今世間で論争が起きているツイートがあります。
JRで車いすユーザー乗車拒否にあいました。「階段しかない駅なので案内はできない」と。今の時代でも悲しいかな、よくあること。バリアフリーって全然進んでいない、むしろ無人駅が増え後退してる。味方が必要なので、長いですが、どうか読んでください、シェアしてください。https://t.co/0yvaje4eaS pic.twitter.com/XjkSTNxnPh
— 伊是名夏子♿︎コラムニスト (@izenanatsuko) 2021年4月4日
賛否両論、いろんな意見が飛び交っています。
個人的な意見をここに書くつもりはありません。
ただ、これだけは言わせてください。
誰でも車椅子ユーザーになり得ます。
他人事ではない。
そこだけはわかっていてほしい。
今、健常者だとしても
(健常者という言葉は好きではないですがあえて書きます)
明日は車椅子がないと生活できないかもしれない。
今、階段を使えても
明日はスロープがないと身動きとれないかもしれない。
今、立ち小便ができても
明日は多目的トイレでないと用をたせないかもしれない。
今、どこにでも駐車できても
明日は条件が揃わないと車から乗り降りできないかもしれない。
今、5分で行ける場所も
明日は15分かかるかもしれない。
ターニングポイントは突然訪れます。
特別、があるわけではない。
海で遊んでいるとき。
山で遊んでいるとき。
仕事をしているとき。
スポーツをしているとき。
自転車に乗っているとき。
運転しているとき。
歩いているとき。
風邪をひいたとき。
出産をしたとき。
老いたとき。
非日常ではなく、日常を生きていたそのとき、車椅子ユーザーになることもあります。
誰にでも、起こりうるんです。
信じがたいでしょうけど、起こるんです。
わたしの旦那様は健常者として30年歩んできました。
行きたいところにはなにも考えずにいけるし、食べたいものは食べたいだけ食べられる。
寝坊して慌てて走ることもあれば、お腹が痛くなってトイレに駆け込むこともあった。
でも、ある一瞬を境に、それはすべてできなくなった。
行きたいところに行くには事前確認が必要になり、食べたくても空腹や満腹の感覚がわからないから恐る恐る口にするようになり。
寝坊をしたら走れないので予定は変更、お腹が痛いという感覚もわからないから急に失便をしかねない恐怖。
頭の片隅に置いていてほしい、もしものこと。
本当に、誰でも、車椅子ユーザーにならないという保証はありません。
えりちゃんでした。