ウィルチェアファミリーチャンネル

当ブログにご訪問ありがとうございます! 【wheelchair family channel 】ウィルチェアファミリーチャンネルです。 車椅子ユーザーでも臆せずパパママになれる社会にむけての情報をメインに発信しております。当たり前ですが、車椅子ユーザーでも家庭を持って子育てができます。 少しの工夫をみんなで共有して大きな愛のある生活を手に入れませんか?

受傷は突然に

 

こんにちは、えりちゃんです。

子どもの頃にはなったことあるらしいけど記憶のある中では初めての中耳炎になり、現在左耳が難聴です。

 

からの、お子も中耳炎で40度の熱をだしています。

 

そんな中更新します。

育児放棄ではありません、お子は解熱剤を使用し寝ています。あしからず)

 

 

 

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受傷は突然に

 

 

 

突然相方が大きな怪我をすること。

とある瞬間から急に相方が障がい者

 

自分たちはないと思ってるやろけど、誰にでも起こりうることです。

 

 

受傷した当人はもちろん、相方もその瞬間から人生めっちゃかわります。

急に一生連れ添う(つもり)の人が障がい者やで。

 

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覚悟できてるひととかおらんやろ。

明日から相方の便処置する覚悟できてるで!移譲介助もばっちりやで。もう研修うけてるからな!仕事も任せてや。寝たきりでも車椅子でも杖でもなんでもこいやで楽勝ぷ~!とか思いながら生きてる人おったら神やわ。

 

 

しかも「受傷したよ~」って連絡きたら「まじか~」ってそのまま引きこもって悲しみに暮れてられへん。

 
病院で手術の説明を受けなあかんし、大きな決断をしなあかん場合もある。
(知り合いは足を切り落とす決断を迫られました。受傷した当の本人は意識不明で相談できず、配偶者は判断を委ねられます。)

 

 

ショックで寝れへんし食べられへんし頭整理できんと意識朦朧としてるのに事務手続きはまってくれません。
入院や手術の手続きはしかり、労災なら労基と話をしなければいけなくなります。


そして、本人が一番つらいんやから、わたしまで悲しんでたらあかん。と心を強く持って本人と対面する方が多いはずです。

 


マジで、しんどいです。

 


旦那さんが受傷した1ヶ月後くらいにわたしは悪阻で水1滴たりとも飲めず、点滴でも嘔吐するという状況になり入院したのですが、旦那さんの事故による精神的なショックが主な原因だろうと主治医の先生はおっしゃってました。

 

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抱え込みすぎて処理できへんかったんやと思います。

たぶん自分が思ってる以上に堪えてたんやろうな。よくがんばったよあのときの自分。

 

 


助けてくれた方々

 

▼看護師さん
幸か不幸かわたしも悪阻で入院することとなりましたが、そのときの看護師さんには大変お世話になりました。
わたしが心中を話しやすいように個室にしてくれたり、泣き崩れてもそっと抱きしめてくれたり、延々と話を聞いてくれたり。


思いっきり甘やかしてくれました。


今思えば思う存分吐き出すところがある、それだけで救われたように思います。

 

退院をした後は看護師さんと関わることが減りましたが妊婦健診で病院に行くたびに気にかけてくれていました。

(いまも子どもの健診で行くと声をかけてくれます。)

 

 


子育て支援の衛生士さん
出産後は改めて心のバランスが崩れることが多くなり(一般的な産褥期)子育テッテナニ介助ッテナニワタシハダレ状態に。

そんなときに担当の衛生士さんが電話で話を聞いてくださったり一緒に泣いてくださったりしました。

(いまは異動になってしまったけど)

 


▼機関包括センター
身障手帳やその他のいろはがわからなさすぎて資料を読みあさり、わからないところはマーカーを引いてお役所の地域福祉課に通っていました。

そのときに機関包括センターを教えていただき、いろんな相談、ヘルパーさん探しややりとりをしていただきました。

(これからもお願いする予定。)

ヘロヘロの中知識のある方が相談や事務的なことを引き受けてくれたことは本当にチカラになりました。

 

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もちろん家族や友達にも救われました。

運転できる状態じゃなかったから毎日のように旦那さんの病院に送り迎えしてもらったり生活面や手続き面でサポートしてもらったり。

夫婦そろって入院してる時期が2ヶ月強あったしな。

ほんまにありがとうございました。

 

 

ただ、わたしは(かなり)意地っ張りなので自分の親の前ではできる限り気丈に振舞っていた側面はあります。

そういう意味でプライドなく泣き崩れることができる場所があってよかったと思います。

 

 

同じ境遇のかたへ

 


厳しいかもしれませんが正直言って、誰も的確なアドバイスをしてくれるわけでもないし、誰も相方のけがを治してくれるわけでもないし、誰も時間を戻してくれるわけでもありません。

 


自分が事実を受け止める以外解決策はないかと思います。

 

 

たぶんみんなわかってるんやんな。

でもホイそれと受け入れられへんからしんどいんよな。

 

 


わたしの場合は相方の受傷から1年半経過しました。

が、当時を思い返すといまだに涙がでます。


気がゆるむと、ふと目がうるんでいることがあります。
わたしはまだ乗り越えてないんだと思います。


それでも時間は過ぎるし生活せなあかんから子育てをし、仕事をしてます。

 

誰かに当時の話を聞いてもらうことは減りましたが、乗り越えたいうよりも考える時間が減ったという方が正しいのかもしれません。


万が一、最近相方が受傷して途方にくれている方がこのブログをみているとしたら、ぜひコメントください。

 


一緒に途方に暮れましょう。(おい)

 


受傷した方の悲しみに寄り添うことを最優先にされている方をよくお見かけします。

 

 

お互いの悲しみや苦労を天秤にかけることはできませんが

突如相方が受傷したどうしようもない悲しみもはかりしれません。

 

 受傷した相方に遠慮して抱え込まないでください。

わたしもまだまだ初心者ですが、介助疲れや相方が受傷をして途方にくれているこねこちゃんたちはぜひひとりではないことを知ってほしいです。

 

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まだまだ非力ではありますが、一緒に心が楽になる方法を共有していきましょう。

 一時的な話じゃなくて一生のことやしな。

 

まだまだ語りたいところですが、夜中2時からぐずっているお子を看ていたのでお子が寝ているいまのうちにわたしも横になります。


徒然なるままに、えりちゃんでした。