ウィルチェアファミリーチャンネル

当ブログにご訪問ありがとうございます! 【wheelchair family channel 】ウィルチェアファミリーチャンネルです。 車椅子ユーザーでも臆せずパパママになれる社会にむけての情報をメインに発信しております。当たり前ですが、車椅子ユーザーでも家庭を持って子育てができます。 少しの工夫をみんなで共有して大きな愛のある生活を手に入れませんか?

【実話】脳性麻痺のママ妊娠出産体験談

 

 

この障害だからこう!

 

脳性麻痺だから

 

脊髄損傷だから

 

車椅子だから

 

杖だから…

 

みたいに決めつけれるようなものではなくて

体にハンディを持ちながら親になる人たちには

共通した困難さがあって

それぞれの経験はきっと誰かの役に立つんじゃないかなと思います。

 

 

そんな思いから体験談を語ってくれた小川さん。

 

とても大切なお話がここにあります。

 

ぜひ手を休めて、覗いてみてください。

 

 

 

【祝】おは戦1周年

 

緊急事態宣言が終わるまで、少しでも皆様が明るくなりますように。とはじめたTwitterのおは戦。

 

 

記念すべき第1回目の投稿はこちら。

 

 

2020年4月11日が初めての投稿。

 

 

と言うことは…

 

 

あれよあれよと1年が経ちました!

 

 

本来は緊急事態宣言終了とともにおは戦を終わる予定でした。

のですが、予想外に反響をいただいたのでそのまま続けることなったというありがたい経緯があります。

 

おは戦には車椅子ユーザー家庭一問一答も組み込み、ちょっと気になる車椅子ユーザーの家庭も発信。

 

 

そういえば、という些細な疑問に答えていきました。

さらには、車イスでパパママやってて思うことシリーズ。

あー!あるあるー!!というネタを発信。

 

 

皆様のおかげで、1年も続けることができました。

本当にありがとうございます。

 

これからもどうぞ、引き継ぎ宜しくお願いします😊

 

 

 

文明の利器が頸損を救う

 

理科や化学の通知簿は、5段階評価の3でした。

可もなく不可もなく、どちらかといえば、あまり得意ではない。

 

なので、ロボットをつくったり、研究をするひとは尊敬します。

プラレールの電池を入れ替えるくらいしかしていないわたしには、3回生まれ変わっても何も発明できそうにない。

 

そんな偉い人たちが作ったものは、社会にとって重宝されているし、頸損の旦那様の生活を充実させてくれている。

 

どうも申し遅れました、えりちゃんです。

 

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世の中には便利なものがたくさんあります。

 

電話もその中のひとつ。

わたしが子どものときはまだ固定電話が主流で、中学生のとき彼氏からかかってくる電話を親がとらないかドキドキしていた甘い記憶もある。

 

今はひとり一台携帯電話、固定電話を置かない家庭も少なくありません。

ポケベルからPHS、携帯電話、スマホとどんどん進化している、世の中に必要とされた通信機器だ。

 

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写真はあえてのウィルコム

 

皆さんにとってもそうなんでしょうが、ボタン操作を苦手とする頸損旦那にとって、スマホは画期的な逸品ということはおわかりいただけるでしょうか。

 

顔認証とか、スクロールとか。

指にちからがはいらない場合、ひとつボタンを押すだけでも時間がかかる。

そのボタンが、タッチパネルとなり、ふれるだけで操作することができるって負担軽減快適空間。

 

アップル社さん、本当にありがとうございます。

 

 

 

画期的な逸品と言えば、へいSiri!みたいなやつも。

 

声だけで電気つくってすごいよな。

機械音痴で設定してないけど。

 

いずれ導入したい。

 

 

 

そういう電子系統はもうすでにいろんなところから脚光をあびている名品やけど、数年前に発売されたアレ。

 

洗濯のジェルボール

 

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これがいかに素晴らしいかを力説させてください。

 

洗剤の基本は、(わたしの場合)粉だ。

その次が、液体。

 

粉は計量スプーンがついています。

粉を入れるには、スプーンを使う必要がある。

 

手に麻痺のある場合、スプーンをつかめない。

握力ゼロの旦那さんはスプーンを使うとき、グローブが必要になる。

 

仮にグローブをつかったとしても、付属の計量スプーンは小さくてすくいにくい。

他の入れ物に入れ替えたりスプーンを別途購入すると使えるかもしれないけど、できるものならノーマルパターンで使いたい。

 

 

 

液体洗剤は、キャップがあります。

 

洗剤を利用するには、

キャップをくるくるまわしてはずし、

キャップに向かって液体を注ぎ入れ、

液体の入ったキャップを持ち上げ洗濯機にいれる

という、極めて高度で繊細な手捌きが必要。

 

万が一液垂れやこぼしたら、掃除が大変。

掃除をするにも、床が届かない事件や雑巾絞れない事件等、いろんな局面に出会すので、できればリスクは抑えたい。

 

 

そんなところに流星のごとく登場した、ジェルボール

値段は割高だが、ひとつずつに分かれているので、まず、計量する必要がない。

これだけで5馬身リード。

 

つまむだけで、洗濯ができる。

つまむって、手に麻痺あるんじゃね?握力ゼロなんじゃね?となったかもしれません。

 

ではここで体験してみましょう。

指の力を抜いてだらっとしてください。

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だらっとした手を、手首だけの力でくっと上に持ち上げてみてください。

指が自然と近寄って、つまむ形になりませんか?

(個人差あり)

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力は入っていないけど、この原理をつかって、かるーいものなら掴めたりもするんです。

 

ジェルボールは、まさにこの原理を使えばつかめるもの。

大きさも、重さも、さわったときの素材も(すべりすぎない)、最&高なんです。

 

設計者の家族に頸損の方がいてたんかな?と思うくらい使い勝手がいいです。

(個人差あり)

 

ちなみにジェルボールは海外が発祥なようですがP&Gが日本に持ち込んでくれたそうです。

 

時短家事が目的だったよう。

1億個売れた新型洗剤 「精神的な時短」がヒットの鍵|NIKKEI STYLE

 

ありがとうP&Gさん!頸損にも最高だよ!

ユニバーサルデザインに認定したい。

知らんけど多分これは、目が不自由な方にも、最高ではないのかな。

知らんけど。

 

介助用品はもちろんですが、普段の生活の中で、なんら変わらない商品も実は使い勝手がいい!なんてこともあります。

 

これからもどんどん、こんな利器が発明されるように祈りながら、待ち続けます。(あくまで消費者。)

 

 

ではまた。

 

 

 

8020運動で介助負担減!

 

 

8020運動をご存知ですか?

 

1989年(平成元年)より厚生省(当時)と日本歯科医師会が推進している80歳になっても20本以上自分の歯を保とうという運動です。

 

 

こんばんは、えりちゃんです。

 

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わたしはすごくビビっています。

 

四肢麻痺の旦那さまが入れ歯になることを。

 

握力ゼロやけど、入れ歯、自分で入れられるんかな。

それともわたしが介助の方法覚えなあかんのかな。

 

入れ歯の介助ってなにするん?

 

 

少なくともポリデント買って来なあかんよな。

 

ポリグリップを入れ歯にぬって、くってけて。

寝る前にはベリっとはずすんかな。

 

 

やれと言われたらやるけど、できるだけやりたくはない。

というか、やることを防ぐこと、遅らせることができることやと思う。

 

ということで、旦那様には3ヶ月に1回は歯科検診に通ってほしいと伝えています。

 

自分で管理ができるのに、おざなりにして歯を劣化させ、介助を求める。

というのは個人的にちょっと違うと思ってて。

 

自分の歯は自分で守ってほしい。

守ったうえで入れ歯になったのであれば、介助は仕方がない。

 

 

頸損の方々は歯医者さんに通っているのでしょうか?

 

もしまだの方は今からでも遅くないかと思います。

 

是非歯科検診に行ってみましょう。

バリアフリーの歯医者を探すことからはいりますが。)

 

 

息子の卒園時に、保育園に入れた時の心境を振り返る。

椅子ママのみっちゃんです。
先日、息子が幼児園に入学しました。

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上の二人と違って、息子は小さい頃から
ベビーホーム(0〜3歳までの保育園)に通ってました。
 
それはなぜかというと、
私が大変だったからに他なりません。
 
 
その頃は仕事はしていませんでした。
それでも、
保育園に頼らざるを得ないくらい、
私は育児に疲弊していました。
 
あまり言ってこなかったですが、
3人育児の3人目が私にとってはいちばん大変と感じていました。
 
3人目にもなれば慣れて、平気の楽ちんになる?
 
いや、そんなことはありません。
子一人一人性格も違うしタイプも違うから、
それぞれに山あり谷ありです。
 
そんな中でも3回目の妊娠出産は自分の体調の変化が大きく、
妊娠中は手根管症候群に悩まされたり、
出産してからもすぐ腎盂腎炎に罹って入院する羽目になったり、
しばらくしてもずーっと腰が痛くて整形外科に通院したりと、
体のガタをひしひしと感じていました。
 
産後は免疫力が低下するし、
骨盤が歪んだから痛むのは仕方ないと言えばそれまでなのですが、
今までに経験したことのないくらい
自分の体が衰えたと身に染みて感じたんです。
 
それに加えて、なかなか寝ない我が子。
不眠の私。
家事育児に自分のお世話。
 
 
夫も義父も実家の母も、
子供たちもヘルパーさん達も手伝ってくれますが、
夜がどうしても辛かった!!
ろくに眠れない夜が数ヶ月続いた。
精神的に不安定になってしまい、これはいかんと保育園に入れました。
 
保育園は、
幸いにもスムーズに入ることができました。
 
でも、最初は子どもを入園させることに罪悪感がありました。
 
仕事もしてないのに、子どもを保育園に預けている。
もっと私が頑張れば家でお世話できるかもしれないのに。
私が保育園に入れた一枠のために、
仕事を諦めたり犠牲になった人がいるかもしれない。
夫も、子どもが可哀想だと言うこともあった。
 
やっぱり私が悪いのかもしれない。
 
こんなことをぐるぐると考えては、自己嫌悪していた時期がありました。
 
 
やがて体が回復して、幸いにも仕事にありつけて、
在宅勤務しながら保育園に子どもを預けるという
理想的な環境に身を置くことができ、
やっと以前の自己嫌悪から抜け出せました。
 
今考えると、私は頼るべきところにちゃんと頼った。
それだけだったのです。
 
私が死ぬ気で頑張って頑張って、
得られるものもあったかもしれませんが、
(無理ができるようになるとか、自信がつくとか。。)
同時に失う可能性もありました。
 
心のバランスを崩して、子どもに当たってたかもしれない。
体調を崩して、まともにご飯も作れずに育児できなかったかも・・
 
そんな状況を避けられたのだから、
私は私の選択を責めなくても良かった。
 
子供のお世話に手を焼いているママも、
これからママになりたい人も、
障害が理由で甘えているとか、
できないことを人に押し付けているとか、
あんまり考えすぎないでください。
自分が子どもに愛情をかけられる環境を整えるのは
ママ自身だけれど、
一人でどうにかしようなんてムリなんです。
 
3年間保育園に通ってくれた息子には感謝しています。
登園を嫌がることもあったけれど、
最後のほうはお友達とお手紙交換をしたりして楽しんでいたし、
女の子にもハグされるくらい打ち解けてた。笑。
先生にも大きな声であいさつをして、
自分から話しかけられるようになってた。
シャイボーイと言われてた子が。
 
 
なので、たくさんの人に愛情をかけてもらえて
のびのび育ってくれたから、保育園に通わせて良かったです。
色々な体験をさせてもらえて、家族以外の人たちとも心通わせることで、
息子はぐっと成長したと思います。

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新しい幼児園でも、新しい仲間と楽しく過ごして欲しいと思います。
今のところ、泣きながら登園していますが。
バス停からの引き渡しは、しばらくすったもんだになりそうです。

【祝】Twitterフォロワー様800名!

 

こんばんは!

いつもウィルチェアファミリーをありがとうございます😊

 

ご存知の通り、ウィルチェアファミリーでは様々なSNSを利用しています。

 

 

このはてなブログをのぞいてくださる皆さま、本当にいつもありがとうございます😊

皆さまの⭐️やブックマークはとても励みになります!

 

 

そして今回のご報告。

 

その情報発信SNSのひとつ、Twitterですが

 

 

 

フォロワー800名をこえました!✨

 

分厚い800名の壁で、790人から3歩進んで2歩さがる…と行ったり来たりしていました。

800という数学になったときはもう感無量で😭

 

少しずつですが、皆様に有益な情報をお伝えできるようこれからもメンバーで力を合わせて発信していきます🌸

今後ともよろしくお願いします😊

 

 

今健常者でも、明日はわからない。

 

 

今世間で論争が起きているツイートがあります。

 

 

賛否両論、いろんな意見が飛び交っています。

 

個人的な意見をここに書くつもりはありません。

 

 

ただ、これだけは言わせてください。

 

 

 

誰でも車椅子ユーザーになり得ます。

 

 

他人事ではない。

そこだけはわかっていてほしい。

 

 

今、健常者だとしても

(健常者という言葉は好きではないですがあえて書きます)

明日は車椅子がないと生活できないかもしれない。

 

 

今、階段を使えても

明日はスロープがないと身動きとれないかもしれない。

 

今、立ち小便ができても

明日は多目的トイレでないと用をたせないかもしれない。

 

今、どこにでも駐車できても

明日は条件が揃わないと車から乗り降りできないかもしれない。

 

今、5分で行ける場所も

明日は15分かかるかもしれない。

 

 

 

ターニングポイントは突然訪れます。

特別、があるわけではない。

 

 

海で遊んでいるとき。

 

山で遊んでいるとき。

 

仕事をしているとき。

 

スポーツをしているとき。

 

自転車に乗っているとき。

 

運転しているとき。

 

歩いているとき。

 

風邪をひいたとき。

 

出産をしたとき。

 

老いたとき。

 

 

 

非日常ではなく、日常を生きていたそのとき、車椅子ユーザーになることもあります。

 

誰にでも、起こりうるんです。

 

信じがたいでしょうけど、起こるんです。

 

 

わたしの旦那様は健常者として30年歩んできました。

行きたいところにはなにも考えずにいけるし、食べたいものは食べたいだけ食べられる。

寝坊して慌てて走ることもあれば、お腹が痛くなってトイレに駆け込むこともあった。

 

でも、ある一瞬を境に、それはすべてできなくなった。

 

行きたいところに行くには事前確認が必要になり、食べたくても空腹や満腹の感覚がわからないから恐る恐る口にするようになり。

 

寝坊をしたら走れないので予定は変更、お腹が痛いという感覚もわからないから急に失便をしかねない恐怖。

 

 

頭の片隅に置いていてほしい、もしものこと。

 

本当に、誰でも、車椅子ユーザーにならないという保証はありません。

 

 

えりちゃんでした。