ウィルチェアファミリーチャンネル

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ついに?コロナになってしまった車椅子ママの家族のはなし

こんにちは、車椅子ママのみっちゃんです。
子供たちの夏休みが明ける、8月後半!
 

今年の夏はお祭りが直前で中止になったり、花火大会がなかったりと
まだ例年通りとは言えないコロナ禍のままの夏となりました。
そんな中、とうとう我が家にもコロナの魔の手が
 
その経過と、どう過ごしたのか?何に注意し、何を妥協したのか?などなど。
参考にはなりませんが、我が家の自宅待機の日々をご紹介します。
※コロナに関する判断については何の責任も負えませんので
我が家のどたばた日記くらいに思っていただける方のみ読み進めてくださいね。
 

家庭内感染のはじまり


はじまりは、5歳息子の発熱から。
2泊3日のサマーキャンプから帰ってきて5日目のことでした。

 

その日、早朝から地域のラジオ体操があったため
朝早くから子供たちを連れて行ったのですが
息子がやけに膝に乗りたがる。
ついでにくしゃみを顔面にお見舞いされ、
(よく私無事だったなと思う。笑)
ぐずったので終わって早々帰宅したのです。
 
それから日中は普段通り過ごしたのですが、
夕方になって、急に発熱、38度台。
 
このとき、ちょうど感染者数が激増していた時期だったこともあり
発熱当日に主治医に電話しても、もうすでに当日は予約でいっぱい。
 
もしや・・・と思い、
次の朝、嫌がる息子の頭を押さえて鼻から抗原検査。
結果、陽性。
 
集団の中からもらってくるとしたら、
5日前のサマーキャンプか
前日の幼稚園登園時の可能性が高いので、
潜伏期間は5日くらいだったのかな?と推察します。
(個人差もあるし、あくまで推察)
 
土日などすぐに病院に行くのが難しいこともあるので、
いつでも検査できるように抗原キットは家族人数分常備しておくのがおすすめです。
 
 

発熱外来に通院するか否かの判断

 
息子が最初に発熱した次の日は金曜だったので、
土曜の朝にクリニックに診察予約を取れば通院することができたと思います。
 
でも、我が家は相談した結果、通院はしませんでした。
 
理由は、
・次の日には熱がだいぶ落ち着いていたこと。
・飲食はできていること。
・抗原検査をして陽性なら、その報告で診断がつくこと。
(感染者が激増していた時期だったので、全員が全員PCRキットでの検査をしないと夫から聞いた)
 
このような理由から、
我が家では通院せずに自宅でそのまま療養することにしました。
 
自治体に申し込めば検査キットが送られてくるところもあるので、
そういったものも利用すると良いかと思います
 
判断はそのご家庭それぞれに事情があると思いますので
どちらが正解、というものではないかと思います。
 
書類として診断結果が必要な場合もあるでしょう。
コロナになったら絶対に病院にいかなければいけないというわけでもありません。
ただ、病院にかかりたいのにかかれないのが、
この時の状況でした。
それなら、息子は持病もないし症状も風邪程度で済んでいるなら
無理に診察してもらわず経過を伺おうと、我が家では判断したのです。
 
 

悩みに悩んだ、寝室の振り分け

5歳児息子は、普段は私か夫のどちらかの布団で一緒に寝ています。
なので、隔離して、今日はひとりで寝てね、ということが難しかった。
なので、私か夫のどちらかが、
看病も兼ねて添い寝する必要がありました。
 
お茶のみたい、トイレ行きたい、頭冷やすやつほしい。
といった要求にすぐに対応できたほうがいいと思うのと、
 
夫はすでに一回コロナにかかっているため、
もしかしたら感染しても症状が軽く済むかもしれない(確証はない)
ということで、夫が添い寝することになりました。
 
子どもの具合が悪くなると、だいたい一緒に寝るのは夫です。
 
ありがたいと思うのと、少しだけ
私の力不足を感じることもあります・・もっと動けたらなと。
 
そんなこんなで、
息子一人のときは夫が添い寝をする、となったのです。
 
しかし。
 
息子の発熱の3日後に、今度は長女、続いて次女も発熱しました。
 
長女の場合は、もう中学生なので隔離して一人で寝ることができますし
次女も一緒に寝ればいいのですが。
でも、その部屋に布団1枚しかしけません。
我が家には、隔離できる部屋が一つしかありません。
通常だと、寝室はべつの1部屋に5人で寝ています。
 
さて、どうするか・・・
 
もうこのあたりで、寝室を分ける、という選択肢は難しくなってきました。
 
感染していない(だろう)私が、1枚の布団で寝ることも考えました。
ですが、普段コロナの家族を隔離している部屋を寝る時だけ入れ替える、
というのもあまり意味がないように思いました。
(それに、フローリングに布団を敷いて寝るのは、
私にはかたくてしんどいのであまりしたくない)
 
悩んだ結果、結局皆同じ部屋で寝ることに・・・
「家庭内感染、なるもんはなるから仕方ない」
そう妥協できるのは、障害以外は健康な体だからであって
これが持病があるなら考えられないだろうと思います。
 
後々、リビングに布団を持ち込めば
分散して寝られたかもと思い至りました。
家族が多い上、個々の部屋がない我が家みたいな場合は、
どこの部屋にも布団を敷けるくらいにしておいたほうが
いざというとき安心かもしれません。
 
 

自宅療養中に頼りになったアレコレ

夫も体調は大丈夫ですが、感染した子を看病しているので
できるだけ外出は最低限にしていました。
私も買い物には行きましたが、一度に持って帰れる量は多くないため
使えるものは使うことに。
 
・支援物資の利用

まず最初に、食材を買いに行くことが困難になる可能性を考えて、
支援物資を頼みました。
すると、段ボール2箱分(一人当たり)これだけの支援物資が届きました。
 
支援物資を頼むのはネットスーパーの利用や他の人からの支援を受けるのが困難な方、
という表記がありましたが、
ネットスーパーも注文してすぐに持ってきてくれるわけではないし
混んでいるときは2日後、とかになることも。
支援物資は頼んだ次の日に届きました。
 
・ネットスーパーや通販
自宅療養中、2回ほどネットスーパーで食材や日用品を買いました。
自宅まで届けてくれるのは大変助かります。
あと、子どもたちがずっと家にいるわけで、
すっかり熱が下がってただただ外に遊びに行けない状況で
家の中で遊べるゲームやおもちゃを、通販で取り寄せていました。
 
 
・ご近所や友人の優しいお気遣い
何か買い物して届けるものがあったら言ってね、と
自宅待機を知った周囲の方々から声をかけてくださり、とても心温まりました。
ご厚意に甘えることもできたのですが、
ただ、ものの引き渡しやお金のやりとりなどを考えると
万が一感染させてしまったら申し訳ないという気持ちでした。
気にかけてくれているだけでも嬉しいものです。
 
 

保険金の請求ができると聞いたものの・・


コロナに感染したら、契約している保険会社から保険金がおります。
ただそのためには、書類を揃える必要があります。
万単位なので、それはぜひ手続きしたいところですが
通院して診断をもらわないといけなかったり、
ネットで登録しなければいけなかったり、
色々と作業が必要になってきます。
そして、その手続きをするのはもっぱら私です。
熱の下がった子たちをあえて予約でいっぱいのクリニックに
連れて行って診断をもらい、
保険会社に手続きをする必要がある。
お金が入るのはありがたいけれど、
私一人ではどうにもむずかしいなと思ったので、
今回は保険金の請求はしませんでした。
 
それに、夫が前回1月に感染した分の手続きも
未だにできていません。
本人が書いてくれないから。
(保険は本人が書かなければいけない欄が多い。笑)
 

いつもとは違う時間の過ごし方ができると捉えてみる

子供たちがコロナになって、
私たち親はどうだったかというと
熱がちょろっと出たような気はしますが、
幸いにも気のせい程度で済みました。
気を張っていたからかもしれません。
でも、最後の最後に私と夫も抗原検査をしようということになり
家で検査したところ、どちらも陰性。
本当か?と疑いながらも結果にはほっとしたのも束の間、
仕事柄、毎週欠かさず一回PCR検査を会社で行っていた夫の結果が、陽性。
またまた自宅待機が始まりました。
 
でも、ほぼ無症状のまま数日を過ごさなければいけません。
 
子供たちもまだ自宅待機が明けていませんでした。
いったい、この数日間の長い時間を、どのように過ごしたらいいのか。
 
家族みんなが家にいる、いつもとは違う時間をどう過ごすか、
こんなにも家族で話し合ったことはないのではないかと思うくらい
今日は何をしようか?という話をしたように思います。
 
この頃には、もう皆間違いなく感染しただろうと思えるくらいで
隔離もしませんでした。ただ、家で過ごすだけ。
 
家族全員が時間を持て余し、家にいるようなことは
今後同じようなことがない限り訪れないでしょう。
 
楽しむことを考えないと、精神的にやられてしまいます。
 
ずっと家の中にいるのはかなりの苦痛です。
そして、自分時間がとれないのも・・私にとっては、かなりのストレスでした。
なので、この際ガラっと切り替えて、
いかに家族で楽しく過ごせるかを意識しなければ
お互いにストレスを溜めて最悪の精神状態になりかねません。
 
我が家でやってみたのは、
 
・ちょっと贅沢な出前を頼んで皆で食事する
・ゲームにお金をかける
・やりたかったことに取り組む
・時間を考えずに過ごしてみる  などなど。
 
私はSPY FAMILYを全巻購入して娘たちと読んだり、
夫はドラムを練習したりと
普段はやらないことをやってみる時間になりました。
 
いつもと違う時間の過ごし方ができる、と捉えることで
少しでもストレスを溜めないよう考え巡らせた日々でした。
 
 

さいごに

 
今ではもうすっかり通常の日常に戻りましたが、
家族の中には、倦怠感がなかなか抜けなかったり
食欲が戻らないといったことがありました。
 
コロナに罹らないよう細心の注意を払うことも大事ですが、
もしかかってしまったときにどう対処するか?は
自分自身、考えが甘かったと感じています。
思っていた以上に普段の生活を変えなければいけないことになるのだと
今回の家庭内感染で身に染みました。
家族全員が、重症化することなく乗り越えられたことは幸いです。