こんにちは。車椅子ママのみっちゃんです。
車椅子親の心配ごとのひとつに、救急車同乗可否の問題があります。
私の長女が、目の周りを怪我した際に救急車を呼んだことがあります。
その時は近くに住む義父に助けを求めました。
私は同乗せず、義父が同乗し、
私は保険証など必要なものを自宅にとりに行ったあと、すぐに車で病院へ。
命に別状はないことは分かっていたのですが
やはり心配に変わりはありません。
車中はとても不安な気持ちを抱えていたことを思い出しました。
車椅子親は救急車に乗って子どもに同行できるのか
子どもと一緒にいるときに、事故や怪我などで
万が一子どもを救急車で運ばなければならない状況になったとき、
自分は同行(同乗)できるのかどうか。
子どもと車椅子親しかいなかったら?
誰かに助けを呼べる状況になかったら?
救急車で搬送されなければならないとき、
そばにいてあげられなかったら・・と思うと
お互いに心細い思いをすると思いませんか?
東京消防庁の広報へ問合せたところ、丁寧に返答を頂きました。
以下、返答の原文からです。
ご質問の件ですが、救急車への同乗は、家族等の関係者がいる場合は、同乗を求めていますが、その可否は、搬送される方の症状、緊急性、救急活動環境(車イスを積載したことによる活動上の障害を含む)、同乗することによる安全上の問題等を考慮し、総合的に判断いたします。救急車の構造上、車イスのまま、救急車に乗車することはできませんので、同乗が可能な場合は、救急車のイスに移り、シートベルト等で安全を確保していただきます。このため、次の状況では救急車に同乗できない場合があります。・ 搬送される方の症状が重く、緊急性が高い場合・ 同乗する方の安全確保が困難な場合・ 車イスを積載することにより救急活動の継続が困難な場合・ 同乗する方の車イスを積載するスペースがなく、搬送先の医療機関で代替の車イス等の確保ができない場合・ その他、現場の状況等から救急隊長が同乗困難であると判断した場合搬送される方への対応を優先しますので、救急車の同乗が困難であると判断した場合は、同乗を予定していた方の連絡先を伺ってから医療機関に向かいますが、その方の医療機関に向かう代替手段を救急隊が確保することはできません。また、屋外等で発生した救急事象に際し、車イスを積載することができない場合は、付近に協力していただける方がいらっしゃれば、その方に、いない場合は、警察官等に車イスの保管をお願いする場合もありますが、消防機関が積載できなかった車イスを別途ご自宅又は医療機関に搬送することはできません。ご要望に可能な限りお応えできるよう努力いたしますが、これらのような状況になってしまった場合に備えていただくため、協力していただける方々との連絡手段、移動方法等を事前に確認しておいていただけると、より迅速な救急搬送につながるものと思います。
車椅子親の私たちに出来ることは「繋がり」を作っておくこと
救急車に同乗できるかどうかは、
その時の状況や、
車椅子ユーザーの障害程度、
車椅子の形状にもよるので、一概には言えないようです。
子どもの友人のお母さん・お父さん、
地域の民生委員の方、
お隣に住んでいるご近所さん、
そのほか、信頼をおける人に
連絡先を聞いておいたり、
緊急時の手助けをお願いしたいことを伝えておく。
自分だけで何とかしようとせずに
周りに協力をお願いできるよう準備しておくことが大事と思いました。