)

子どもを膝に載せての移動も楽々です。

膝で子どもが寝てしまった時に
手で子どもをホールドしながら走行することもできます。


〇free-wheel

www.koppasha.jp


子どもの遊び場は砂や砂利や土や芝生、
車椅子が苦手な悪路が多いけれど、これがあれば走行がスムーズ!

子どもとサッカーも頑張ればできます。

海外ではベビーキャリーと組み合わせて
ベビーカー代わりの使い方をされてる方も?!


〇ささら・ホイールブレード

車いす用アクセサリー

e-if.jp


ささらとホイールブレイドを組み合わせれば子どもと雪の中で遊ぶことも可能?!
(チェアスキル力は必要です)

ウィンタースポーツをされる方は
持っておられる方も多いのではないでしょうか?




障害者が育児することが想定されていない社会の中で
私たちは今ある道具で工夫して対症療法的な方法で
子どもを育てるしかありません。


決してそれがスタンダードになってはいけないけれど
今、現状としては
私たちは工夫や便利な情報を共有しながら、なんとか生きていかなければなりません。

いつか、時代が変わるまで。
新しい便利が発明されるまで。



みなさんが使ってよかったものや、
便利な道具があれば是非、教えてください。

ご感想、便利なグッズのご紹介は
公式LINEのトーク画面からご投稿いただけます⬇

https://lin.ee/awGk5ai

【無料!】車椅子ユーザーのセクシュアリティ座談会

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【脊髄損傷の男性必見!】


なかなか表立っては聞きにくい。


でも気になる脊髄損傷男性の性機能。

 

子どもを授かることができる?
どんな方法がある?

悩みや不安を共有しませんか?


漠然としたもやもやでもOK。

 

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1月公式LINEに関するお知らせとお詫び

 

公式LINEの1月分無料メッセージ上限を

超えてしまい、

1月分更新情報を出せなくなってしまいました。

 

ご不便をおかけし

大変申し訳ございません。

 

次回更新は1月26日(金) 夜8時を予定しております。

よろしくお願いいたします。

 

ウィルチェアファミリー